見出し画像

「評価経済」は面白い【本:福岡市を経営する】

つくづく、私たちは面白い時代に生きているなぁと思う。

私自身、ずっと観光&マーケティングに関わっていて、この数年ほど世間はどこも「インバウンド(訪日外国人)」というコトバで賑わっているけど、私は観光業界がっていうよりUberとAirbnbが提供してくれた「評価経済」の価値が面白いなぁと思う。(もちろん以前にも相互レビューサービスはいろいろあったけど非営利が多かった)

以前はお金と権力が全てで、社内で上司からの評価を経て昇給が決まったり、長時間労働していることが会社への貢献度が高い(よくわからないロイヤリティ)と見なされたり、「お客様は神様」サービスが浸透していた日本では「お客様」と「スタッフ」間の上下関係が激しく、どんな理不尽な要望も受けようとしたけど、今の「評価経済」の重要なところは、その評価する対象がトップダウンの一方通行ではないこと。

ピアボーナスやティール組織の概念もそこから遠くないと思う。業界でいうとC2Cビジネスのレッドオーシャン化が激しいけど、それだけスピードのある、今の業界地図を塗り替えるものがたくさんあって良いと思う。このC2Cマーケットプレイスは2013年150億ドル市場規模だったのが、2025年には3350億ドル規模になるそうだ。(総務省)

ちなみに福岡市の高島市長が言っていた「欲しいものが変わっていく時代。これは景気のせいでも安倍首相のせいでもない。昔の時代から相続されるものではなく、自分達で創り出し、勝ち取っていくべき。」これが特に、端的に今の世界を言い表している。

創造の場所であるカフェ代のサポートを頂けると嬉しいです! 旅先で出会った料理、カフェ、空間、建築、熱帯植物を紹介していきます。 感性=知識×経験 மிக்க நன்றி