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岡山市内で 個性的な路面電車を楽しむ! ー たま電車〜おかでんミュージアム+水戸岡鋭治デザイン。

 岡山への旅行で 楽しみにしていたのが、この「たま電車」。

( 車両にはネコ耳が! )

 降車ボタンまで可愛いくて、押すと 「にゃ〜にゃ〜」と鳴きます。

(つぎ・とまるニャ〜)

 もちろん、内装も三毛猫 "たま" のモチーフでいっぱいです。

 あれ?でも、"たま駅長" で有名な「たま電車」って 和歌山の電車じゃなかったっけ? なんて思ったら、たま駅長の和歌山電鐵は 岡山の路面電車を運行する岡山電気軌道の子会社、というつながりのようです。

(「わかやま情報BOX」なんてコーナー設置されていました)

 このたま電車を手がけられたのは、九州新幹線「つばめ」や、クルーズトレイン「ななつ星in九州」、親子向けの「特急 あそぼーい!」など、個性的な電車や大分駅などを手がけるインダストリアルデザイナー・水戸岡鋭治さん

 水戸岡さんは岡山県岡山市出身。JR九州の車両が有名ですが、岡山の路面電車やバスなども手がけられています。

 例えば、超低床式電車の「MOMO」は、シャープな外見とは異なり、内部は木を基調に作られてた暖かい雰囲気の空間でした。

(座席の配置もユニークです)

 岡山市内にある 夢二郷土美術館のキャラクター「黑の助」をあしらったバスも。こっちのバスもネコ耳つきでかわいいです。


 さて、そんな水戸岡鋭治さんのデザインの展示をしているのが、こちら 「おかでんミュージアム+水戸岡鋭治デザイン」

 もともとは工場の一角だった建物が水戸岡鋭治さんによってリノベーションされたミュージアムです。

(路面電車の整備工場もちらりとのぞけます)

 今回、岡山でこちらに立ち寄るのをかなり楽しみにしていたのですが、予想していた「ミュージアム」とは少し違って、”水戸岡鋭治さんデザインの遊具で こどもと遊べる空間" といった場所でした。( 子連れでない私がわくわくしながら入って行ったところ、受付にて「こちらはこども向けの施設なのですが…よろしいですか…?」と確認されてしまいました…汗 )

(こちらのソファの柄は、日本橋「タロー書房」の水戸岡鋭治さんデザインのブックカバーと同じ柄!)

 でも、写真や映像でしたか見たことなかった電車内の調度品などに触れたのが良かったです。

(こちらは館員見習いの「美宇(ミュー)」さん)

 以前、鉄道好きの友人に「みんな毎日長時間電車に乗るのに、車両の心地よさってあまり気にしないの何故なんだろう?」って言われて、電車はただの移動手段としか考えていなかった私はすごく驚いたことがありました。「電車=移動手段」だけじゃなくなると、旅の楽しみが広がりますね。

 普段とは違った電車だけど、予約しなくてもふらりと楽しめるのも嬉しい、路面電車の旅でした。

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■ おかでんミュージアム+水戸岡鋭治デザイン

開館時間:午前10時〜午後4時
休館日:毎週火曜日と、8月13日〜15日、12月29日〜1月3日
入館料:大人 1,000円、こども 500円
ただし、下記のいずれかをご提示いただくと、半額となります。
路面電車1日券(路面電車内で購入できます)、路面電車定期券、ことぶき定期券、サマーキッズパス、岡電バス定期券
所在地:岡山県岡山市中区東山2丁目3-33


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