あの頃に戻りたいと思わない

2019年9月26日の22時半現在、テレビ東京のカンブリア宮殿を見ている。

麹町中学校の斬新な学校改革について、興味津々なうである。

ちょうど見ながら思い出したことがあった。

この前、母校の中高一貫校へ文化祭があるとのことで卒業ぶりに訪れた。

なにやら進学実績が私が在学していた8年前より格段に良くなったそうで

明治・青山・立教等のMARCHクラスは合格者数が増え、早慶上智や国公立へ受かって進学する人もいるそう。

当時の担任やお世話になった先生たちにも久しぶりに会った。

校舎も建て替えてすごーーくきれいになっていた。あんなにオンボロだったのに(笑)

で、私がなんとなく学校を訪れて感じたのは

「新しくなった母校に、今、もし自分が中学生・高校生に戻ったとしてもここに戻りたいとは思わない」ということである。

制服や頭髪、爪などの無駄に細かい検査があったり、登下校中に寄り道をしてはいけなかったり、ペットボトル持ち込み禁止だったりと校則・ルールがうんざりするほどあったからだ。

今もそれは変わっていないと思う。たとえ進学率が上がったとしてもだ。

そして、同じように仕事に関しても前職の人事職に戻りたいと思わない。

今はもう辞めていないが、直属の上司がやたらと部下を管理したがって会議を無駄に増やしたり、なんでもルールを設定したりとパワハラ気味のことをしてきた。

あとはドギツイお局がいたりと(笑)

なんのために会社・学校にいるのか、わからない、そんな状況じゃまた青春時代や貴重な若き時代をそこでまた送りたいと思わない。

「ルールで縛る」ここがメインになりすぎると、人は自由に発想や行動ができなくなるのではないか。

麹町中学校の校長先生は、先生たちが「規則・ルールを注意する」ことがメインになりすぎていて、本来の教育の目的が見失われている状況になっていたのに違和感を感じていたと話していた。

まさにそうだなあ、と頷きと共感を覚えた。

最近、「自由は責任が伴うものかもしれないけど、自由って最高だな。なんか生きているって感じがする。」と改めて思っていたのでタイムリーだと思った。

あの頃に戻りたいと思わない。

だからこそ今を、足元を見て生きていくことは大切なのかもしれないね。



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