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ライブハウスにて



物販を2回も並んだくせに何も言えなかった
「きてよかったです」しか言えなかった
もっともっともっとあるのにもっともっとさ



このノートがメンバーの目に留まりますように

そんな願いを込めて帰りの電車で書いてます

まえに座っているサラリーマン

隣のおじさんの肩に頭を預けて寝ています

そんな祝日前夜のことでした



いいバンドなんてたくさんいるけど 正直おうちに帰れば フルネームを思い出せなかったり 曲を思い出せなかったりする このバンドは 元々曲は知っていたはずなのに ライブでビビットきてしまって ずっと離れてくれなくて 歌詞まで覚えてしまっていて 悔しいくらいに一目惚れした そんな簡単にって思ったけど そんな簡単だった 素晴らしく良いバンドの手にかかれば簡単らしい そのバンドのツアーに行ってきた この夜よ終わるなと言わんばかりに良かった 表情が好き その表情からしか出ないであろう言葉が好き 弱さを認めてくれて 救ってくれるボーカルの瞳は 命を救える気がした 身の丈には合っていないおっきなバンドセットをかき鳴らす 天真爛漫なあの子も好き 拙い言葉を聞き取ろうとしてくれる笑顔が素敵な4弦を操るあの子も好き そう 音楽ってこうなんだよって 言いたくなった やっぱり音楽を手放すことはできないなこれからも 明日になれば 明日になれば 強くなれてるといいな


わたしいま就活なんです

繕っていい子ぶるの疲れたんです

3月の風に身を任せたいです

涙はライブハウスだけで流すんです

バウンダリーの前だけです



はあ~この余韻よ上書きされないでくれ~

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