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昔話に学ぶ《ま》

さぁ2022

新年早々

無理しすぎたのか

年始早々に

今年度3度目の咽頭炎を患い

高熱の中

仕事は真面目に頑張った私です。

咽頭炎に身体も慣れてきたのか

不思議と動ける身体に

恐ろしく感じたよ

仕事人間になりつつある寂しさと

家庭を顧みずやってる感の心苦しさと

やりきっている自己満足感と

いとしさとせつなさと

あ。心強さだけは欲しいところです。

しばらく空いてしまいましたが

今年も昔話に学ぶ

少しずつ進めていければと思います。


『死神の名づけ親』

というお話があるのだと

割と探せばあるのよ

死神物語

抽象的な死に関して

それを扱う神様というのも

また抽象的

分からないものに

分からないものを足して

余計こと分からなくさせる

なんてややこしい

内容は以下…


むかし

1人のまずしい男には

たくさんの子どもがいて、

パンを食べさせるのにも必死だった。

そこにもう1人子どもが生まれ、

男は困って、

家を出て大きな街道に駆けてゆき、

出会った最初の人に

名づけ親になってもらおうとする。

男は

最初に神さまに出会い、

神さまは男を憐れんで

子どもの名づけ親になろうとする。

しかし

男はそれを断った。

神さまは

金持ちにほどこしをして、

貧乏人には

ひもじい思いをさせるというのである。

次に、

男は悪魔と出会い、

同じように

悪魔も子どもの名づけ親を申しでるが、

悪魔は人間を騙し誘惑するといって断る。

さらに先を行くと、

男は死神と出会う。

自分は誰に対しても平等だ

という死神の言葉を聞き、

男はその通りだと思って

子どもの名づけ親を頼む。

死神は、

その子どもを金持ちにしてやるという。

子どもはやがて

年ごろの男の子になった。

ある日名づけ親がやってきて

男の子を森の中に連れていき、

そこに生えている薬草をさしながら

彼を有名な医者にするという。

「死神が病人の頭のところにいれば、

 その薬草をあたえれば助かる、

 足のところにいれば、

 その病人は救うことができない、

 死神の意思に反することは

 決してしないように」

と話した。

間もなく、

その若者は有名な医者となり、

金持ちになった。

ある日、

王さまが

病気になり医者が呼びだされると、

死神が病人の足もとにいた。

死神は名づけ親だから

大目に見てくれるのではと思った医者は、

死神をだまして病人の向きを逆にし、

死神が頭のところにくるようにする。

王さまは

病気がなおり元気になるが、

死神は怒りを露わにし、

もう一度同じことをすれば、

今度は

医者自身を死神のもとへ連れていくという。

しばらく経ち、

今度は王さまの娘が病気になった。

王さまは悲しみにくれて、

娘を治した者は夫にして

王位を継がせる、

というおふれを出した。

医者が病人のもとにくると、

死神は足もとにいた。

医者は

お姫さまの美しさに目がくらんで

死神との約束を忘れてしまい、

怒った死神には気づかず、

お姫さまの向きを逆に変えてしまう。

お姫さまは助かったが、

死神は医者を下界のほら穴へ連れていく。

そこにはたくさんの明かりがあり、

炎はあちこちで消えたり燃えたりしていた。

死神は、

それは人間たちの命の明かりで、

生きていられる残りの時間

を表す明かりだという。

そして、

今にも燃えつきそうな小さな明かりを指して、

これが医者のものだと言った。

医者は

新しい明かりを注ぎ足してくれるよう頼みこむ。

死神は

そうするフリをして

小さな医者の明かりを倒し、

明かりは消えてしまう。

すると、

医者はあっという間に倒れて、

死神の手に落ちたのだった。

おしまい…


so it's fantasy!

力に溺れてしまうと

よくないよ

ってのが言いたいんだよね

きっと

好きな系統のお話よ

病人の向きを逆にしたら

死神を騙すことが出来る

という

安直かつ天才的なアイデア

なぜこれで死神が騙せると

思ったのか

よく即座に思いついたな

たくさんの子どもをもつ男

新たな命の誕生に

名前に困って

道行く人に聞く

はぁ…

なんともまぁ…

男は浅はかで

バカな生き物なのか

そして託す

神や悪魔や死神に

はぁ...

なんてこっただよ…

頼るべきものでもないのに

一番大事にしてあげるべきは

奥様の意見だと思うけれど

昔話にそんな配慮はないのね

しごとをとりかえただんなさんでも

男性、女性の違いが露わになったと思うけれど

割と男性的な思考と女性的な思考は違う

今はジェンダーレスの時代だから

個人個人それぞれ違う

と表現されるとは思うけれど

ホントに違う。

時代や社会やその時の風潮によっても

変わってくるんだろうに

このお話が女の人主人公なら

お話の内容も変わっていただろうに。

昔話は

作者の勝手都合のいいように

作られてる

この話は

これが勝手都合よかったんだ。

病人の向きを変えても

気が付かない滑稽さ

明りが命だとし

簡単に倒し消されてしまう

残酷さ

いつの世も

そういうマイナスでネガティブな情報に

大人も子どもも惹かれてしまうんだね


「Doomscrolling(ドゥームスクローリング)」

という言葉がある

「Doom」は絶望を

「Scrolling」は

SNSのタイムラインなどを

スクロールし続けることを

意味する

情報社会の中では様々な情報を

嫌でも目にする耳にすることがあるけれど

不安定な状況下において

ネガティブな情報ばかり収集してしまったり

マイナスな情報ばかりが目に付くことを指す

社会で生きていくために

様々な情報を集めようとするのは、

そもそも人間の生存本能に基づく自然な行為。

しかし、

過度に情報摂取をしてしまうと、

それが習慣化されてしまい、

何が正解で何が不正解なのか

どこがどう現実なのかすら

判断がつかなくなり

何がポジティブで

何がネガティブなのか

曖昧になってしまう

不安を助長するような

悲しいニュースを見続けるサイクルにはまると、

ネガティブな影響があることを自覚しながら、

習慣化することで

自身にとっては当たり前なことになり

それを止めることが難しくなってしまう。

その結果

全てに対して

絶望を感じるようになり、

恐怖や喪失感、不安の感情を拭えなくなる。

もちろん

ネガティブは

ポジティブの上に成り立つものであって

ネガティブも心を守るも防衛機制としては

重要な役割を担っていますが

バランスが大事

何事もバランス

やりすぎはよくない

力の使い過ぎ

情報過多

アクセル全開

全力投球

時には必要かもしれないけれど

その状態を維持し続けることが出来る?

いい時もあれば悪い時もある

上手くいく時もあれば

上手くいかない時もある

何事もほどほどが一番

勝手に心でも判断するくらいだ

「バランス」

時に意識しないといけないね

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サポートがなんなのかすら理解できていませんが、少しでも誰かのためになる記事を綴り続けられるよう、今後ともコツコツと頑張ります!