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メコンデルタの花の都、ドンタップ省サデック市『観光ウィーク2021~Tuần lễ Văn hóa Du lịch Đồng Tháp năm 2021~』

2021年1月22日から27日までの6日間、ベトナム南部メコンデルタのドンタップ省サデック(Thành phố Sa Đéc)で、観光ウィーク2021~Tuần lễ Văn hóa Du lịch Đồng Tháp năm 2021~が開催された。今年のテーマは「サデック-花の省」"Sa Đéc - Phố và hoa"。花を栽培する人々を称える感謝祭と、ストリートアートパフォーマンス等のSaDecフラワーフェスティバルも同時開催。観光ウィークは毎年、各省の観光局、ベトナム農業農村開発省、地域の観光スポット、飲食店、宿泊施設、伝統的な工芸村などが共催している。

サデックは、カントーから車で約1時間半の場所に位置し、ドンタップ省の都市。メコン川の河港と農工業の交易、生花と米の生産地として知られ、「花の都」「恋人の聖地」「米の生産地」等の異名を持ち、かつ小説・映画「愛人」舞台ともなった。とくに生花に関してはSa Dec Flower Villageが「メコンデルタの花の都」と呼ばれている。

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朝6時に同僚たちと集まり、車で出発。途中の路面店で朝食を。

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会場にちらっと寄ってから、近くのホテルへ先にチェックイン。いつまでも続く、クリスマスの装飾。

ちなみに、サデックという名前はクメール語で「水の神」という意味なのだそう。もともとカンボジアの領土であったサデックは、19世紀まではメコンデルタ最大の都市として知られた。この場所は、キン族、ホア族、そしてクメール族の交流から生まれたのだ。

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通り一帯が花の道。歩いているだけで心躍る。

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近くの花屋さん(・・・というか、ここには花屋さんか飲食店しかない笑)で、イベントのブースに飾る草花を購入。

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OCOP(ベトナムの一村一品運動)商品販売の為の、装飾を準備中。2020年以降、農業農村開発省主導で、ホーチミン市とメコンデルタの13の州および都市間の連携強化にあわせてどの観光イベントでもOCOP推し。

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メコンデルタには、現在19品目?のOCOP商品があるらしい。

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会場にある、OCOP商品特設エリア。サデックがあるドンタップ省は、結構2020年のGRDP成長率が4.5%とメコンデルタの中でも上位で、観光に関しても先進的な取り組みが多いことで知られる。

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各省のブースの屋根はノンラーの形をしていて、可愛い。

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2020年に新しく作ったという、米の形をしたパンフレット。みんな、形つくるの好きやなぁーと思いながら。これを持ち歩く人は、どれくらいいるのだろう。

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SNSで共有してもらえるように、これも2020年に作成したボード。

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全部で6種類。近所の学生の皆さん、記念にパシャリ。

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暑さ対策の為の工夫。扇風機、充電器、水、ゴザ必須。そして素敵な服!(こちらの女性の手編み商品については、また後日記載)

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暑さ対策、といえば、こちらで日常よく摂られているのが、柑橘系のフルーツ!ブースの装飾にも使うし、小腹が空いたら誰彼構わず切って用意している。暑い日には、これまたとても美味しい!

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毎回、観光ウィークは朝8時頃から夜20時頃まで、終日開催されているものの、とにかく昼間は暑すぎてほとんど人がおらず、夕方頃から夜にかけて訪問される。

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ホーチミン観光局のブースで頂いた冊子とポストカード。カッコ良い。

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訪れた街の朝食探検はまた面白いものだ。やはりフーティウが美味しい。

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こんな感じで、観光ウィークは過ぎていく。様々な視点から、よりデジタル化したいな、とか、デザインに関してやプロモーションに関して、いろいろできそうなことはあるのだけれど、まずはこれが今のメコンデルタの祭典の様子。また別の記事で、今回のサデックの街をご紹介します。

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