ウィザーズの今後について

プレーイン以降になってしばらく書くこともないかなあって思ってたけど、案外と今後の他チームの考察の深入りも面白いかなと思ってきたので少し

1.今後が不安なチーム

この前からマーベリックスはカイリーが再契約を望まなくなったらどうなるんだろうって思ってたけど、今季割り切ったことで2023年1巡目の指名権を残したり、少し方向性は見えたのかなって思う。
まあまともな状況の契約下選手が少なすぎるので、なんとかしたいけど再生工場になれるようなコーチ雇ったりとかすれば少しはましになるかも。

それこそブレイザーズはデイムの契約など不安要素が大きいって言われてるけど、ここにしてもあくまでデイムに優勝をって方向性に対しては黄色信号なだけで、サイモンズorデイムをトレードに出す。シャープ中心に建て直すなど指名権を変に出してる訳ではないので多少フロントの構成は変えた方がいいかなと思いつつも大きな問題にはならないのかなってのが本音。

それより何より、色々ヤバいんじゃないの!?
って思ってるのは

ワシントン・ウィザーズ

ここについては色々あり過ぎて、八村が出ていたことに心底ほっとしてる自分がいるくらいなので、ここについて見えてる問題点と今後個人的にイメージする解決策を考えてみる。

2.ウィザーズの問題点

1)ビールの契約の重さ
まず第一に大きいのはチームのエースであるブラッドリー・ビールのSMAX契約の重さ。ウォールをロケッツに逃がしたりして解消できたと思うのにそれを繰り返すのだから救いようがない。
特に問題なのは最近の怪我の多さ。
この辺が結局チームをシーズン通じて維持できない要素になってるしね。
あとはキャラとして2WAY型でないスコアラーへのSMAXとか無駄遣いの何物でもないと思う契約に、トレード拒否条項なんて他の選手ならありだけど、一番与えちゃいけない選手に与えちゃった負の連鎖。
まずウィザーズを考える上でこのビールの存在が大前提になる

2)フロント等の能力の低さ
ビールに与えた契約はもちろん、スカウティング能力の低さも気になるウィザーズフロント。
HCの起用法とかいろんな要素はあるにせよ、そこの選び方やHCに左右されないポテンシャルのある選手を探すのがスカウト部門と考えれば、ウィザーズのスカウティング能力は低いのかなと。
総じての当たり年・外れ年もあるとは言え、1巡目で明確な将来のエース格や2巡目でロールプレイヤー・拾い物を取れてないのはやっぱり辛いね。
特にビールの契約が今後尾を引く中でここの弱さは致命的。

3)アンセルドJrHCの手腕への評価の難しさ
能力の低さとは必ずしも思わないけど、何せ魅力のあるチームを作れてない。それでも結果が伴えばまだいいけど、そこにも行きつかないので何とも言えない。

3.来季の軸とすべき選手

1)ビール&ギャフォード
前者は契約上残さざるを得ないし、彼をちゃんと軸に出来ないことには始まらない。後者はジョニー・デイビスを除けば契約長いし、強みはないけど、常時ロールプレイヤーとして外すべきでもないかなとは思ってる。
(トレードで大物ビッグマン取れるなら別だけど)
2)デニ・アブディヤ
4番にコンバートされてようやく使われ出した。来季でポイントフォワードのような存在になれたらいいし、我の強いエースなだけに彼が2番手か3番手に食い込めば悪くはない。
3)コーリー・キスパート
チーム1のシューター
3PアベレージはまずまずなのにPPGがそこまでなのはアテンプト影響か。後述の理由で彼への使用頻度が上がればもう少し使い勝手はよくなるかも。
がっつり主力じゃなくてもいいけど、安定した砲台は近代バスケに欠かせない。

4.放出候補

1)カイル・クーズマ
今のチームのベスト選手だけど彼を出さないと指名権を確保できるアセットが見当たらないし、かつチームが彼に大型契約を与えられる余地もない。
彼の評価は高いからこそ放出すべきという皮肉な例です。
2)クリスタス・ポルジンギス
何とか出したいかな。
指名権にもなるほどのアセットにもなりそうにないのが本音
そこまでの需要がなさそうというか。
機動力がビッグマンにも望まれる中、微妙に扱いに困るタイプ。
高額なだけに向こう数年での立て直しには再契約は不要だと思う。
3)ジョニー・デイビス
出せるなら。
そもそもビールがいるのになぜ取った!?ってSG。
二人のジェイレンの方がチームへのマッチが良かったのでは?
と思う。若いだけに指名権は取れなくても若手との交換は行けるかも。
こう言う所でただの伸び悩みと能力の低さの見極めが出来るスカウトがいたらと思うけど、望みは薄いか・・・

5.ウィザーズの直近の補強イメージについて

1)2023年ドラフト
前のドラフト考察でも書いたけど持ってる指名権は2巡目二つ
幸いなのは豊作年と言いつつ、明確に豊作なのはウイング
そして2巡目でビッグマン候補がポテンシャル枠ではあるけど割と人材がいて、総じてPGの候補が薄い内容の為、個人的には
PG→Markquis Nowell、Reece Beekman
ビッグマン→Zach Edey、Adem Bona
のらへんで長く使えそうな選手の発掘が一つかなと思ってる。
特にビールがいる都合でコンビを組むガードってうまく守れる選手が理想的だからBeekmanは面白いかなと。

これにJuniorやSeniorのウイングでサイズがしっかりある選手が取れたら、クーズマでいいウイングを取れてもフォローが利きやすいかなと思う。

2)トレード
理想的にはクーズマで若手or中堅+1巡目とか
KPで若手か同価格帯+1巡目とかかな。
クーズマの例なら
今から2・3年頑張り時のキングスへのトレードで
《キングス獲得》
カイル・クーズマ
《ウィザーズ獲得》
リショーン・ホームズ+2026年1巡目・2023年2巡目・2024年2巡目
とか
もう少し指名権は取れるかも(2023年1巡目は指名権ルール上不可)

あとこれは出てこないと思うけど
《ヒート獲得》
カイル・クーズマ
アンソニー・ギル
《ウィザーズ獲得》
ダンカン・ロビンソン
2023年1巡目
2026年2巡目
ヒートは色々すっからかんか😅

KPネタは正直ピンとこない・・・

3)フリーエージェント
正直PGやビッグマンはこの辺でロールプレイヤーを取るのが少なくとも今オフは無難かなと思います。
特にビッグマンはFAが多いのでロールプレイヤー拾いながら、当たりを探すのが今のウィザーズ状況にはいいのかなと。

6.総括

今季の大失敗やビールの大型契約を考えると、向こう数年ドアマットまっしぐらな気がするウィザーズ。
不幸中の幸いは1巡目指名権をほぼ出してないこと。
とにかく指名権で取った選手を無駄にせずしっかりといい素材をよく育てられるよう、スカウト・育成の両面の強化がビールという縛りを選んでしまったウィザーズが強豪に舞い戻る一番のやり方なんじゃないのかなって本当に思う。






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