芸人を目指す友人。ひとの夢を応援するということ
高校生の時、「将来お笑い芸人になりたい」とこっそり教えてくれた友人がいた。友人と言えるのかどうか分からないくらい、ほとんど喋ったことのないクラスメイトだった。わたしは弱小部活に所属していたでくのぼうで、彼はサッカー部の目立つ存在だった。なんでわたしに話してくれたのか、今でも分からない。
彼をK君と呼ぼう。K君は友達が多かった。運動神経の良い彼女もいた。しかし、芸人になりたいことは、友達や彼女、家族にも言っていなかったらしい。わたしはのK君の告白に、「めっちゃいいじゃん!」と