色んなバタバタがあり、すっかりnoteを放置してましたが、2024年初投稿。

０．2月5日現在までのペイサーズ

さてあと3日でトレードデッドライン(以下TDL・・・例によって某夢の国ではありませんｗ)！
毎年この締め切り直前に色々トレードが動く訳ですが、周知の通り我がインディアナ・ペイサーズは少し前に課題だった大型Fとしてパスカル・シアカムを獲得しております。
しかも、一切若手プレイヤーやアンタッチャブル候補を出さずに💦
我がチームの社長ながらKP様の恐ろしさを感じます😅

参考までに、シアカムのトレードを表示すると、発表の時系列とは異なりますが、ニューオーリンズ・ペリカンズ(以下、NOP)との一見謎のトレードから始まります。内容は

IND獲得：カイラ・ルイスJr、2024年2巡目（この直前にジェームス・ジョンソンが解雇されてます）
NOP獲得：金銭

さてこのトレード、一見何の得がNOPにあるの？という話ですが、NOPはこのトレード以前では３Mサラリーキャップをオーバーしており、ラグジュアリータックスの対象となっていました。
カイラ・ルイスJrは５Mで、起用状況を考えても彼を放出すればラグジュアリータックスを回避出来るという事もあり、今回のトレードが成立。
※ちなみにニコラス武さんが見られた海外ニュースでは、この動きの可能性を鑑みてトレード候補のトップとなっていたようです。

さてこのトレードで獲得したカイラ・ルイスJr。
実はサラリーキャップ内で獲得している為、トレードパッケージに組み込む事が可能に！(通常トレードだと、単独トレードは出来てもパッケージ組み込みは不可)
これを利用し、わがKP様はカイラ・ルイスJrをサラリー合わせに組み込み、当初からトレード候補になっていたメンバーと指名権でトロント・ラプターズ(以下、TOR)からパスカル・シアカムを獲得してしまいました。
ちなみに内容は

IND獲得：パスカル・シアカム
TOR獲得：ブルース・ブラウン、ジョーダン・ウォラ、カイラ・ルイスJr、2024年1巡目２つ、2026年1巡目１つ

うん、ヤバいね👍

１．現在のペイサーズのロスター状況と弱点・改善点

前置きがめっちゃ長くなったけど、ここからが本題！
大型ウイングであり、ペイサーズに欲しかったオールスタークラスの二人目、リバウンダー、大型ウイングへのDF。とシアカムの加入で大幅にロスターの問題点が解決した。

1-1．現在のロスターと序列表

現在のペイサーズのロスター状況は以下の通り。
序列については、サンプルそのものは少ないもののバランスが良かった、本日行われたシャーロット・ホーネッツ戦を参照。
カッコ内はその前までの暫定序列。

1-2．ロスターの能力的課題とサラリー的な潜在的課題

今回ネムハードを、SG(シューティングガードというよりセカンドガードという表現がまさにいいだろう)に入れた事で守備面でのバランスやスターターのコントロール力は上がってくると思われる。
一方でセカンドユニットはお世辞にも守備力が高いとは言えず、特にヒールドはスターターに置くとハリバートンも守備力が高い方ではないので、バックコートが狙われ特にサイズもないヒールドはここの所、狙われやすくなっていた。
ここにおいて以下のサラリー表(表２参照)にある通り、ヒールドは現在18.5Mのサラリー、延長交渉が難航しているのもこの辺でサラリーを下げる事を伝えられたからと推測される。
ちなみに見ての通り、シアカムも現在の契約は今季限り、延長に前向きの雰囲気だが仮に契約する場合現在の内容か40Mは越える事が予想される。

そしてハリバートンとニースミスは新契約となり大幅なサラリー増
その為空きスペースは一気に小さくなる。

現状シアカムとヒールド以外ではトッピンとJジョンソンの来季の契約が決まっておらず、JスミスもPオプションの為、破棄からの新契約が予想される。
上記の表１で色を付けていたのはそうした理由もあり、トレード候補となる為。
ちなみに来季のキャップはほぼ今季と同じくらいの165Mくらいと予想されている為、そこからの計算で行けばシアカムを40Mで契約した場合残りのラグジュアリータックスまでのスペースは約20Mとなる。
当然来季も1巡目は無いとは言え、ルーキー獲得は予想されていて、その分のサラリーを考えると、インディアナがスモールマーケットという事もあり、ラグジュアリータックスを被るという事はまず考えられない。
噂されているウイングのスター選手獲得というのはまず考えられず、若手のウイングでのサイズアップ程度かなと考えている。
またトレード候補のヒールドはまず確定的、トッピンとJスミスについてはどちらか一人かなと考えていて、PF・Cも出来るJスミスの方が残す優先順位は高いかなと考えています。

２．🍏的獲得予想

2-1、MEM案

一つ目はメンフィス・グリズリーズを絡めた以下の案
ヒールド・トッピンを出して
ザイーア・ウィリアムスとルーク・ケナードを獲得。
バランス的にはこれが割といいのかなって思ってる。
指名権はこれについては無いか、交渉のし始めた側が出すんじゃないかな。
まあ出しても2巡目でいいかと思う。
ちなみにこれだと前述のサラリーが1stエプロンに掛かるけど、幸いケナード（ザイーアも）チームオプションの為、破棄は可能。
仮に残そうとしても低めで長めの提示なども考えられます。
ここで大きいのはザイーア・ウィリアムスが6'8(約2m4㎝)とサイズがある事。理想的な補強ポイントだし、B・マスリンがSGに戻ればロスターバランスもいい感じ。

2-2、CHI案

もう一つはシカゴ・ブルズとの以下のトレード案。
指名権がこれで足りるかわからないが、デローザンが今季限りなので、そこまで悪くはないのかも。
トッピンは制限付きFAなのでマッチも可能だし。
これは今季に力を入れる場合という条件付。
シアカムと異なり、さすがに延長させられないので💦
フィリップスは先ほどのザイーアと同じく6’8とサイズはあるので、未来への素材枠。
当然今季限りのレンタル要素も強い為、フィリップスを育てられる自信がある上でのかなりリスキーなトレード案と言える。

2-3、ORL案

最後はヒールドのみでオーランド・マジック案
本当はトッピン加えようと思ってたんだけど、ORL側からもう一人加える必要が出て来る為、今回は外し。
まあトッピンを他でもあるし、このパターンならJスミスと延長も出来なくはないので。
ちなみにハリスはレンタル扱い。オキキは延長してニースミスのバックアッパーとして育てるのは面白いかなって思う。

3．最後に

トレードデッドラインまであと3日。
バディ・ヒールドには感謝してるし、愛すべきキャラクター。
離れる事になるのが確定的なだけに、少し灌漑深い。
それでもペイサーズが強豪となる為に通らなければならない道。
ペイサーズが動くのは半々くらいの可能性と考えられてそうだけど、自分は動くかなと。

期待と切なさを持ちながらその日を待とうと思います。