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ルーティンすら知らなかった素人があきばっか〜のvol.24を観に行った話〜バトル編〜

この記事では、主に私が個人的にやべ~~~な!と思ったダンサー様たちのバトルを紹介していきたいと思っていたのだが、前提となるバトルに関して書いていたところ長くなってしまったので、記事を分けることにした。
前回の記事の繰り返しになるが、私はダンスバトル自体ほぼ初見の超ど素人であるため、あくまで個人の感想であることをご承知おきいただきたい。

 
まずは前回説明しきれなかったバトルの詳細から触れていきたいと思う。

「あきばっか~の」が開催される川崎クラブチッタのフロアには、白い線で4つの四角いサークルが作られており、参加チームはそのA~Dのどれかのサークルに割り振られている。初戦は同じサークルのチーム同士がバトルする。バトルがスタートするとDJが選曲した音楽(あきばかは必ずA-POP)が流れ始める。前回も書いたがその瞬間まで何の曲がかかるかは参加者も含め全員知らないため、曲によっては流れた瞬間にフロアがウオオー!と大盛り上がりしたりする。見ている側はただただその選曲に歓喜するだけでいいのだが、バトルサークル内にいるダンサーたちはそうはいかない。大好きな曲であろうと全く知らない曲であろうと即興で踊らなければならないという緊張感がある。


先攻後攻を決めてから始めるイベントもあるが、あきばかは決めない。2on2なので4人のうち1人でもこの曲知ってる!となれば即座に踊りだすことができ、先に1曲目の最初に踊り出た方のチームが先攻となる。やったー!この曲踊りたい!と我先に出る場合もあるが、見ていた限り最初の20秒くらいまでは、チーム内でこの曲をどちらが踊るのか話して決めている場合の方が多かったように思う。バトル開始から30秒ほどたってもどちらのチームも動かない場合は、MCがペットボトルを回しキャップが指した方のチームが先攻となる。先攻後攻どちらがいいのかというのは、やはりより曲を長く聞くことができる後攻の方が有利だと思うが、そう単純に言えるものではないとも感じた。この件に関しては後述する。

「あきばっか〜のvol.24 予選ダイジェスト」



あきばかの予選では1バトルに2曲かかり、チームから1人ずつ1ムーブ踊って曲がチェンジされる。1ムーブとは、本来ブレイクダンスにおける用語であるが、バトルでは1人の踊り始めから終わりまでのことを表す。制限時間が決まってるイベントもあり、たとえば30秒の場合その間に自分のムーブを収める必要がある。が、あきばかでは決まっていないため、自分が思うままに終わりを決めていいのだ。もちろん人によって1ムーブが長かったり短かったりがある。あきばかはとくに自由度の高いダンスバトルイベントだと言えるだろう。とにかく1曲目をチームから1人ずつ踊り終えたら2曲目が始まりまた1人ずつ踊る。1曲目と先攻後攻の順番は基本的に変わらない。1ムーブの長さは人それぞれなため終わるのもバラバラ。4つすべてのサークルが終わった時点でバトルが終了するという流れになっている。

 
先攻後攻を先に決めるイベントではじゃんけんに勝った方が後攻を選ぶチームが多い。どんな曲がかかるかわからないため自分の番の前に曲を聞けるメリットがあるからだろう。歌詞やメロディ、リズムを聞きながら即座に踊りださなければいけない先攻はやはりやや不利なのかもしれない。
先攻の良いところは最初のサビでキメて終えられるところではないか。あきばかは秒数が決まっていないためサビの後まで踊っても全く構わない、より自由にフィニッシュを決められる印象がある。その点後攻は先攻が終わった途中から踊り出さなければならないし、曲の後半になるのでテンポが変わったり転調したりなかなかサビに入らなかったり、曲の最初の印象とは異なることも多いので予想しづらいのではないかと思う。先攻がいいムーブをかますとそれを上回らないといけないというプレッシャーもある。そのため一概にどちらがいいとは言えないのだ。

めちゃくちゃかっこいい予選のオクトさん



また、もちろん自分の番に知っている曲や大好きな曲が流れたときのダンサーは強い。音ハメ歌詞ハメがびしびし決まっていく様は見ていて本当にわくわくする。知っているいないでは動き方が全く違うため審査員からは「知っててこのムーブか」と思われる可能性もあると考えると、みんなが知っている有名な曲を踊るプレッシャーもあるのではないかと感じた。ただいろんな曲を知っていればいるほど有利なのは間違いないのであきばかの場合アニオタであればあるほど気持ちの乗った良いムーブが出せるのだと思う。
ちなみにタイトルにもある“ルーティン”とは、事前にチームで決めていた振付のことであり事前に練習していたその振りをバトル中に2人で踊ることである。即興なのになんでこんなに曲に合う振りがなぜできるのか!?と今でも謎なのだが、多くのチームが息ぴったりのルーティンを披露していて驚いた。チームによっては観客も巻き込んで名物化しているルーティンもあり本当に楽しかった。“ルーティン”もダンスバトルの魅力のひとつと言えると思う。

最後のゴーヤ祭(異端児さん(@0itang)、ソレイユ翼さん(@soleil283))のルーティン 0:55〜



 
バトルについての説明が長くなってしまったが、次の記事こそ『あきばっか~のvol.24』で心奪われたダンサーさんたちを紹介したいと思う。
実は現在、4月3日(日)に開催される予定の『あきばっか〜のvol.25』現地観戦チケット、ツイキャス配信チケットが絶賛発売中なので興味のある方はチェックしてほしい。
今回もオクトさんが参戦するので私とはしもさんは現地で観戦します!めちゃくちゃ楽しみ!


『あきばっか〜のvol.25』→観戦チケット
                                    →ツイキャスチケット

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