削れた木片の
散らばった床の上で踊る
小さな妖精に
靴をあげたいと思った

窓からさす
月明かりの中で
夜ごと踊る彼女の
小さくくるくると回るたび
少しの木屑が嬉しそうに舞う

この彫刻が出来上がる前に
君のための小さな靴を
綿毛で編んで渡すよ
いつだって遊びにおいで

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?