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じめん。のショーケースを見て受けた衝撃の詳細 3/3

じめん。のショーケースについて書いています!前回の続きです。
YouTube動画3分30秒〜↓↓↓


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そしてまた例の拍子のタッタタッタタタで中央に集まり、最も“振付”らしいパートに入る。ロボットのようなカクカクとした動きやヒット、スローモーションはアニメーションの基礎と言っていい技で、4人にとっては朝飯前のムーブなのだと思うが、四つ足のスローモーションを4人で合わせてやろうとするあたりにじめん。の技術力の高さをばちばちに感じ驚くほかない。かっこよすぎる。勝手にオクトさんが振り付けたのではないかなと思っている大好きなパートでもある。

速い&カクカクなので動画見てください🙏

スローモーションしていたオクトさんがカッという音でフリーズする(めちゃくちゃ好きポイント)。ここから曲の雰囲気がガラッと変わり、まるで厳かなクラシックかのように弦楽器が鳴り始め、Tatsukiさんがその指揮者のように音もメンバーも操っていく。Tatsukiさんが振る腕とそれぞれの動きとメロディ・リズムとのシンクロ度合いがハマりすぎていて見ていてめちゃくちゃ気持ちいい。オクトさんがぐりんと首を回すところ、SO-BOWさんがジグザグに上がっていくところ、なだるさんが足を交差しながら払うところ、Tatsukiさんの腕が音に呼応して伸びていくところ、それぞれの個性がでていてとても良い…!
そして歌が始まるとともに一斉にスローモーション…!!見えない一本の軸で全員がつながってるとしか思えないほど同じスピードで、同じ体勢をキープし続ける姿も相まってブリキ人形のような精巧さを感じる。全体を通して言えることだが、この“見えない一本の軸”というのが音楽なのだと思う。同じ音楽を同じ深さまで聴き込んでいるからこそ「ここをこう合わせよう」という言葉がなくても自然と合う、それがこのシンクロニシティを生んでいるのではないだろうか。そりゃあ拍手も起こるわけである。「Fire!Fire!」で声が高くなると同時に身体がクックッと上がるのも好き。

そして最後の早口パートなのだがここからもすんごいことになっている…まずオクトさんは「神様がドアを叩くのドンドンと撃ち込まれ」という歌に合わせ、SO-BOWさんは奥の方で鳴ってるベースの音に合わせ、Tatsukiさんは新しく入ってきた一番高いメロディに合わせ、なだるさんもベースの音に合わせて動いているのだが、いつも歌しか聴こえていない私にとってはこの記事を書くまでどこの音を取っているのかまったくわかっておらず、ベースの音に気づいたときはこの音だったんだ!と鳥肌がたった。ダンサーさんたちの耳、良すぎ。重なっている音すべて聴こえていないとこんな音取りはできないはず。じめん。やオクトさんのダンスを見るようになってめちゃくちゃ深くまで音楽が聴こえるようになったくらい、ダンスが音を教えてくれる感覚がある。このパートはまさにそうで、4人それぞれの耳が拾った音を身体で表現しているのが伝わってくる。見れば見るほど聴けば聴くほどわかる面白さにものすごく感動した部分である。

速い&カクカクなので動画を見てください🙇🏻‍♀️


そしてショーのラストスパート!曲としてもアウトロなのだが一番の混沌っぷりを詰め合わせてぶつけられているようなもう何が何だかわからない不気味な音楽がガンガンと鳴っている、それに合わせてぐるぐるずるずるぎゅりぎゅりと赤く染まった4匹の生き物が儀式のように回り続ける異様な光景。その中でも一際目を引くのはやはりオクトさんで、狂気そのものが身体隅々を這いずって緊張をはらみ皮膚を引き裂いて放出されているような様相からどうしても目が離せない。力の入った指先や喉元、表情がこの混沌な音楽を表現していて本当にすごいし本当に好き…!!!このスピードで円を維持しながら地べたを這うじめん。の真骨頂が爆発している凄まじさをバチバチに感じる。
それを目で追うのに夢中になっているといつの間にか4人が横一列のポジションにつきスローモーションに入る。いやいやいやこの体勢でのスローモーションが綺麗に揃ってるのおかしいでしょ…ゆっっくり動きながらも軸がブレない筋力えげつない…!一番左のポジションのSO-BOWさんが裏打ちのカッに合わせて何かを投げると、なだるさん、オクトさんが続き、Tatsukiさんがそれに反応しずべっと落ちたまま「ゾンビゾンビ…」という歌詞に合わせて前へ這いずってくる。ここもまた4という数字のぴったり加減が気持ちいい。そしてTatsukiさん、オクトさん、なだるさんの首の動きを通ってSO-BOWさんに帰ってくる。途端に例のタッタタッタタタで一気に後ろを向きジャ↑ジャーン↓という最後の音に合わせて土下座finish。音の高低差と頭の高低差がばっちり合っている上に、さらに客席を背にして土下座というじめん。らしい終わり方を食らった観客からはその日一番の歓声と拍手がしばらく止まなかった。初めてのショーを披露したじめん。はイベント主催者から一組のチームに贈られるLALAPALOOZA賞を受賞し、多くの人を魅了したことが称えられた。観客全員が納得の受賞だったと思う。本当に素晴らしいショーだった。

速い&カクカクなので動画を見てください🥺


このショーを目撃した私も衝撃のあまり「すごかった」以外の言葉を失い、その状態を抜け出すべくこれを書きだしたのだが、結局「すごい」としか言いようがないほどの体験だったことを改めて実感した。書くためにすでに何度も見たショーの動画をまた何度も何度も見ることで新しい発見があったことはとても嬉しく、自己満足だが書いてよかったなと思う。ダンスの知識も音楽の知識もないためオノマトペだらけで押し切った文章になってしまったが、じめん。のショーの面白さが少しでも伝わっていたら嬉しい。
最後にこのショーからうまれたじめん。の「ゾンビメイカー」の踊ってみたを紹介して終わりたいと思う。こちらも高画質で完成度がはちゃめちゃに高い動画なのでぜひ、、!
ここまで読んでくださった方本当に本当にありがとうございました!!

オクトさん
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