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気が遠くなるほどの沢山のメモ

ナース陣が帰った後で、ふとホワイトボードの文字見て何故だか感動してしまう時がある。様々なご利用者さんたちの様々なメモや予定やその他忘れてはならないこと。

そう、忘れてはならないと、あるいはもう2度とミスが起こらないようにと、みんな必死で色んなことを書き込んでいる。

一人一人事情や特徴や病態が違う人たちのそれをパターンやマニュアルにはめることは難しい。
けれども、その一生懸命に書かれた文字やペタペタ貼ってある付箋を目にすると何だか「可愛いらしいなあ。。。」と思えるのだ。

私たちはチャレンジしていることは、無理なことなのかも知れない。無謀なことなのかも知れない。
でも、忘れないように、満足して貰えるようにとあの手この手を考える。

私が来る前、そして来たての頃のこの医務課は、申し送りノートもなければカンファレンスもなかった。先輩方が悪いとは思わない・・・・と書こうとしたけれど、やlぱりちょっと悪いかな。

ミスすれば逆ギレしたり、時間を人の悪口を言うことに費やしていたり。やっぱ、悪いよ、それ。いじめらしきものもあった。
不思議なことにいじめる人はいじめている相手にすら好かれたいと思うらしい。辟易して寄り付かなくなったその人のことをいちいち追いかけては慌てて優しくしたり。

それはともかくあの頃に比べれば変わった。笑い声、それも、誰かを嘲るような笑いではなく暖かい笑いで満ちている。

ちょっと気まぐれなところがあるのでずっとここに居るかどうかも分からない私。

ただ、楽しくなったなあと最近思う。

スタッフが楽しい施設ならばきっとそこに住まってくれている方々も楽しい。

困難なことがまだまだあるけれど、進めるところまで進んで見よう。

間違えないように努力してする人、伝えようと努力する人たちだからこそ言える。間違えても良いんだよ。伝わらない時もあるよ。また頑張ろうって。

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