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発動イニングが決まっている特殊能力は9回制以外の試合の場合いつから発動するのか(投手編)【パワプロ2022】【WBSCパワプロ】【パワポケR】

皆さま、おはようございます。こんにちは。こんばんは。
先日WBSCパワプロのチャンピオンシップをプレイする中で「発動イニングが決まっている特殊能力は3回制の場合、いつ発動するのだろうか」と疑問に感じました。
そこで今回は【投手編】として、1~8回の各イニング制における「ギアチェンジ」「立ち上がり○」「尻上がり」「要所○」「寸前」の発動タイミングを検証し、その結果をご紹介いたします。

なお、検証結果だけ知りたい方は目次から「◆結果まとめ◆」をクリック(タップ)していただければと思います。

※「スロースターター」と「トップギア」は「立ち上がり〇」と、「終盤力」は「尻上がり」と発動条件が同じであり、検証結果も同じになると推測されることから、これらの特殊能力の検証は割愛しました。それぞれ立ち上がり◯・尻上がりと検証結果は同じであるとお考えください。
また、検証はパワプロ2022を用いて行っていますが、WBSCパワプロやパワポケRでも同様であるとお考えください。


◆各特殊能力の発動条件・効果◆

今回発動タイミングを検証する各特殊能力の9イニング制の場合の発動条件と効果は以下のとおりです。※検証を行わない上位特殊能力等も併せて掲載しておきます。


◆検証方法◆

今回検証する特殊能力すべての発動タイミングをまとめて検証するため、以下の状況下で検証を行いました。

・先攻で初回に得点し、その後必ず1~3点のリードを保つ
・守備時、必ず最初に申告敬遠でランナーを出す

この状況であれば「ギアチェンジ、尻上がり(終盤力)、寸前、要所○」の発動条件であるリード時が満たされ、かつ「ギアチェンジ、要所○」のランナーがいることという発動条件も満たされます。

そしてこの検証には、「ギアチェンジ、尻上がり、要所○、寸前」を持つ以下の投手を用いました。


◆検証結果◆

それでは以下に検証結果を掲載いたします。

1イニング制の場合

・1回ウラ:ノーアウトで「寸前」が発動
・1回ウラ:ワンアウトで「立ち上がり○」が消滅
・1回ウラ:ツーアウトで「尻上がり」「ギアチェンジ」「要所○」発動


2イニング制の場合

・1回ウラ:ツーアウトで「立ち上がり○」が消滅
・2回ウラ:ノーアウトで「寸前」「ギアチェンジ」「要所○」が発動
・2回ウラ:ワンアウトで「尻上がり」発動


3イニング制の場合

・1回ウラ:ツーアウトで「立ち上がり○」が消滅
・2回ウラ:ワンアウトで「ギアチェンジ」「要所○」が発動
・3回ウラ:ノーアウトで「寸前」「尻上がり」発動


4イニング制の場合

・2回ウラ:ノーアウトで「立ち上がり○」が消滅
・3回ウラ:ノーアウトで「ギアチェンジ」「要所○」が発動
・3回ウラ:ツーアウトで「尻上がり」発動
・4回ウラ:ノーアウトで「寸前」発動


5イニング制の場合

・2回ウラ:ワンアウトで「立ち上がり○」が消滅
・3回ウラ:ワンアウトで「ギアチェンジ」「要所○」が発動
・4回ウラ:ワンアウトで「尻上がり」発動
・5回ウラ:ノーアウトで「寸前」発動


6イニング制の場合

・2回ウラ:ワンアウトで「立ち上がり○」が消滅
・3回ウラ:ツーアウトで「ギアチェンジ」「要所○」が発動
・5回ウラ:ノーアウトで「寸前」「尻上がり」発動
・6回ウラ:5回に続いて「寸前」発動


7イニング制の場合

・2回ウラ:ツーアウトで「立ち上がり○」が消滅
・4回ウラ:ワンアウトで「ギアチェンジ」「要所○」が発動
・5回ウラ:ノーアウトで「寸前」発動
・5回ウラ:ツーアウトで「尻上がり」発動
・6回ウラ:ノーアウトで「寸前」消滅
・7回ウラ:ノーアウトで再び「寸前」発動


8イニング制の場合

・3回ウラ:ノーアウトで「立ち上がり○」が消滅
・4回ウラ:ツーアウトで「ギアチェンジ」「要所○」が発動
・5回ウラ:ノーアウトで「寸前」発動
・6回ウラ:ノーアウトで「寸前」消滅
・6回ウラ:ワンアウトで「尻上がり」発動
・8回ウラ:ノーアウトで再び「寸前」発動


◆結果まとめ◆

上記の検証結果をまとめると下表のとおりとなります。

「寸前」だけはイニング数が変わっても「5回と最終回に発動する」という条件は変わっていませんが、それ以外の特殊能力は発動タイミングが変わっています。

◆発動タイミングの法則◆

検証結果より、9イニング制以外の場合における発動イニングが定められている各特殊能力の発動タイミングは以下によって求められると考えられます。ここでは「ギアチェンジ」を例とします。

通常、野球は9イニング制で試合中に27個のアウトを取るスポーツです。
また、ギアチェンジは通常5回以降に発動します。言い換えれば27分の12(=9分の4)のアウトを取ったあとから発動すると言えます。
そして検証ではギアチェンジは3イニング制の場合2回ワンアウト以降に発動しました。言い換えれば9分の4のアウトを取ったあとから発動したと言えます。このように、試合全体のイニング数が変わっても「9分の4のアウトを取ったあとから発動する」という点は変わりません。したがって「試合全体の何分の何が終わったら発動するのか」と考えれば、イニング制別の発動タイミングを覚えておかなくても簡単な計算で求めることができます。

[補足]
3イニング制の場合は計算が合いましたが、他のイニング制の場合はそうもいきません。例えば6イニング制の場合ギアチェンジは3回ツーアウト以降、すなわち18分の8(=9分の4.5)のアウトを取ったあとから発動しました。野球のアウトカウントに「0.5」という概念はありませんので分子が小数点になると戸惑うかもしれませんが、そもそもギアチェンジは「5回以降(=試合全体の9分の4のアウトを取った次のアウトカウントから)発動」という条件です。つまり、6イニング制においては、9分の4以下の数値である「18分の7(=9分の3.5)」となる3回ワンアウトではなく、9分の4より大きい数値である「18分の8(=9分の4.5)」となる3回ツーアウトからギアチェンジが発動するということです。計算の中で小数が出てきた時はこうして発動タイミングを求めると良いと思います。


以上、9イニング制以外の場合における「ギアチェンジ」「立ち上がり○」「尻上がり」「要所○」「寸前」の発動タイミングをご紹介しました。

パワプロは新たな作品が発売される度に特殊能力が増えており、今後発動イニングが定められた新たな特殊能力が登場することもあると思います。そんな時は本記事でご紹介した内容をもとに各イニング制ごとの発動タイミングを推測し、対戦やチャンピオンシップ等をプレイする活かしていただければ幸いです。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

【同シリーズの作成済記事:よろしければこちらもごらんください】
発動イニングが決まっている特殊能力は9回制以外の試合の場合いつから発動するのか(野手編)

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