しまいの会話
私の人生の、ここいらで”出番”となった訳ですね。
(昨日の事)
朝、現在入院中の病院ドクターから連絡をもらって話し、間もなく今度は看護師さんから連絡が入り…。
”現在、○○(処置内容)に入っているので、個室へ変えていいですか…?”
という事なのだけども、転院先のSWとの会話で、「キーパーソンは○○さん(私)、金銭管理は相談員さん、という事で宜しいですか?」と確認をされ、内心で、”連携室間ではそいう表現になっているのか…”と理解していたので、簡単に説明し、施設の相談員さんへの連絡をお願いした。
前回の時より積雪は少ないけども、雪後の”べちゃべちゃ”を想像して、今日もワンの散歩は見送るつもりだった。
朝からワンの吐しゃ物で、厚地物の洗濯。天気はいいから躊躇なく洗えた。「・・・時間あるから、電話してみよう」
姉の所に連絡は入れているものの、留守電が多く直接会話はしていなかった。私が父の事で頻繁に連絡しなかった理由は、それこそ”こうなりました”、からの変化が多く、キリの良い所を決めていた、少し早くなったけども。
「…… …… …… …… (留守か…)」
留守電になって音声を残して、居れば応答するタイミングで出ないので切ろうとした所、出てくれた。必ず長くなるのは判っているんだけど、
「ザックリ話していくね・・・」
と、現在の状態、現状に至る迄のアレコレの抜粋、これから転院を控えている状態との並行など、どうしても説明が細かくなる部分もあった。
前回、姉と直接話が出来ていたのは、施設に入るにあたっての確認・連絡、以来で、昨年末に「施設にいて、落ち着いているよ」と留守電を残してからのこの展開になっているから、どうしても説明(流れ)が必要だった。
「へ~…そうなんだ。”ヘルニア”とかじゃないんだ」
私も父がここへ来た時に聞いていた、鼠径部のヘルニアくらいしか、痛みを絡むものは聞いた事がなかったので、それだけあちこちの”症状”が出る事は姉にとっても”驚き”だった。
”看取り”という形へ行っている、という話の中で、「点滴」を選んだ事も私の考えと共に伝え、姉はそれと同意だった。
今までの父への想い(怒り)はもうないから、と”以前の姿勢とは違う”という私のスタンスも全て伝えた。これも姉は同意(笑)
昔と変わらない姉。”主張”しない。私は今まで通り自分の思い・考えを言っているだけだけど、姉までも共に、「そうだよね」と変わってしまう。ここでは”そういう事”を突っ込みたい訳じゃないから先へ。
「”あの人”がタバコを止める、なんて事はなかったでしょうね。」
たまに、父との関係からくる姉の言葉が会話に挟まった。そしてなんでその流れになったか不明だけど、
「長生きするつもりなんてないし。この先楽しい事なんて別にないもん。こんな歳になればさぁ…」
「あ、えっ?歳って私と3つしか違わないでしょ(*^。^*) ”いい事なんてない”って、、なんでそんなになった??」
姉はあちこち病院にかかって、今また検査中のものもあって…。旦那さんは睡眠数時間で忙しくサラリーマンやっていて…。自分の”昼夜逆転生活”が直らない、などと話していた。
言える事はあるけども、これもこちらからは、簡単な話で終わらせた。
転院が済んでからきちんと姉に話そう、と決めていたけど、ここで話しておこう、と決めた理由は姉に伝えながらそう”感じた”から、だと思う。
今月初めにSWさんと話した中で、「抗生剤は今週いっぱいは続く…」といっていた事を思い出す。正確にいつストップしたのかは分からないけども、その予定なら投薬が切れて数日で、「”その状態になる”状態」、と理解したから。
話す内容なんて、話しながら”考えて”いる訳じゃない。でも、だけど。やっぱり、それは「無意識に」、背景からジンワリそうした方が良い方へ流れて行く。
ここからも遠い入院中の病院。姉の所からは非常に遠い。病院へのアクセスもいいとは言えず、”行けない理由”の方が多い事は私も知っていた…
「○○病院の8階にいるから。”個室に”って言う連絡があったから変わるかもしれないけど。ドクターが薬で、って言ってたから、また落ち着くと思うけど、だから大丈夫かもしれない。でも、前回大丈夫だったのに!かもしれないから、言っとくよ」
「うん、わかった。・・・やせ細った姿なんか見たくないな(^-^; あの状態だったらいいけど…苦笑」
姉の隠れた心が飛び出してきた。
「張り合える状態だから、そうしてきたよね。相手がそうでないならば、こちらのそれも萎むもんね?(*^^*)」
ずっと、ずっと。
私なんかより、姉の方が辛い思いをするだろうと、判ってここまで来ていた。SWさんとの話の中でも、「きっと姉の方が崩れると思う…優しいから」と、伝えていた。
「じゃ、長くなってごめんね。私の言う事はここまで。後は行く行けない、お姉ちゃんが決める事だからね」
電話を切って、終わってる洗濯物を干して。外を見るとしっかり道路が乾いてる。
「お散歩行こっか!」
ワン達がどこかで濡れるかもしれない事も想定で。昨日行けなかったから連れて行きたかった。
風は冷たいけど、アマテラスの力が十分強く、こんなに暖かい。
「ありがとう、アマテラス」
そう思って存分に気持ちよく歩かせてもらった。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
色々会話をしていて、やっぱり気づく事、気づかされる事はいくつかあって。それらは次回に触れてみたいと思います。
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53歳で、”先に良い事なんて何もない”、なんて言うなよ。
こっちが辛くなるじゃんか。
私がその不調を全部、治してあげたいよ…(思うだけだけどな笑)
”先住民と血交じりの酒”を飲める、強さがあなたにはあるのに。
「うみのみかをサポートしたい」と行動させてしまう様なクリエイターです(*^^*)。私も同じように読まれた方のサポートになる事を意識しています。 自覚を保ちしっかりと進んでいきます!