ふぇり *felicity

人生とは食べて 飲んで読んで 聴いて歌って 旅して書くこと ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 美芸…

ふぇり *felicity

人生とは食べて 飲んで読んで 聴いて歌って 旅して書くこと ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 美芸出身 エンタメ通訳翻訳 英会話講師 Art Educator eighter 考えてることの記録。 #エッセイ #トオコトラベル instagram @tottoko921

最近の記事

社会人短期留学記3 -アメリカに帰り、日本に戻る

気づけばあっという間に短期留学が終わろうとしている。 金曜に学校から修了証をもらい、最後の週末の今日はお土産ショッピングのラストスパート。宿舎の部屋はCVS(薬局)とTARGET(激安ストア)の袋で溢れかえっている。そいえばスーツケースちゃんと閉まるのだろうか… 当初は時系列に沿うような形で留学記を残そうと思ったけど、実際学校が始まっちゃうと記事を書く体力がなく(まぁ予想通り)この日を迎えてしまったので番外編のような内容を書いてみようと思う。 というのも今日最寄りのTAR

    • これは便利!海外渡航オススメ生活グッズ(ときどきオタク)

      4年振りの海外。 生まれてから1箇所に留まったことのない生活を送っているので本当に行けるんだろうか?という気持ちで今日パッキングをしている。ちなみにパッキングがあとちょっとで終わりそうなのに、このタイミングでやる気ゼロになる現象はなんなんだろう(まさに今)。 4年前と今で大きく変わったことといえば、間違いなく身の回りにオタクグッズが増えたこと。関ジャニ∞を筆頭に日常使いできるグッズを作ってくれているのでついお財布の紐がゆるんでしまう。ちなみに私はグッズは使い込む派。 さて

      • 社会人短期留学記2 -簡単にリスキリングとか言わないで

        6月に入って雨、雨、雨。 オタク界隈の友達相手にはあまり言ってこなかったが、実は6年くらい前からスワローズを応燕(応援)しているゆるっとした野球好きだ。東京ヤクルトスワローズ名物といえば(つば九郎以外!)得点時にミニ傘を高らかに掲げて「ヤートナ!ソレヨイヨイ!」と東京音頭に合わせて踊るファンによる圧巻のパフォーマンス。 どんなときもヤクルトファンは傘を持って球場に行く。そしてどんなときも選手を鼓舞するように傘を高く掲げる。選手がホームに帰ってきたときどこか誇らしい気持ちにす

        • 社会人短期留学記1 -ボストンに帰る意味

          2022年、私は干支を3周した。 そろそろ人生の折り返し地点が視界に入ってもいいはずなのに36歳の自分は見事なまでに「何も持たない者」だった。寅の中でも圧倒的強さが自慢らしい五黄の寅なのに自分の左右は気づけばポッカリ空いていた。ちょっとしたそよ風でフラフラしてしまいそうなくらい自分の軸を見失っていた。ガオーと威勢よく声を発するくせに、もたれかかる背中のない私は自分が思っている以上に弱かった。そう気づいた3周目の干支を迎えたあと、大きな波となって襲ってきたのは停滞による不安だっ

        社会人短期留学記3 -アメリカに帰り、日本に戻る

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        • ボストン社会人短期留学記
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        記事

          鹿児島旅 3:乗り物に乗る(主に電車)

          私はゆるーい乗り鉄である。そして六角精児さんの造語をお借りするのなら呑み鉄でもある。 私の場合、ただ乗り物に乗るだけでハッピーになるという至極単純なものだ。中でも最近ハマっているのが地方の特別列車に乗ること。そのために旅行する時もある。去年は大阪から奈良県吉野山を繋ぐ青のシンフォニーに乗りたくて西に行ったくらいだ。 今回私が2日に分けて乗ろうと計画したのが ・特急指宿 たまて箱号 ・特急きりしま 桜島から開聞岳へ 光る海岸が美しい特急たまて箱号 鹿児島中央駅前と温泉

          鹿児島旅 3:乗り物に乗る(主に電車)

          鹿児島旅 2:薩摩隼人と飲む

          旅先で必ずやることのひとつに飲み歩きがある。 飲み歩きが好きな理由はもちろん食べものもお酒も大好きな食いしん坊万歳な生き方をしているというのもあるが、それ以上に地元の方々とのおしゃべりが私を飲み屋へと誘導している。 今回も早めのお夕飯で黒豚のとんかつ定食をペロリと平らげ、気になったビアバーへ。 鹿児島の飲み食いといえば天文館エリア。 ちょっとレトロな雰囲気を味わえるスナックのネオンをくぐりぬけ、GoogleMapがココ!と示したのは細長い通路の奥にあったこじんまりとした

          鹿児島旅 2:薩摩隼人と飲む

          鹿児島旅 1:書く旅にする

          ただいま羽田にてフライト待ち。 私は空港の雰囲気が好きだ。 どこかに旅立ち直前の高揚感、憧れの地に降り立った内なる歓喜、馴染みの土地に帰ってきた安堵感、これから仕事という名の戦いに挑む緊張感。この空気に触れると自分の全神経が行き交う人たちの刺激を受けて、身体の奥から活力が漲ってくる。 そんな空港特有の刺激に包まれながら私はこれから鹿児島に旅立つ。 コロナ禍で溜まりまくったANAのマイレージを使いたかった私が選んだのはまだ踏み入れたことのない九州最南端の都市、鹿児島。

          鹿児島旅 1:書く旅にする

          エイトレインに飛び乗って

          「例えていえばロングトレイン〜」 学生時代から幾度となく往復した東海道新幹線。乗る度に頭の中に流れてくるのはTOKIOのAmbitious Japanのメロディだ。 その中でも今日の私にぴったりなフレーズがある。 逢いたくて逢いたくて たまらないから旅に出た 逢いたい人は君だけど 君なんだけどそれだけじゃない 2022年12月24日 クリスマスイブ まさに今、私は関ジャニ∞18祭に向かう新幹線に乗っている。 夏の18祭から約半年。 冬のツアーは関ジャニ∞待望のド

          エイトレインに飛び乗って

          そうだ、作ってみよう ―【ヴィンセント・イン・ブリクストン】のフィッシュケーキ

          先日、Aぇ!group正門良規さんが若かりし頃のヴィンセント・ファン・ゴッホを演じた舞台【ヴィンセント・イン・ブリクストン】を見てきたときのこと。 帰り道、映画「ゴッホ最期の手紙」のサントラを聴きながら舞台の世界にひたっていたときにふとひらめいた。 「そうだ、作ってみよう」 これはまさにプルースト効果。 この舞台のドラマは終始ヴィンセントの下宿先のキッチンで繰り広げられる。登場する女将さんやその娘、下宿先の仲間は料理をしたり、紅茶を淹れながら会話を進めていく。とにかく

          そうだ、作ってみよう ―【ヴィンセント・イン・ブリクストン】のフィッシュケーキ

          あと1時間ちょっとで区切りだからちょっとだけ振り返ってみる

          1年の区切りといえば一般的にはお正月だろう。日本独自の習わしに沿うなら年度が始まる4月という人もいるのかな。でも私は天文学的根拠に基づく春分(Equinox)や秋分(Autumnal Equinox)が好き。天上の星やその軌道が間違いなくこの瞬間が区切りだと指しているその理路整然さが良い。 その区切り近くになると、自分自身も年齢という区切りを迎えるのでセルフ振り返りが増えてしまう。年齢という線の向こうに行ったら、新しい自分になれる気がしているからかな? 2021~2022

          あと1時間ちょっとで区切りだからちょっとだけ振り返ってみる

          襖絵としての責務をまっとうすることを考える

          襖は部屋を仕切ることを主な目的とした建具。 襖絵の責務(役割)を考えた時、ガラス張りの博物館にて丁重に扱われている場合と、吹きさらしだとしても何百年も前と同じ形で使われている場合、どちらが責務を「まっとうしている」と言えるのだろうか? さらに言うなら、襖絵としてはどっちが幸せなのだろうか? そんなことを考えさせられた吉野旅だった。 場所は吉野山にある吉水神社。 目を見張るような名品揃いの吉水神社の奥にある日本最古の書院建築の中で、対面した狩野永徳『桜の図』や狩野山雪

          襖絵としての責務をまっとうすることを考える

          忘れられない音楽体験 ~関ジャニ∞【You Can See】

          これは当時参加したライブと今の私を繋いだとある楽曲の思い出話。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 2020年のライブ初めが明日に迫ってきた。 新品のスケジュールに真っ先に書いたのは ―佐伯ユウスケ ワンマンライブ【ウラオモテンション2】― ライブに向けて準備をしながら手元のチケットを見るというルーティンを繰り返しながら当日を待つ。お風呂のあとはラジオ聞きながらネイルしよう、当日は誕生日にもらった可愛いリップ塗ろう、なぁんて考えていることに気づいた瞬間、自分がこのライブを

          忘れられない音楽体験 ~関ジャニ∞【You Can See】

          4月はまだ揺らいでいる ―入野自由【April】を聴いて

          2021年9月22日に配信された入野自由の新曲は何かが違った。爽やかで優しくて包み込むようなメロディが流れる3分36秒間。とても良い曲でうっとりすると同時にその心地良さ以上の強い衝撃が私の胸を突いてきた。 そもそも9月に歌う4月の曲。 なんでこのタイミングで4月だっんだろう? そして発表から迎えた初めての4月。 2022年4月に聴くAprilはまだ揺らいるように感じた。 4月らしさのないApril Aprilを歌う入野自由くんを勝手に想像してみる。 木漏れ日が差し込

          4月はまだ揺らいでいる ―入野自由【April】を聴いて

          ハッシュタグを使えなくても言わないといけないことはある

          ハッシュタグを使っていいのか。 今日自分のインスタに投稿したストーリーの下に書いた#metoo。私はそれを入力することができなかった。当事者かどうか判断ができなかったから。 映画に携わる仕事をさせてもらって10年。 この数週間の出来事が気になって仕方がない。 いろいろ言いたいこと、経験してきたことがある。だけどそれはこのハッシュタグを付けるほどのことなのだろうか。長年の経験から必要以上に波風を立てないという思考回路が埋め込まれてしまったからか。ハッシュタグを私はそっと隠

          ハッシュタグを使えなくても言わないといけないことはある

          スパークした先 Hedwig and the Angry Inch 感想文

          なんなんだこの感覚!!! 終わった瞬間、毛細血管の奥から痺れのような未だかつて感じたことの無い、言葉にできない「何か」が体内を時速200キロで駆け巡った。 気づいたらほっぺが濡れていて、泣いた記憶がまったくない自分はこの状態に一人困惑していた。トイレでマスクをとったら頬のあたりが湿っていて薄く乗せていたはずのチークがベトッと付いていた。 まるでヘドウィグがトミーに向かって投げたデスマスク(タオル)のように。 ※これはヘドウィグを初めて見た人間の感想です。 ※ネタバレ注

          スパークした先 Hedwig and the Angry Inch 感想文

          さぁ、はじめよう

          「さぁ、はじめよう」 立春すぐに誕生日を迎える吉野さんにぴったりなフレーズだと思う。 はじめよう。 吉野さんが発するこの言葉が持つ清々しさはなんなんだろう。今ではすっかり私のお気に入りの言葉になっている。 お誕生日とか私がnoteに文章表現の場を移しつつあるとかそういうのも含めて、もう一度見たいと思ったMVがある。 公開されたのはちょうど1年前。予告的に上げてくれた動画ではMVをスマホで撮影してみたというシンプルな内容だけが伝えられた。どういう経緯でこの企画が持ち

          さぁ、はじめよう