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Fairy tale(おとぎばなし) と One night(1度限り)男 と 女 の 物 語

なぜ?


人生の最後に向かう自分にとって、これは永遠の謎ワードです、それが  #男と女
#ジェンダーレス の時代 この言葉が定着した頃から比べれば、もはや陳腐で違和感のある言葉です。 だからこそ強烈だと感じます。 反面、男と女の謎は、今の方が、以前よりも少しだけ解り易くなったと感じるのです。
なぜならばそれは、
#男と女  が 不可解なのではなくて
男と男 でも 女と女でも問題は全く同じ、そこにあるのは、愛情 恋 興味 欲望 理性 興奮 そひて悪戯心 本音 が入混じり、合えば不可解な反応は常に起きると言う事だと思っております。


One night

  今日 ここに綴る一例はたぶん ”fairy tale(おとぎばなし)”です。

これを書きながら もしも、この One Night という題名の短編集があったなら・・・ そんな事を考えています。 そう言えば、大好きな #片岡義男 先生の作品の中には、 おそらくは #OneNight  そう思わせる作品が何本もあると思うのです。
例えば #心待ち #巨大な月曜日 #熟睡する女性の一例  勝手にこの僕がカテゴライズしているだけしれないですけれど。

話が逸れました ふたたび One Nightの話。
ここでいうワンナイトは何も、夜の出来事とはかぎりません。
ただ、それらが
後にも 先にも その時きりの関係であることに、ある種の意味が生まれる。
そうなることを、当事者は、その時 決めていたのか
結果としてそうなったのか
それは解らないのですが
たぶん、どちらかは そう決めているそう思うのです
今日、書くこの話も多分そうだったのだと思うのです。
ここでは、小説ではなく、この物語の出来事を平打で書きました。
出来事の概要を伝えたいために

それでは・・・・

Honolulu

ビジネスミーティングのために同じ社のメンバーたちとグループで島を訪れていた一人の女性。
彼女がこの物語の中心

3日間のミーティングが終わり、最後のレセプション・パーティーも無事に終了した滞在中日。
翌日は仕事を離れ、グループの皆とゴルフ予定だった。
その夜に、彼女は発熱したことをメンバーに伝え、明日のゴルフはキャンセルしたいと言った。 
周囲は彼女のことを心配したのだけれど、彼女自身が強く大丈夫だと言って、もしも悪くなったら、近くのメディカルセンターに行くと言うことから、皆は納得した。
翌日は一人、メンバーのうち彼女だけがホテルに残ることになった。

もちろん彼女は平熱だった

翌朝、メンバーは早朝からゴルフへ出かけた
それでも、彼女はいつも朝食をしていた、階下のレストランには行かないでいる。
あくまでも、熱を出して寝ている自分でいたかったから。
彼女はベッドサイドの電話を取ると外線に電話をかけた。
電話の相手は、このミーティングをディレクションした人物で
パーティーで出会って少し話をした。
その時に彼からは名刺をもらっていて、裏にはセルフォンの番号があった。
電話した彼女は、ノンアポ、平日、午前中 に彼を誘う。
面倒な誘いではなく、今日、社のメンバーはゴルフで、自分だけがホテルに残ったとだけ告げて、部屋番号を伝えた。
そんな、誘い方、許されるのか、いとはいえ、ここは南の島だから
彼女には、その男が来ないという出来事も含めてのゲームだと感じていた。
反面、このゲームには根拠無き勝算が

そして、彼は現れた 
ノックは彼 直接、彼女の部屋に訪れた
ロビーからハウスフォンで呼ばないということは
もうすでに、共犯者だ

食事も酒も必要のない それどころか 会話さえも少なく
お互いに限られた時間の中で 
その出来事だけに没頭する
カーテンはレースだけ、明るい光の中の出来事 窓からはアラワイのヨットハーバーの景色がカーテン越しでも綺麗に見えた 
空調の効き過ぎた部屋は、二人の熱を冷ますには丁度よい
男の目には、光の中の彼女が終始映り
彼女はづっと目を閉じていた

誰も知られない限られた時間がやがて終わる

「今度いつ会える」そう切り出したのは男の方だった
部屋に来た時と同じ様に服を身に付け、髪を整え
ドアに向かう直前に

彼女は、ベットの上から、顔だけを男に向けて
無言で笑顔を返しただけ

男は、部屋をでて、ドアは勝手に閉まった


それから数時間後、彼女はロビーで帰って来た仲間たちを出迎え、熱が下がったことをと伝えた。
その夜、何事もなかった様に仲間と食事をする彼女がいた。
仲間にみせる、その顔は 昼間 男の帰り際に彼女が見せた
あの笑顔と同じだった。

こんな男女をあなたは どう思うのでしょうか・・・

だれも責められない、こんな出来事
この出来事で失うものは、得るものは
良くわからない、それが結論です。



 



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