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<第27回>植物を購入する側のモラルについて

今回の放送もRadiotalkで配信をしています。


さて、皆さんは植物を販売したことはありますか?

一昔前は本当に好きな人の間でのみオフライン、つまり面と向かって販売することがあたりまえでした。しかし、最近はアマチュアの方でも簡単に販売ができます。
例えば、メルカリでしょうか。ヤフーオークションももちろんありますが、ヤフオクの方は少しマニアックな方が多いように思えます。どちらかといえばメルカリの方が、気軽にかつアマチュア度の高い人たちが多く販売しているようです。

初期の段階の放送でももうしてますが、私自身アマチュアの方が手軽に植物を販売することは全く反対ではありませんし、植物を転売目的で購入し、販売し利ざやを得ることも反対ではありません。
それはビジネスなので、うまくやってるなと思うのです。

ただですね、私が思うのは売り手のモラルよりも、買い手のモラルだと思います。
本当に、今買う必要がありますか?と問いたいのです。購入したいと思った経路を一度落ち着いて考えて欲しいと思っています。
というのも、最近ではSNSをきっかけに購買意欲を掻き立てられるようにマーケティングをされ、購入まで行き着くことが多くあるからです。
このとき、自分はどの部分を刺激されて購入するのだろうか、とふと思っていただきたいのです。

「珍しさ」なのか、「希少性」なのか、「自分へのご褒美」なのか、「美しさ」なのか。

購入させる側は、あなたに植物を買わせるために様々なマーケティング手法を使って購買意欲を煽ります。
そうしたとき、買い手であるあなたは、どのような部分を刺激されて買いたいと思ったのか、理解して購入をして欲しいなと思うのです。
マーケティングといってもよくわからないと思われる方もいらっしゃると思いますので、簡単にいい変えるといわば営業トークです。例えば、
これまで普通に輸入されていた植物が、今後手に入らないかもしれない。どうですか?今しか買えませんよ。来年には2万円が10万円になりますよ。今がお得ですよ。

このような謳い文句によって、買い手は、希少性・損失回避・競争意欲という部分を刺激されます。特に人間は損失回避と競争意欲が強いので、この部分が強く刺激されているということを知って欲しいと思います。

これを理解した上で、購入するのはなんら問題ないのかなと思います。こういうことを考えずに、希少性や損失回避だけで購入した場合、購入した当初はいいですが、その熱は1年と持たないでしょう。その結果、枯らしてしまったり、姿を崩してしまい、安値で売り出したりすることになるととても勿体無い気持ちになります。

少々過激な言い方になりますが、買いては常に食われる側です。そう考えたときに、買い手は納得して食われて欲しいと思います。そうして得たもので、結果としてどうだったのかを考えると、次に繋がる植物ライフになるのでは?と個人的には思います。

実は僕も数年後には販売側へなりたいと思っています。そうしたときに、顔が見える生産者になれればと思い、このラジオを配信し、いずれはYoutubeを配信していければと思っています。
そして、必ず僕もマーケティングを駆使し皆様に僕の植物を届けることになるでしょう。

そうしたときに、どこが刺激されて購入したいと思ったのかぜひ一度考えて、購入してお手元で私が育てた植物を愛でて欲しいと思います。

どのようなものでもその物を挟んだ反対側には人がいます。さらにその後ろには環境があります。そこまで考えて購入できると、とても良い植物ライフを送れるのではないかと思います。

今日は以上です。いかがだったでしょうか。

昨日の話ですが、私がすむ宮崎では割と大きめの地震がありました。日向灘だったので一瞬ひやりとしたのですが、大きな被害がなく良かったと思っています。

日本全国で災害が多くなっています。今後も多くなるでしょう。備えあれば憂いなし。準備はしておきたいものですね。

それでは今日も良い一日を。

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