パクパクあやちゃん

植物を茂らせたり猫や人間を太らせがちです

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とりとめない日記

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    • 百万円の使い道

      ※映画 百万円と苦虫女の話をしています。観ていない方はネタバレもあるので読まないでください。 先日高校の同級生のSNSをみて触発され、映画百万円と苦虫女を約10年ぶりに観た。 再生ボタンを押した瞬間、あの頃私は蒼井優になりたすぎたこともそれが無理であることも理解していたことを生々しく思い出した。 百万円と苦虫女を初めて観たのは大学生のときだった。 大学生の頃の私はツタヤでいつも旧作を5本借りていた。5本まとめて借りると安いからだ。 特別映画が好きなわけじゃなかったのに当時

      • 夫、私の好きなかたちをしている

        夫と毎日ハグをする。 結婚して随分経つけれど結婚当初からしてるし、なんなら最初の頃よりもいま現在の方が回数は増えている気さえする。 今住んでいる土地があまりにも寒いからかもしれない。 夫の体温は猫のようにいつも温かいのでつい手を差し込んでしまう。 夫に抱きしめられたり抱きしめる度に、あまりにもピッタリとしっくりとジャストフィットするので、時折「この人は私のために特別に作られた人間じゃないかしら」と本気で思うことがある。 夫はここ数年の間で太ったら痩せたりを繰り返しているけ

        • キュートアグレッション

          2023年12月に書いていた日記です。 ※IQカナブンくらいのクソ惚気なので読まないでください。 定期的に夫への愛しさが限界になる。結婚して7年目の、付き合って11年目なのに。一緒にいるほど好きになってる。 そもそもなんであんなにかわいい形してるんだろうな?私の男。タレ目だし鼻高いし頬と唇はふくふくして肌はツルピカだし、赤ちゃんか? あと最近家の中時間が増えてトレーナーばっかり着てるのもかわいい。抱きしめるといつもいい匂いがする。 この前の土曜日のデートもめっちゃ楽しかっ

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        • 遺言
          5本
        • おぼせ
          2本
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        • 読書感想文
          7本
        • はらぺこ
          6本

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          引き出しに問う

          ※2023年12月に残っていた下書きです。 「今年ももうすぐで終わる」と思うわりに口に出したくない気持ちで生きている。 みんなが口に出すので私は別に言わなくてもいいんじゃないかという気になっているのかもしれない。 そもそも生物は生まれ落ちた時点でずっと終わりに向かって生きているので、一年毎にカウントダウンすることに対しての反骨精神というか「やんのか?」というある種喧嘩腰のようなものがあるのかもしれない。私の中の秘めたるヤンキー。 生きるということはつくづく地獄みたいだなと

          あるいは友達のような

          先日友達が我が家に泊まりにきた。 便宜上こうして友達と呼ぶことはあるが、私は彼女を心のどこかでは友達だと思っていない。 以前も彼女について書いたことがあるが(はるの土から出ずる菜花にて)、彼女は元々は夫の大学の後輩である。 夫と付き合い始めて半年が過ぎた頃、「仲のいい後輩がいる」と紹介されたのが彼女だった。 そこから10年近く(過ぎ?)が経ち、その間私たちは旅行に行ったり、川下りをしたり、ビールやヤクルトの工場見学へ行くほどとても仲が良くなった。 二人の間での内緒話みたい

          あるいは友達のような

          Healthy body

          宮城県仙台市に国指定史跡である遠見塚古墳がある。 その近くの大きい道路、4号線の歩道橋に掲げられている青表示板に遠見塚古墳の絵が描かれているのだが、それが星の王子さまに出てくる象を飲み込んだウワバミの絵にしか見えない。 むかしからずっと思っていることなのだが、私はそれをとても大事だった友人に伝えられていたかいつも思い出せない。 言ったような気もするし、言った気になって伝えていない気もする。 友人にはもう会うことがないので、今さらどちらでもいいことではあるのだけれど。

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          よいよいよいこ、君はとってもよいこまる

          隣の家に赤子が生まれたようで、めでたいことこの上ない。 といっても半年?一年?ほど前なのだけど、たまに見かけるといつも何かに不満があるように泣いていてかわいい。まあそれは私が他人だからなわけで、親はいつも大変そうだ。 赤ん坊という生き物は良い。 有難いことに私は姪や甥、友人の愛しい赤ん坊たちをこの腕で抱かせてもらったことがあるけれど、例外なく皆いいにおいがしてしっとりと温かかった。 世界中どこを探してもここにしかない、生まれたてのいのちのある今だけの特別なものに感じて、たっ

          よいよいよいこ、君はとってもよいこまる

          私の好きなもの

          この冬は雪が少ないように思っていましたが、年が明けてからぐぐっと寒くなって雪もバッサバサ降って毎日とても眠いです。 もうリビングとか寝室とかの概念を捨てて一番日当たりの良い窓辺にベッド置いて昼寝していたい。 先日住宅展示場へ行ってきたんですけどね、もし家建てるなら私絶対サンルームが必要です。 祖母宅にサンルームがあるんですけど超超超最高なんですよね。サンルームにソファベッド置いて陽に当たりながら昼寝したい。 ちなみに祖母の家のサンルームは狭いので直に寝転がります。 以前私の

          初めてのスノーボード

          頬を切りにかかる鋭い霰風は全ての不純物を押し出そうとしていた 片足だけ固定されたバランスの悪い板をぶら下げながら乗せられたリフトは、降りたくても降りられない まったく乗りたくなかったのに、流れるように当然のようにその列に押し込まれて進んだ 足がすくむような頂上へ辿り着いてもなお わたしはそこでひれ伏すことしかできない 覚悟など持ち合わせていなくともその時はやってきて、強制的に滑り下っていかねばならない 最近まで四足歩行をしていたのではないかと思うほどの小さな子供までもが軽快に

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          今日は夫が居ないから

          昨日の夜は近所の焼き鳥屋さんで少しお酒を飲んだ。 夫婦二人で飲みに行くことは、ないわけではないけれど決して多くはない。 基本飲むなら家が好きだし、外で飲む時は私たち夫婦以外に友達が混ざることが多い。 けれど二人で飲みに行くことも全くないわけではない、一年に二回くらいはある。昨日がそれだった。 前日から私は無性に焼き鳥が食べたかった。しかも炭火のチリチリふっくら丁寧に焼かれたやつを、目の前ですぐ焼き立てを食べたかった。 次の日の昼間、夫が焼き鳥屋をたくさん調べてURLを送って

          今日は夫が居ないから

          かまくら職人

          今月はものすごくたくさんの人に会った。 うちにお泊まりしにきてもらったり、旅行の合間に友達とカレーを食べたりお酒を飲んだり、実家に帰り友達や祖母に会ったりした。 あまりにもたくさんの人に会ったので「なんか死ぬ前の整理みたい」と過ったけれど、実際人間いつ死ぬかわからないし会えるうちに会いたい人たちに会うことを縁起でもないことのように思うのはやめにした。 それに死ぬ予定はないけれど、私はこれから家からほとんど出ない生活になり、春まで気軽に人と会う機会はなくなるので似たようなもの

          私の嫌いなもの

          わざわざ口に出さないだけで、嫌いなものがそこそこある。 それは瞬間的に「あ〜嫌いだわ」となるものもあれば、何年もかけて研ぎ澄まされた嫌悪もある。 嫌いなものってあって当然だし、嫌いなものがあるからこそ好きなものをより慈しみ愛せることだってあると思う。 けどわざわざ嫌いなものを嫌いだと言う必要がないことの方が多いので、私の嫌いなものってあまり人に知られていないかもしれない。いやでも案外苦手なものとか嫌いなものってバレてる気もする。 それでも自分から提示することってメリットないし

          読み聞かせのすすめ

          ここ二週間ほど、ほとんど毎日オーディブルを利用している。 オーディブルは友達に教えてもらったんだけど、最近で一番の衝撃というほどハマって毎日何かしら読み聞かせてもらっている。(オーディブルについて、読んだで良いのか聞いたで良いのか言い回しに悩んだ結果、読み聞かせがしっくりくる気がしている) 最初の一ヶ月は無料なので是非全員試して頂きたい。今だとニヶ月だったかな?とにかく使ってみてほしい。 オーディブルのいいところ ◯読みたいけど読むところまで気力を持っていけてない本を気軽に

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          読み聞かせのすすめ

          はるの土から出ずる菜花

          暑さに慣れるより先に7月が終わった。そうして8月も終わろうとしている。 夏、こんなに暴力的でしたっけ。普段より酒に酔いやすかったり味噌汁が沁みたり冷やしチュルチュルやポッキンアイスが美味しすぎることを噛み締めていたら、いつの間にか日が短くなり始めたことにハッとする8月。 今年の上半期は身体も心も忙しい時間が多くて、7月は久しぶりにどっぷり本を読む時間やドラマを観る余裕ができて幸せだった。 8月の現在はやらなければならないことがむくむく出てきて再び忙しない。あ~川で泳いで焼きそ

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