マガジンのカバー画像

1日1冊オススメ本レビュー

1,322
ブックコーディネーターが毎日1冊、サクッと読めるオススメ本ブックレビューを公開していきます。
運営しているクリエイター

2022年9月の記事一覧

「事務ミス」をナメるな!

"原因を、作業者個人の能力不足に求めることは、あまり適切ではないのです(中略)職場の体制を…

プチ哲学

"このプチ哲学で伝えたかったことは大きく言えばひとつです。それは、『考えることって、楽し…

私には夢がある

"非暴力の余波は愛の共同体の創造である(中略)この戦いにおいてわれわれの手がきれいであるよ…

「マニュアル」をナメるな! 職場のミスの本当の原因

"さまざまな会社から事務ミスの防止策について相談を受けてきた。そのほとんどの場合で、マニ…

誰の死体?

"『先代公妃がおっしゃるには、例の実直なるバターシーの建築家が、風呂桶の中に死体を見つけ…

超ソロ社会 『独身大国・日本』の衝撃

"ソロ社会やソロで生きるということは、個々人が勝手に生き、他者との関わりを遮断する社会で…

増補新訂版 アンネの日記

"自分でも不思議なのは、わたしがいまだに理想のすべてを捨て去っていないという事実です(中略)なぜならいまでも信じているからですーたとえいやなことばかりでも、人間の本性はやっぱり善なのだということを"2003年邦訳。本書は2種類の日記を編集、さらに新たに発見された日記も加えた増補新訂版。 個人的には主宰する読書会の課題図書として手にとりました。 ⁡ さて、そんな本書は誰もが知るように、第二次大戦時、ナチスドイツ占領下のオランダ、アムステルダムを舞台に、密告により収容所に連行さ

方舟

"この山中に埋められた貨物船のような地下建築から脱出するには、九人のうち、誰か一人を犠牲…

劇画ヒットラー

"私の夢 それは古代ゲルマンいらいの失地回復であり ヨーロッパ全土から東はウラルにまでおよ…

ホテル・ピーベリー

"『このホテルには妙なルールがある』『ルール?』『そう、そのホテルに客が泊まれるのはたっ…

おいしいごはんが食べられますように

"誰でもみんな自分の働き方が正しいと思ってるんだよね、と藤さんが言った。無理せず帰る人も…

道頓堀裁判

"判決言渡しのあと、安井さんは『お金ではありません。先祖の功績が認められ満足』とさわやか…

安楽死・尊厳死を語る前に知っておきたいこと

⁡ "『よく死なせる』ことを考える前に『最後までその生を支える』ことがどこまで追求できてい…

隷従への道

"自由人からなる世界を創造しようとする最初の企画に失敗したとしても、われわれは再び試みなくてもならない。個人の自由に関する政策が、真に進歩的な唯一の政策であるという指導原理は、今日においても依然として19世紀と同様に真理である"1944年発刊の本書は市場自由主義を代表する歴史的名著。 個人的にはケインズの『雇用、利子および貨幣の一般理論』を読了したので、思想的に対立した著者の本も手にとることにしました。 さて、そんな本書は第二次世界大戦下、連合国の勝利が明らかになる中で、