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子どもたちが抱いている「有能感」を意識していますか?

最近、櫻井茂男「学びの『エンゲージメント』(図書文化)を読んでいます。
 
学習意欲について櫻井氏は、
〇内発的な学習意欲
未知のことや不思議なこと、詳しいことを探究したいという意欲。

〇達成への学習意欲
できるだけ高い目標を定めて、その達成のために頑張ろうとする意欲。

〇向社会的な学習意欲
仲間のために自分が役に立ち、貢献するように学びたいという意欲

〇自己実現への学習意欲
自律的に将来や人生の目標を決め、その目標の達成のためを目指して学習しようとする長期的な学習意欲。

 
の4つの視座を示しています。
 
向社会的は学級づくりとの両輪。
自己実現は、1年間を通じて自己実現欲求を高めるにあります。
 
内発的な学習意欲は、毎時毎時の授業の中でできます。
しかし、達成への学習意欲は、子どもたち自身に「有能感」があるか、ないかで違ってきます。
 
内発的な学習意欲を高める授業づくりに一生懸命取り組んでいると、
この「有能感」という視点を見落としがちになります。

 
特に小学校高学年以上となると、
「自分の学力はこれくらい」だと、自分に「天井」を定めがちになります。
 
今、非常勤講師で中学生を相手にしていて、このことを痛感しています・・
 
そこを打ち壊すことをすることが、最初にやるべきことだと櫻井先生の著書を読み、感じました。
来週から、このことを意識しながら授業づくりを進めていきます。
 
【教師力を上げる総合的な学びのコンテンツを制作中です!!】
私の27年間の教師生活。
これまで経験した人生経験。
Teacher’s Bridgeで発信してきたこと。
これらを結集させたコンテンツを現在制作中です。
 
目の前の子どもたちと向き合ってきた結晶だと我ながら実感しています。
 
教師として成長するために必要な知識やスキルについて、実践をベースにしたコンテンツです。来週には告知できるよう頑張っていきます!!

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