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ITパスポート 合格体験記

お疲れ様です。
英知 契(えいち けい)です。

以前、上記の記事で「合格したかも?」と報告したITパスポート(1/21に受験)ですが、不安になって一昨日公式サイトを確認したところ、無事合格していました。


こちらが結果です。本当にギリギリでした……。

ということで、以前お伝えした通り、ITパスポートの合格体験記を書き綴っていこうと思います。


1:受験のきっかけ

受験のきっかけは、主に2つあります。

1つ目は、新卒未経験IT企業勤務2年目にして、IT関連の国家資格を一つも持っていなかったことです。

IT企業ということもあり、周囲の同期は自分以上に遥かに向学心と向上心、ハングリー精神が強い方が多く、次々に資格を取得していっていました(もちろん、部署で必須の試験もあったことだと思いますが。。。)。

一方の私はというと、一昨年受験した基本情報技術者試験(改訂前)が午後試験で爆散して以来、AWSのクラウドプラクティショナーは見事一発合格できたもののそれ以来IT関連の国家資格は挑戦せずにいました。

そこで、ITパスポートの受験となると、基本情報技術者試験と比較すると難易度も低く合格率も高いため、よりハードルを下げてIT業界の基礎をおさらいできる、といったメリットがあるのでは?と考えました。

実際、ITパスポートの試験勉強では開発やPMO、ビジネスアナリストなどこれまで経験してきた多くの役職のジェネラルな知識やエッセンスを体系的に学ぶことができ、業務で身についた知識や肌感覚を、決して付け焼き刃にはさせないように一役買ったのではないか、と思います。

2つ目は、自分がIT業界で働いたという「証」を残したかったからです。

私は、ちょうどNoteを書き始めた昨年末前後、社会人になってから最悪レベルにメンタルを病んでしまっており、IT業界から足を洗おうとも決意していました。

しかし、ただ足を洗うだけでは、何か物足りない。そして、仮にIT業界からダイレクトに離れたとしても、AIやビッグデータの活用など、ITからはほぼ確実に逃げられない社会になりつつある。

そう考えると、どうせIT業界を経験したからには、資格の1つでも取ってやろうやないかい。というややヤケクソ気味な動機で受験を決意したのです。

IT国家資格にはまるで縁が無く、それでもIT業界で働いたという「証」「爪痕」を残したいという、英知契。果たして、英知契は合格することができるのだろうか…!(いや、合格体験記ですやん、とか言わないの。)

2:勉強期間

勉強期間は、後述する教材を買って流し読みしたのが11月からですが、ちゃんと試験対策の勉強らしい勉強をしたのは年明けから試験当日(1/21)までの2週間ほどです。

また、勉強時間としては、これまでのIT業界での経験や基本情報受験時代の貯金があったので50時間ほどで済みました。

ただし、これはあくまで業界経験者としての勉強時間の目安なので、これからIT業界に入りたくてその登竜門としてITパスポートの受験を考えられている場合はより多くの時間を取って、余裕を持たせた状態で臨むと良いと思います。

3:受験に使用した教材・勉強時間

受験に使用した教材は、主に2つあります。

1つ目は、以下の書籍です。

こちらの書籍、何が良かったというと、教科書のエリアと問題集のエリアを切り離して使えるタイプの問題集なのです。

試験勉強期間、よく図書館やカフェで勉強していたのですが、用途に合わせて、教科書か問題集のどちらかを持ち込んでいくことで荷物としての負荷を軽減でき、非常に使い勝手が良かったです。

また、スマートフォンの専用アプリとも連携しており、教科書も問題集も持ち合わせていない時でも携帯電話一つで勉強を進めることができます。

教科書と問題集を巧みに使い分けながら、時にはスマホも活用して勉強を進める英知契。

しかし、何度も問題を解いていくとマンネリ化が進んでしまい、新たな教材を投入することになります。

それが、こちら。

こちらのスマホアプリ、結論からいうと超優秀です。

問題の量と質、収録されている過去問の量、どれをとっても文句なしのレベルです。

また、項目ごとに問題がまとまっているので、苦手なジャンルに集中して問題を解いてみたり、解答後の解説を読んで学ぶことで克服したりと、非常に役立ちました。

私もこちらのアプリを何周か回して、なるべく不安要素を減らした状態で受験に臨むことができました。

アプリ自体も無料で、スマホ一台ですぐに問題演習できるのも大きな魅力の一つです。

50時間程度の学習時間のうち、半分近くはこのアプリでの問題演習に使っていました。

4:試験前日・当日

そしていよいよ試験前日となるのですが、あろうことか、わたくし英知契は試験前日夜に飲みの約束を入れてしまっていました

しかし、これが気晴らしになったのか、前日昼間までに詰め込んだ内容を一旦忘れることができ、当日朝までリラックスして過ごすことができました。

今までの試験勉強では、試験前日だけ詰め込んで当日朝に付け焼き刃の知識をつける、みたいなスタンスだったのですが、今回は完全に逆パターンで、前日までは平日夜も返上してこまめにアプリや本で勉強して、前日夜は気分転換に使ってしまう、という流れでした。

個人的には、今回の後者のやり方がすごくマッチしていたように感じられたのも、大きな収穫の一つです。

ただし、こればかりは受験者の数だけ自分なりの前日・当日の過ごし方があるので、自分のリズムを見つける、というのが遠回りのようで最高の前日当日攻略法なのだと思います。

試験当日、早朝の試験かつ会場が自宅から1時間以上離れた場所にあったため休日にも関わらず早起き。

行きの電車で、先ほどのスマホアプリを使いながら最後の問題演習を行なって、そのまま会場に入って受験しました。

正直、受験は気づけばあっという間に終わっていましたが、当日朝に復習・確認した内容が沢山出題されたので、とても気持ちがよく受験ができました。

そして、この記事冒頭の結果が試験終了後すぐにPCに投影されたわけなのですが、合格ラインを超えていたため、2週間ちょっとの勉強で我ながらよくここまでできたな、と胸を撫で下ろしました。

「もう、試験のことは忘れていよう。」
そう決めた私は、雨が吹き荒ぶ受験会場を後にして、昼食と携帯で溜めたアマプラの動画を消化するために、近場のバーガーキングへと足を運ぶのでした。

5:合格発表

そして1ヶ月後。
「流石に受かっているでしょう」という気持ちで、怖いながらも結果を確認すると、無事に合格。

来月あたりに合格証書が届くみたいなので、その日が来るまでITパスポートのことはしばらく忘れていようと思います。

まとめ〜ITパスポートを受験して良かったこと〜

というわけで、ITパスポートの合格体験記をざっと書いてみました。

合格率も半分ほどで、IT関連の国家資格では最も難易度が低い試験だと巷では言われています。

しかし、油断大敵。IT業界に2年近く在籍していた私ですら、IT経験者としては非常にギリギリな点数での合格となってしまったので、しっかり対策をして臨むべきだと思います。ITパスポートとて、侮るなかれ。

実際に受験〜合格までのフェーズを経験して、ITパスポートと向き合った時間で良かったことは主に2つです。

1つ目は、自己肯定感の向上です。
ITパスポートは、難易度が比較的低くやった分だけ結果が出やすい試験と言えるので、今までAWSのクラウドプラクティショナーを除いて目立った資格勉強をしてこなかった自分にとって、「努力した分が結果に結びついた」久々の成功事例となりました。

もちろん、実績を積みまくって結果を出すに越したことはないと思いますが、そんなことができるのはごく一部の優秀な人間たちであって、自分は1歩1歩確実に成長していけばいい。そう開き直ることができたのもITパスポート受験があったからこそだと思います。

2つ目は、IT業界で働く上のリハビリとして機能した、という点です。
実は、事情あって昨年末辺りは休みを多めに取っていました。
こんなにITのことを考えずに過ごした日々は学生時代ぶりかもしれない、という具合に。

そして、いざ年明けで業務開始となると、周囲とのレベル感もそうですが、自分の中でIT業界、ITに対するブランクというものが知らず知らずのうちに蓄積されていることに気づいてくる頃です。

それを踏まえて、テクノロジー分野だけではく、マーケティングやチームマネジメントなど幅広い内容を網羅しているITパスポートの合格に向けた勉強は、自分の中で眠っていたITの知見を再度引き出すことができた絶好の機会となったのです。

もし、かつてIT業界に在籍していて、久方ぶりにIT関連の仕事や業種に携わることになった場合、ITパスポート(腕に自信があれば基本情報)の勉強がITもしくはIT業界全般の復習・リハビリとしても機能するかもしれません。

自分では以上2点の「価値」をITパスポートの受験から得ることができたので、受験を考えられている皆様もぜひ、「何のため」のITパスポート受験なのか、ITパスポートに合格することが自分にとってどんな意味があるのか、という点を自分に問いかけながら受験を考えていただければと思います。

最後になりますが、わたくし英知契は、今月また別の資格試験に挑戦し、そちらも「合格」という結果で2024年は資格試験V2という好調な滑り出しで始まっております。

近々、そちらの合格体験記もシェアしようと思います。

それでは、皆様よく食べてよく寝て、無病息災で2月を終えていきましょう。


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