見出し画像

昔話に学ぶ《し》

まんが日本昔話でね

リアルタイムでは見たことないのだけれど

図書館で借りたビデオで見た

『サルの仲裁』ってお話

急に思い出したから調べてみた。

内容は以下…


むかしむかし、

ある山に

古い小さな丸木橋があって、

橋の下に一匹のサルが住んでいた。

ある日のこと

橋の真ん中で、

一匹のイヌと一匹のネコが

鉢合わせした。

元々イヌとネコは仲が良くないので、

ちょうど退屈していたサルは

こりゃあ面白そうじゃ

と様子を見ることにした。

「邪魔じゃ。どけ!わん!」

「にゃ~にが邪魔じゃ!」

案の定、

二匹はどっちも後に引かず、

とうとう

取っ組み合いの大喧嘩を始めてしまった。

しかし、なんせ狭い橋の上。

イヌは足を滑らせて落っこちそうになり、

慌てて橋に絡まったツタを咥えてぶら下がった。

それを見たネコは

大喜びで囃し立てた。

イヌは思わず怒鳴り返してしまい、

川の中にまっさかさまに落ちてしまった。

ネコはもう、腹を抱えて大笑い。

「にゃっはっはっ!」

「間抜けなイヌだにゃん!にゃにゃッ!?」

笑い過ぎたネコも足を滑らせて、

川に落っこちてしまった。

川に落ちた二匹は

魚を見つけ、

急に腹が減っていることを思い出した。

しかし、

イヌが捕ろうとした魚を

ネコが捕ってしまったので、

またまた喧嘩が始まった。

サルはおもむろに喧嘩の仲裁に入ったが、

イヌもネコも

「魚は自分のものだ!」

と言って後に引かなかった。

そこで

サルは

「それなら

 この魚をちょうど半分に分けてやろう。」

と、

魚を真ん中あたりで二つに切り分けた。

すると

「ネコの魚の方が大きいわん!」

とイヌが怒るので、

サルは

もう一度ちょうど良く分けてやると言って、

ネコの方の魚を少しだけ食べたそうな。

すると

今度は

「とんでもにゃあ、俺の方が小さくなった!」

とネコが怒るので、

サルは

今度はイヌの方の魚をもう少しだけ食べた。

するとまたイヌが怒りだし、

サルはネコの魚をまた少し食べて…。

こうしてサルは交互にイヌの魚を食べ、

ネコの魚を食べして、

とうとう魚を全部食べてしまった。

サルが去った後しばらくして、

ようやく

イヌとネコは

サルにまんまとやられたことに気がついた。

イヌとネコは散々悔しがったが、

もう後の祭り。

そしてこの時以来、

サルとイヌとネコは、

いつも仲が悪くなったそうな。

おしまい...


え。

なんともまぁハートフルウォーミング

とんちのきいた動物版一休さんなのかな。


喧嘩している時に周りが見えない

完全に二人の世界に入り込んじゃって

全く目の前のこと自体も見えてない

あるあるだよね。

そもそも犬と猫

態度がよろしくない。

種が違うんだ。

言葉も違えば

姿かたちも違う。

過ごしてきた流れや考え方

物事の価値観が違う。

理解できるはずがない。

理解できないものに対し

勝手な判断で下に見て馬鹿にする

非常に浅ましい

山崎まさよしさんやSMAPの歌った

「セロリ」にもあるじゃない

育ってきた環境が違うから

好き嫌いはイナメナイ

夏がだめだったり

セロリが好きだったりするのね

ましてや男と女だから

すれちがいはしょうがない

妥協してみたり

多くを求めたりなっちゃうね

てね

てね

いやはや

違うのよ

同じヒトであっても

違うのよ

別の人なのよ

理解できないことがあって当たり前

分からなくて当たり前なのよ

行動心理学では

人間を

イヌ・ネコ・サルでタイプ分けする

ことがある

イヌ:

言われたことを忠実にこなし、集団力がある。

高い能力にはなりにくい。平々凡々。

ネコ:

自由人。

自分勝手で自分のペースでしか動かない。

サル:

頭の回転が速く

興味を持ったことには努力を惜しまない。

日本人の多くの人はイヌタイプ。

集団を好み、協調協同共生を大事にする。

多いと言ってもどのくらい?

なんて思うでしょ

大体

イヌ:ネコ:サル=7:2:1

この位の比率でいるみたい

一握りのサル

それぞれのタイプは感性も違い

イヌタイプ:努力を褒めて欲しい。

→会社員や現場で働く人に多い

ネコタイプ:結果を褒めて欲しい

→起業家たちは誰の成果であっても

功績や収益などにこだわる。

サルタイプ:こだわりを褒めて欲しい

→社長、運営側幹部クラスたちは

考え方、独自性、創造性など

他と違う部分に気付いてもらえることが

嬉しいかつ、そここそ気付いてほしい。

このタイプ分けは

マンガにも出てきたね。

ラストイニング

野球マンガ

高校野球のマンガ。

まぁ一度見てみてくだせぇ。

読んでみてくだせぇ。


そもそも感覚が違うんだ

話していても、

理解が追いつくはずがないし

配慮がなければ

共通の話題がなければ

会話も楽しくないはず。

でも、社会を形成するのは

イヌだけではダメだし

ネコだけでもダメ。

イヌやネコ、サルが

絶妙なバランスで

いることによって

社会や世の中が形成されている。

理解できない、苦手だ嫌いだ

だから理解しない

忌み嫌う

軽蔑する差別する

そんなわけにもいかない。

社会の一員として生きているんだ

なんとなくでも

知っておいても損はないはず。

男性女性だけでもない

大人子どもだけでもない

色んな考え方の色んな人がいる

だからこそ社会があり地域があり

世界がある

全てを拒絶してしまうと

社会や世界も拒絶したことと同意

同じ世界に住む住人として

少しでも歩み寄りが必要

喧嘩をしていても

なにも前に進まないだけではなく

周りにいるズルい賢い大人たちに

いいように使われて終わってしまう。

そんな人生は寂しいではないか

皆仲良く出来るのであれば

その方がいいに決まっている。

社会や世界は一人で回っている訳ではない

色んな人がいて色んな人が協力して

それぞれが各々に頑張って

成り立っているんだ

どうせなら平穏無事がいいじゃないか。

そのためにはコミュニケーションが大事

思いやりや配慮のあるコミュニケーション

挨拶やありがとう・ごめんなさいも大事

言葉や働きかけって大事だね。

自分を優先してしまうと

思いやりや配慮が欠けてしまう。

自分にも相手にも。

違う違う

相手に対するのが思いやり優しさ

結果それが廻り回って自分に。

心に余裕を

時間にも余裕を

相手を思う心が

全て上手くいくカギ…

そう思う今日この頃です。

画像1

言葉も何もいらない

赤ちゃんのほっぺのぷにぷには

誰しも幸せを感じると思う

クレヨンしんちゃんここにあり

そんな平和な世の中であって欲しい

サポートがなんなのかすら理解できていませんが、少しでも誰かのためになる記事を綴り続けられるよう、今後ともコツコツと頑張ります!