鹿児島旅 2:薩摩隼人と飲む

旅先で必ずやることのひとつに飲み歩きがある。

飲み歩きが好きな理由はもちろん食べものもお酒も大好きな食いしん坊万歳な生き方をしているというのもあるが、それ以上に地元の方々とのおしゃべりが私を飲み屋へと誘導している。

今回も早めのお夕飯で黒豚のとんかつ定食をペロリと平らげ、気になったビアバーへ。

黒かつ邸に行きました😊


鹿児島の飲み食いといえば天文館エリア。
ちょっとレトロな雰囲気を味わえるスナックのネオンをくぐりぬけ、GoogleMapがココ!と示したのは細長い通路の奥にあったこじんまりとしたお店だった。

都内のオシャレ感漂うビアバーやでかいテレビにスポーツを流してるパブとは雰囲気が違うことに私は居心地の良さを感じた。カウンターには威勢の良い太陽のような店主とバイトの子が2人。お客さんもサラリーマンやラフな姿の青年、嫌味にならない常連感をだしてるおじいちゃん、これから夜のお仕事に向かう綺麗なお姉様、と様々。天井からぶら下がる万国旗のごとく、色んな人たちが各々の過ごし方でビールに舌鼓を打っていた。

耳に届く薩摩ことばがさらに私をアットホームにさせてくれる。まず1杯目は和歌山のクラフトビールで1人で小さく乾杯。さっき食べたトンカツの脂をビールの炭酸がシュワっとなかったことにしてくれるような気分になる。。。まぁ、これはあくまでも気分にすぎないが。

こういうお店に行くと店主のトークスキルとタイミンの良さに感動してしまう。1杯目を飲み干して次はどうしようとさりげなくメニューに目をやったときに優しくオススメを教えてくれた。そこから両隣りの薩摩隼人たちを巻き込んでおしゃべりがはじまった。お隣さんのオンライン将棋にみんなで頭をひねって次打つ手を考えたり、観光アドバイスをもらったり。

趣味で知り合う人と短い時間で意気投合するようにお酒が好きな人にも共通言語のようなものがあるんだと思う。だから1晩限りの名前も連絡先も知らない相手とでも最高に楽しいという思い出を作ることが出来る。

こういう時間が好きで私は飲み屋に行く。

さて、明日は指宿だ。

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