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建築関連の申請業務の自動化を実現!導入成功の決め手は現場部門が主導で進められること


ロボオペレータの導入事例第一弾は、株式会社en.company様です!
本導入後1か月時点での振り返りをインタビュー形式でお聞きしました!

会社/担当者紹介:

会社紹介:

en.company様は建築設計・改修設計・各種申請代行を事業とする広島の建築事務所です。社名の由来は、「縁を大切にする仲間」。縁あって入社した社員の心身の健康と、それぞれの家庭生活を充実させるために福利厚生にも力を入れています。

担当者紹介:

森様:代表取締役。「設計士を目指して入社してくれた社員たちに設計の勉強の時間をより多く取ってもらいたい」と常々考えており、業務効率化に常にアンテナをはっていらっしゃいました。たまたま参加したセミナーで、初めてRPAと出会いました。

吉田様:申請業務の担当者様で、今回RPAに初挑戦。プログラミング経験はないが、トライアル期間1か月で1つの申請業務の自動化に成功。

画面右:森様

サマリ:

検討理由:人手不足・業務効率化
導入理由:適用業務が決まっておらず、自由にカスタマイズできる
     ITに強くない業務担当でも活用できる
適用業務:建築関連の各種申請業務

導入前の課題は人手不足。業務時間の大部分を占めるBPO業務の効率化

「ロボオペレータ」導入前の課題と検討のきっかけを教えてください:

(森様)
弊社では、主に設計業務と各種申請代行業務の2つの事業を行っております。 
後者は、建築に係る申請作業をワンストップで代行するBPO事業ですが、作業量が非常に多く、担当者の工数が逼迫していました。
残業も発生しており、業務効率化等へのアンテナは常に張っていたんです。ITツールも色々調べましたが、代表的な申請作業は自動化できても、その他の様々な申請は対応しておらず、八方ふさがりに感じていました。
そんな時、たまたま参加した理研産業(ロボオペレータ、照会代理店様)さんの業務効率化セミナーで、ロボオペレータを知ったんです。
RPAは、予め対象業務や用途が決まっている訳ではなく、あくまでPCの定型作業であれば、自分の好きなように設定して自動化できる、というのを聞き、「これだ」と思いましたね。

決してITが得意な会社ではない。重視したのは「業務担当者自身の手で作成できること」

ロボオペレータを導入した決め手を教えてください:

(森様)
申請書類は20種類近くあり、手順も書類ごとに異なり、どうしても作業を行っている担当者本人がロボットを作成・運用・メンテナンスする必要がありました。そのため、ITに明るいわけではない業務担当者業務担当でも触れる「操作の簡単さ」を最も重視していました。
その点、「ロボオペレータ」は画像認識を使用した設定方法がメインで、直感的に設定できる点が非常に良かったです。コマンド1つ1つに簡単な説明がついており、専門知識のない担当者でも簡単に習熟できました。
また、サポートも非常に充実しており、分からなければいつでもオンライン会議で相談できるだけでなく、定例会を組んで積極的に推進していただけるのも非常に助かりましたね。

(吉田様)
「習熟するのが簡単」なのもありがたいポイントでしたが、私としては機能面も非常に評価しています。ロボ習熟につれて、細かい設定方法が沢山あることに気づき、改めて自動化範囲の広さに驚かされました。ちょうど「変数」の使い方を覚えてからとにかく色々なことができるようになってきて。
これなら、申請業務にとどまらず、社内の様々な業務に広げていけると確信できました。

画像:吉田様

90分かかっていた業務が10分足らずに。100時間/月削減見込。

自動化した業務を教えてください:

(森様)
トライアルの1か月間で、代表的な申請業務の「確認申請書の入力」を自動実行するロボットを作成しました。
確認申請書の作成は、お客様から受領した必要情報を元に、10~20枚の申請書を入力する業務です。従来は手作業で90分かけて行っていましたが、今では担当者が必要情報をフォームに一度だけ入力するだけで、あとはロボが全て自動で書類作成してくれるため、作業時間は10分程度に削減されています。
弊社では各種申請を100件/月程度請け負っているため、「これなら相当量の効率化が見込める!」と感じましたね。

エラーが起きないことを逐次確認しながら作成するのがコツ。

業務担当の吉田様にお聞きします。ロボ作成は順調に進みましたか?:

(吉田様)
正直、はじめはかなり苦労しました。余りITに明るいわけではないので、いつも通りの作業手順でロボ作成したつもりでも、ロボが動いてくれないことも多々ありましたね。初めのうちは、なるべくスムーズに作成するために、1つの操作設定ごとに逐次テスト実行して動きを確かめていました。慣れてきた今でも、キリの良いところまで設定したら必ずテスト実行するようにしています。
また、分からなければすぐにロボオペレータの担当者さんに聞くようにしていましたね。自分だと思いつかないような効率的な設定方法を教えてもらえたりするので助かりました(笑)
今では余り時間をかけず、ロボが組めるようになってきています。

まずは各種申請作業を自動化。その後は新規事業への展開も

今後の展望をお聞かせください:

(森様)
まだ申請業務周りの定型業務が山ほど残っているため、まずはそこを自動化していきたいです。
既に吉田が自動化効果の高いものから優先的にロボ作成を進めていってくれています。入力フォームへの添付ファイルがZIPファイルでも対応できるようにしたり、作業の完了を担当者に自動で通知できるようにしたり、ロボットにやってほしいことはまだ山ほどあります。

少し先の話をすると、新しく始める予定の事業にもロボが活用できると考えているので、そこにも広げていけたらベストだと考えています。



本日はインタビューにご対応くださりありがとうございました!
今後ともよろしくお願いいたします!

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