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映画、好き。

 それまでも映画はなんとなく好きだった。ジブリとかは知っていた。でも捧げるほどではなかった。

 転機は小学6年生。金曜ロードショーで放送された、「スターウォーズⅣ 新たなる希望」。名前しか知らなかったスターウォーズ。野球の練習から帰ってきた私は、「これ絶対観たい!」と母に伝え、ご飯とお風呂をさっさと済ませた。そしてテレビの正面に陣取り、リモコンの4を押して、高まる鼓動を抑えながら21時を待った。

 衝撃だった。歴史的な出来事を目の前で体感しているようだった。その瞬間に私は洗脳されたのだ。有名なテーマと羅列された文字が流れていくオープニング。伝説だと思っていたが、現実だった。そこからスターウォーズのみならず、洋画に興味を持った。

 映画は好きだった。中学生の頃は特に。当時スマホを持っていなかった。友達みたいにSNSに食らいつく生活では無かった。帰宅後はBSで放送していた映画や、録画した金曜ロードショーなどを毎日のように観ていた。当然、洋画が主だ。

 ただ、最新作はあまり観なかった。友達が観たいのは「君の名は」や「打ち上げ花火、下から~」の類い。まあ一緒に観にはいったが。周りに洋画好きはあまりいなかった。駅前のイオンの映画館に一人で行くなんて、なかなか億劫だ。スターウォーズ9やパイレーツオブカリビアンは友達と観たっけな。

 だから家で、ひたすら昔の洋画を観た。例に挙げるときりがないので割愛する。現在は映画を観て過ごす時間が極端に減った。高校までは映画好き、もしくは洋画好きを高らかに名乗れた。果たして今はそんなこと言えるのだろうか。

 専門的な知識なんてない。ただ考えもなく観ていた。でも夢中だったのは事実だ。だから映画についてもここで書きたい。記憶を辿ることになるので、薄っぺらい感想になってしまうが。私を構成する要素の1つに、確かに映画は存在するのだ。


今日もありがとうございました。

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