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自分の中の女性性と男性性、夢と現実においての思考

内に女性性と男性性を有しているものが人に限らずある。
一人の人間の中、家族の中、社会の中、国の中、地球の中、宇宙の中…

一つのものの中に、どのくらいの割合でその二つの性は共存して、居場所を割り当てられているのか。その割合が、存在しているモノの個性を作っている一部分だと思うようになった。
どのくらいの割合で在れることが心地よいのか、理想なのか。。。各々にあるのだと思う。私は、まずは私自身のそれを探り知っていきたいと思った。

女性性と男性性、内にあるその性質にはそれぞれに長所と短所がある。
自分がどんな性質の女性性男性性を有しているのかは、育った家庭環境や過ごした社会環境と文化環境、若しくは先天的に備わったものもあるのかもしれない。
自分が持っている性質がどんなものなのか、女性性と男性性に割り振って分析し眺めてみる。
無意識に有していた好ましい又は好ましくない性質、これまでに意識して身に付けた性質、これから身につけていきたい性質、

それを整理しながら眺めていく。
自分が今までどんな性格で、これからどんな性質を身につけて生きていきたいか、又は、もう分化成長させなくていいと思う性質は何か。内なる女性性と男性性のバランスにおいてどう在りたいか。
ゆっくりと分析材料を眺めていると、自分の内面において複雑に絡まっていたある部分が纏まりを持ってすっと分かりやすく見えてくる瞬間がある。


そんなことを始めたきっかけは、夢を分析しはじめて、夢を手がかりに興味深く探り始めたものの一つが「自分の内にどんな女性性男性性がいるのか」だったこと。
このきっかけには、「内に有するその二つの間にある不自然な垣根は取っ払って、バランスを自然に心地よく取り合える様になりたい」との思いも兼ねていることだった。今に立ってこれまでの経緯を振り返ると、そう言葉にできる。

男性が脅かしてきたり意地悪してくる夢。女性だけで団欒している夢。若い男性が素敵な場所へ連れていってくれる夢。女性に探し物を尋ねる夢。
などなど。
また、登場人物の女性と男性の人数や主体的・客体的に行動する人物の割合、登場人物の性格傾向を観察して、自分の性格的性質を女性性と男性性に分類するようになった。

同時に、夢をきっかけにした分析を、目が覚めてる間の現実での出来事と対比したり、重ねてみたり、現実での心の動きをよく観察したりもして、夢(無意識)と現実(意識)を超えて、その境界を無くした所にある心の在り方を探ってみる。

それをしていく中で、私の中の女性性と男性性のバランスにおいて、納得できる捉え方が少しずつ立ち上がってきた。
もう成長しなくていいと思う性質や、今まで眠らせてしまっていたけどこれから伸ばしていきたい性質。そうやって、女性性男性性のバランスはこんな感じの方向性を目指していこうと思い描ける形が出来てきた。

例えば、私の大切にしたい主な女性性は、ごく近しいものに心を寄せて、愛情を深く表現できる性質。心で時間や暮らしを楽しめる性質。
主な男性性は、時間的にも距離的にも遠いところにあるものごとへ心と情熱を向け続けられる性質。社会的なつながりや生き方を楽しめる性質。
そこから派生したり、それらと関わり合うそれぞれの性質もいくつもある。


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一先ずここまでまとめてみた。
この考察はもっと言葉や文章にしてみたり、まだ掘り下げて行ってみたいと思う。意識無意識を含む自分の内面を出発点にして、自分以外への理解を深めたり、より素直でいられる生き方につながるものだと思うので。

それと、このことを思考考察する上で何よりも大切にしていきたいのは、反対方向に向かうことの多いその二つが、互いに尊重し合って心地よく生きていけることを志すこと。
それは私個人の内面だけの話ではなく、広く外へも共有していける想いだと思う。友人との関わり、社会での関わりにおいての尊重のし合いと、各々が素直に関わり合える居心地の良さ…。

最近、「共鳴」という言葉をよく思い起こすのも、そんな想いが底にあるからだろうと思う。自分の中にある要素同士の共鳴や、自分を含む外の世界の共鳴を、わくわくと描いている。


(私は、大きな性別では女性であるので、女性性男性性という順序で記しています。他意ありません)


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