見出し画像

キンプリSSS第4章の整理-プリズムワールド/使者/女神について-

※当記事は2019年5月時点で執筆したものです。

キンプリSSS第4章の整理というか嘆き?
①プリズムの使者について(そなたプログラム~りんね3型まで)
 ①A ルヰの動き
 ①B シャインの動き
②プリズム1のラスト
③使者の心情
④残る謎
でまとめています。

①プリズムの使者について

★「そなたプログラム」の失敗
詳しい内容は不明。
プリティーリズムの主役級プリズムスタァが含まれている。
(プリズムの煌めきの伝導に向いている人間にインストールされるプログラムだという意見もある。「神の啓示による使命の植え付け」ということか。しかしそれでは余りにも洗脳的で恐ろしい。むしろ才能ある人間がプリズムの煌めきを集め発揮するのをアシストする程度であるような気がする。)
使者を送り込んで遠回しに伝導する「りんね/シャインプログラム」とは異なる。
これにより数々の成功(プリズムの煌めきの正しい伝導)を収めるも、一方で多大な犠牲を払ってしまう。
これに関して、人が死んだりはしていないので、人的な被害ではない。
(またプリティーリズムの世界観からしてそのような設定はそぐわない)
むしろ「プリズムの神々」にとっての失敗・犠牲とは「プリズムの煌めきの伝導の失敗」なので、「そなたプログラム」によってプリズムの煌めきが上手く広まらず、煌めきが失われたり良からぬ方向へ向かった世界が多く発生したことを指していると思われる。
また「そなたプログラム」の中に氷室聖の母の氷室マリアの名前があるため、その頃にはまだ「そなたプログラム」が運用されていたと推察される。

★「りんね/シャインプログラム」の開発
使者によるプリズムの煌めき伝導システム
以下のような取り決めがあると思われる。
・使者は「プリズムの煌めきの伝導」という命令に従わなければならない
・使者はプリズムスタァを陰ながら支え、決して表舞台に立ってはいけない
・使者は誰かを個人的に愛してはならない

★シャイン/響ワタルの封印とりんね1型・2型(15年前)
りんね1型(ver1.01から)が正常に機能しているのに対し、シャイン1型は男子スタァ達の利己的なふるまいに失望し、自ら「響ワタル」として舞台で観客を魅了してしまう。
…シャインが人間からプリズムの煌めきを奪い独占することで、使者を超えるプリズムスタァが生まれず、安定してプリズムの煌めきを保ち増幅していく自立した世界にならない。(天羽ジュネ事件と同じ)
りんね1型はプリズムの神々からシャインの封印を命じられる。
 シャイン「みな僕のプリズムショーを見て満足している」
 りんね「全ての人を魅了してしまったら…」
 シャイン「プリズムの煌めきを広めるのに協力してくれ。君も僕のことが好きなんだろう?(キス)」
りんね1型はシャインの封印を実行するも自らも心中しようとする。
しかし失敗し、りんね2型(ver2.01から)へのアップデートが行われ覚醒する。
…これは、りんねが「シャイン封印」という命令を一応完了したため、プリズムの神々がりんね1型の使命を終了させ、一度リセットするため、りんね2型へのアップデートを行ったと思われる。
しかし死にきれなかったりんね2型はシャインの元へ行こうとし、何度も自己消去を繰り返す。
これに対しプリズムの神々も命令の上書きを行い続け、いたちごっこになる。

★りんね3型の開発と運用(9年前~3年前)
りんね2型が使い物にならなくなったため、プリズムの神々はりんね2型のメモリーを消去し、基板のみを使ったモデルを開発し運用を始めた(シャインの記憶なし)…りんね3型(ver3.01から)?
最初のりんね3型(後の天羽ジュネ)がRL世界に送られるが、自ら舞台に上がるのみならず氷室聖を愛してしまう。
ペンギン先生にプリズムワールドに帰るよう諭されるも拒否してプリズムフェザーを折り、使者として背信行為に及ぶ。
このRL世界の異常事態が渦となり引き寄せられた別のりんね3型(後の荊りんね)は、なる達プリズムスタァの成長を促進、ジュネを人間にして問題を解決し、プリズムワールドに帰り、使者として成功を収める。

①A ルヰの動き

★ルヰ型の開発
RⅬで失敗と成功の両面を生んだりんね3型に対し、プリズムの神々は改良の余地があると判断する。
またプリズムの神々はシャイン暴走以降対策されてこなかった男子スタァへの監督も再開すべく、りんね型にⅯ型の機能を兼用させたルヰ型を開発する。
このとき基にしたのは不安定性を含むりんね3型ではなく、シャインとの記憶を持つりんね1型だった。
プリズムの神々はりんね1型のメモリーを復元してルヰ型に埋め込む(シャインの記憶が存在)。

★キンプリ1作目(バイプリ)でのルヰ
当初、ルヰは単純にプリズムの煌めきの伝導を目的にやってくる。
その最中、シンの中にシャインが眠っていることを発見。
何を思ったかシャインにプリズムショーを見せてあげる。
その後シンはエーデルローズに入学してプリズムスタァとして成長し、内に秘めたシャインの力によって真・無限ハグやオーバーザサンシャインという高難度の技を成功させる。
これと同時にシャイン自体もますますプリズムの煌めきを取り戻し、力を蓄えていく。

★キンプリ2作目(キンプラ)でのルヰ
シンの成長によって、プリズムの神々もシャインが生きていることを理解し、ルヰに封印を命じる。
また加えてルヰの背信行為(シャインの覚醒、自らのショー)を問題視し、警告する。
このときルヰは「宿主(シン)を回収しやすくするため」だと説明(ここよく分からない)。
この時点で神々はルヰの欠陥を悟り、任務終了後は次の使者を送り、ルヰはメモリーを消去すると決定。
急かされたルヰはシンとcrazy gonna crazyを踊りその最中にシャインを再び封印する。
しかしその後、プリズムキングカップでのシンの演技を見たルヰは「シャインは生きている」と確信し、再びシャインの封印を解いてしまう(今度はイヤリングを引きちぎり、完全に解放している)。
これはプリズムの使者として重大な命令違反であり、ルヰはプリズムフェザーを失ってしまう。
(「やっと一緒になれたね」発言はシャインと同じ堕(?)使者になったことを意味)

★SSSでのルヰ
ルヰとシンの遊園地デート→シンのことが好きでプリズムショーをさせてあげたい気持ちとこれ以上のシャインの復活を止めたい気持ちで揺れ動く。
ルヰのプリズムショー→シャインではなくシンへの思いを暴露。
しかしこれによりシンの中のシャインが覚醒、ルヰの中のりんねを刺し殺し完全に復活する。
この時点でルヰは、使者の羽根も使者の力も喪失し完全に無力化され、意識不明に。
 (シン/シャインのショー、エーデルローズセブンスターズのショーを挟む)
セブンスターズのプリズムリングの失敗でプリズムの輝きが失われたとき、消滅しかける。
しかし観客とスタァのエンゲージによってプリズムの煌めきが取り戻され回復。
プリズムの女神が誕生し、ルヰは使者としての役目を終えた。

①B シャインの動き

★響ワタルから一条シンに乗り移ったシャイン(15年前~12年前)
りんね1型の封印の儀により響ワタルは情報としても肉体としても消滅し、シャインは闇の世界(海の底)へ葬られた。
このときシャインは(りんねを含む)記憶を喪失?(「ここはどこだ!誰か助けて!」の発言より)
海面から射す赤い光(一条シンの誕生)が転換点だった。
このときシャインはシンの中に憑依・寄生する。
(この後のシーンでシンとシャインがすでに同じ景色(流れ星)を共有しているため、生まれたときから乗り移っていたと考えるのが自然と思われる)
幼少のシンが祖母の家に泊まった夜、流れ星とともに聞こえるりんねの歌声と笑い声(実際に音として響いていたわけではなく、シンもしくはシャインが心の中で聞いていた)にシャインが気付く。
(「りんねこそが私の探していた相手だ!りんねが私を見つけて救ってくれる存在だ!」的な)
うなじに月型の紋章が出現する→りんね(月)への愛のタトゥー的な?探してもらえるようにするため?

★キンプリ・キンプラでのシャイン
ルヰを見てルヰの中のりんねに気付く(キンプリ)。
オバレのライブ以降、プリズムの煌めきを取り戻していくシャイン。
しかしルヰによって再び封印される(キンプラ)。
プリズムキングカップでルヰに封印を解かれる。

★SSSでのシャイン
ルヰのプリズムショーによって完全に復活したシャインは、りんねに感謝しつつも「君の裏切りには失望した」「F型の気まぐれ(女心の揺れ動き?)には困る」などと発言し、りんねを刺し殺す。
シンのプリズムショーはプリズムの煌めきの過剰摂取(オーバードーズ)を引き起こし、観客へ恐怖を与える。最後唐突にシャイン2型(ver2.01)へアップデートが開始され意識不明に。
(プリズムの神々がシャイン1型のプリズムショーを危険視し強制上書きを開始?→しかしキャンセル)
(ここのシャインのアップデートについて考察してる人があまりいないです。神々によるアップデートだと思ってるんですが、使者は自己アップデートもできるんでしょうか?誰により/なぜアップデートが始まり、誰により/なぜキャンセルされたのかが不明確…)
その後、セブンスターズのプリズムリングによって拘束され再び闇の世界へ。
しかしプリズムリング(ないし観客とスタァの思いやりの力)さえ取り込むと意気込み微笑む。
シャイン新型(Shine☒みたいなバージョン表記)へのアップデートが行われる?

②プリズム1のラスト


★エーデルローズセブンスターズのプリズムショー
 ジュネ「彼(シン)なら(観客の)心の傷を取り除ける」
 シャイン「僕が忘れ去られる!」
最後、エーデルローズセブンスターズのプリズムリングによりシャインが拘束されかける。
しかしシャインの復活と危険ショーを恐れたプリズムの神々がエリア4989ごとプリズムシステムから切り離し、世界からプリズムの煌めきが失われる。
観客のプリズムの煌めきがセブンスターズに集約され、プリズムリングが完成しシャインが拘束される。
7人の絆と、皆の相互補助の力・互いを思いやる心に基づいた、新たなプリズムの女神が誕生する。

③使者たちの心情

@りんねの気持ち:
1回目の封印のとき、シャインが「好きなんだったら協力しろ」的な自信過剰で高圧的な態度をとり、おまけにキスまでしてりんねの心を揺さぶったとき、りんねは図星を突かれた恥じらいと同時に、若干の「怒り」「あきれ」を覚えているようにも見える(実際、封印しようという決断と行動は早い)。
しかしそのあとの無理心中・自己消去やルヰのシャインに対する執着を見ていると、盲愛しているとしか思えないのだが…。
プリズム1のルヰのショーの最後でシャインと決闘したときは「もう少し眠ってて!」と怒りを露わにしているし、やっぱり「F型の気まぐれ」は分かんないな…。

@シャインの気持ち:
基本的に自己愛が強く自信過剰。「君も僕のことが好きなんだろ?」発言が、「僕は君が好きだが、君も僕が好きだろ?」なのか「多くの女性と同じく君もイケてる僕が好きだろ?」なのか。その傲慢な性格と「協力してくれ」という発言や突然軽々とキスしてのける態度から、私は後者なのではないかと思う。またその性格と容姿からヒロの父親説もあり、とすると人間の女性と関係していたことになる。この前提に基づくと、所々りんねを「利用」しようとしていたと考えられる。
しかしりんねと同じく、そのあとのりんねに対する執着や「1千年前から」「1千光年の時空を超えて」発言が重すぎる。
はたまたプリズム1のルヰのショーの最後でりんねと決闘したときは、封印を解いてくれたりんねに感謝しつつも「君の裏切りには失望した」「F型の気まぐれ(女心の揺れ動き?)には困る」などと発言し、りんねを刺し殺す。1回目の封印のとき(その後もだが)プリズムショーをやるだけだと言われてナイフで刺されたことを「裏切り」と評価しており、これにはかなりの当惑と怒りを覚えている模様。また「F型の気まぐれ」というのはおそらくルヰになってから、封印を緩めたり解除したりまた封印したり、解放したと思ったら今度は「ルヰとしてシンが好きだ」と言い始めたりした、一連の挙動不審な(?)行為を言っているのだろう。最後、ステッキでりんねちゃんの顔をぶっ刺すのはあまりにも酷い。カップルの破局?

@ルヰの気持ち:
最初はシャインを見つけて感涙に浸るりんねの面が勝っていたが、シンと触れ合うたびにルヰとしてシンに惹かれている自分を認識する。
プリズムの神々にシャイン抹殺を命じられるも、
・シャインを抹殺すれば、シンはシャイン覚醒後からの記憶を失い、ルヰとの交流を忘れ去ることになる
・シャイン抹殺を完了すれば自分はプリズムワールドに帰りメモリーを消去される
という理不尽に直面し、ルヰとしてもなかなかシャインを抹殺することができないでいた。
最後、使者としての使命から解放されることでハッピーエンドになりましたが。
ジュネ様はショーと記憶を捨て去る代わりに人間界(エリア4989)に留まること、氷室聖と愛し合うことを許されたわけですが、その点ルヰ君はかなりラッキーじゃないか?その後のルヰシンがあまり描かれてないので進展のほどは分かりませんが。

④残る謎

・1千年/1千光年ってなんだ?
シャインはエリア4989に降臨後、響ワタルとして活動しりんねから封印を食らうわけですが、この封印から数えても15年程度しか経っていません。この封印された「闇の世界」ですが、シャインが「ここ(闇の世界)は嫌だ、出してくれ」「やっとこの世界(エリア4989)に戻ってこれた」などと発言していることからエリア4989とは異なる時空間のようです。一条シンの内的世界とも思えますが、実はエリア4989の外側なのかもしれません。一体どこの空間で、どのような時間の流れが存在しているのか、この問題が解決されない限りはどうにも分かりません。(追記:設定資料集にて言及あり)

・プリズムの女神
プリズムの女神とプリズムの使者の関係性について。RLでのそなた>ジュネやプリズムキングカップでのそなた>ルヰより、プリズムの女神>プリズムの使者なのは分かりますが、どういう仕組みで配置されるのか・誕生するのかがよく分かりません。今回新たな女神として「りんね型」女神が誕生したわけですが、「そなた型」女神は消えてしまったのでしょうか。またAD/DMF世界で功績を上げた神崎そなたがプリズムの神々に認められ、伝導のシンボルとしてRL世界で崇められるようにしたというのなら、RL世界でりんね型が功績を上げた使者として女神に昇格したのでしょうか。しかしりんね1型は死亡しましたし、必ずしも立派な功績を上げたとは言えません。不遇ながらも職をとりあえず全うしたりんね型への供養…?
あるいは、プリズムの神々に見放されたエリア4989を救うため、死亡したりんね1型が(霊的パワーを以て)プリズムの女神へと化身し、プリズムの煌めきを維持したというのでしょうか。それであればエリア4989はプリズムワールドという親宇宙から離れ自立した独立宇宙になりますね。
なんにせよこの辺もさっぱり分かりません。

続編期待してます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?