Ohza
つたない写真を素敵な記事にお使い下さりありがとうございます。 おかげさまで素敵な記事、人に出会えました。
料理はセラピーです。でも、複雑じゃなくとも良い。楽しく栄養つけて下さいね。呑む人は呑んじゃって下さい🍺
アートの窓から、広い世界を覗く。そこには、自分が居る。
よくPCで動画や映画を観ていると、猫がキーボードの上で香箱を作ってこちらをガン見。 おかげで画面が見えない。その上色んなキーを同時に押している状態になるので、停止したり、音が大音量になったり、見たこともない設定画面が出て来たり。多分、そのうち壊れる。 『これこれ、ダメだよ。』と抱き上げて下ろしても、瞬時に戻って来る。こりゃ困ったな。でも、仕方ないよね。とにかく絶対に私たちの視線の先に居たいのだもの。 そこで台所から簡単な台を持って来てその上にPCを載せた。ソファーで横並
老人ホームと呼ばれるところで日々働いているわけだが、何と言うのか、利用者さんたちに老人が少ない。もとい老人と思ったことがあまりない。高齢者であることには間違いないのだが。 60代くらいの方も居るし、齢90を過ぎても頭がクリアでお元気な人も沢山いらっしゃる。ただ、お身体だけは気を付けて大事にしなくちゃならない脆弱さを持っているんだけどね。 そうそう、その中身がお若い方々は特別養護老人ホームと言う場所では退屈しやすい。 毎日フルメイクをしている綺麗なご婦人お二人と、90歳は
苦節4日間。 と言っても、このことばかりやっていたわけじゃないが。 わからずやとさしで話し合いの末、やっと進んだ決定事項。たった2~3個の改革だけど。 初日と、特に昨日は『こいつ何言ってんだろ?』と驚いて、両肩掴んで首が折れるほど高速で揺らしてやりたかったのだけど。 まあ、我慢して聴くところは聴いて、譲るところは譲って、そして決まった。 何だか大層な言い回しになったのだけど、私がやったことは、単に利用者さんに毎日美味しいおやつを食べて貰いたい、美味しい珈琲や紅茶を飲
今日もすんなりいくところを長話にされる妨害行為。 その間に具合が悪くなる人が居て最悪の気分。そういう人の傍にいたかったのに。 *** 猫のブランカ、日々甘えん坊ぶりが増して来る。トイレに行ったり台所に立って戻って来る度に足に纏わりついて何かを絶叫しているので翻訳機を使ってみたら『会えて嬉しいーーー!』とのこと。 そうか。ちょっと離れて再会する度に『会えて嬉しい』と言ってくれているのか。 日々増しているのはそちらの甘えん坊ぶりだけじゃなく、こちらの愛しさでもある。
昨日の超不毛な会議で施設長は体調不良。しかし、それで若干安心してしまう。自分も「嘘だろおおおお?」と叫びたいくらいだったわけで今朝はなかなか起き上がれなかった。 同じようなことを言う人がいると安心するのである。一人じゃないわけかと。 とは言うものの、早く治ってくれますように。 加えて今日は介護職員が少なかったので別フロアに加勢に出た。別分野の仕事なのでこれまた超疲れた。 それで終わるはずがない。何せ今日こそが会議本番だったからだ。さあ、夕方から始まるこの会議。 昨日の
今日は意識が無い人に対して『本人の意志を推察しましょう。』というバカげた会議が開かれた。 『点滴しない方が楽だと思う。』と。 ご家族様のご意向なのに多数決? いったいどこから話したら良いのか分からないが今のご状態で点滴をしているから痰も取れやすいし、皮膚の脆弱さも防げていることを説明した。 『何もしないのが一番』と信じ込まれていた時代は、褥瘡どころか抹消の指が壊死して苦しんでいる人々も沢山居た。 今はご希望に沿って終末期を安楽に迎える方法がいくらでもある時代。それを
今日は人混み嫌いの私が新交響楽団の演奏会へ行ってきた。アマチュアオーケストラと注釈のようなものが付いているがクオリティは高い。 敬愛する方が所属していて、今回はチケットをプレゼントしていただくというサプライズ。行かないはずがない。 ステージ上に立っても「ああ、あの人だな。」と分かるオーラだ。でも、演奏が始まると驚きを隠せない。音楽家とは全く畑違いの仕事を、あんなに日々忙しくこなしていて、いったいどこにこんな演奏が出来るほどの練習時間があるというのだろう? 指揮者は矢崎彦
『猫を飼っても、寝室には絶対入れないから!私は動物には厳しいんだ!』 3か月前、Kちゃんが言っていたセリフである。 幼い頃から愛犬と暮らし、一時は動物関係の専門学校に通っていたという彼女。しつけには自信があるらしい。 ・・・。いや、前言撤回。 彼女が長く暮らした愛犬のエピソードで登場する犬は主に2匹。武蔵と日向である。 片方は、田舎から届いた段ボールいっぱいの桃を全部一口づつ齧っていて激怒したという思い出。 もう片方の犬は、部屋の中にたい肥を、絨毯のように均一に広げており
私の頭も固いのだが、もっと違う意味で頭の固い人が居る。 例えば、お看取りの方やご家族のご意向が『点滴くらいはして貰いたい。』と言っているので、そのご意向に沿って点滴が出来る条件を整えているときのこと。 医師にお願いしに行ったり上司に報告したり。 そんな最中にケアマネが『諸説色々あるけれど、点滴をするかどうか、皆で会議をしましょう。』と言うのでぶったまげた。 まず第一にご家族様のご意向なので、そこはケアマネも介護も看護も口をはさむべきことではない。家族と本人以外は誰にも決
介護職員不足の状態が続いているので、派遣システムの有名所の業者と話をした。 登録している人たちが全員有資格者というのは魅力的。 実は以前の施設を辞めた後、我らがKちゃんもこのシステムを利用して単発派遣などに行っていた。 営業の人が『でも3パーセントくらいの確率でばっくれがある。』と話してくれるのだが、全然大丈夫。何たって今いる正社員の人々ですら突発的に休んだり、来たかと思ったら帰っちゃうという人が滅茶苦茶多いのだから。 『え?』と驚く営業の人。 この人だってまだまだ若
かなり昔のことになる。 有料老人ホームで悲惨なお看取りを見た。 病院に長年勤めていた私は、そのホームのお看取り=餓死という考え方に驚愕した。『それが自然な死に方』と信じて疑わない人々ばかりだったのだ。 『腹減ったよ。うちに帰ってご飯を腹いっぱい食べたいよぉー。』と泣いて懇願しているというのに、どんな経緯があったのだろうか、誰も面会に来ないし、スタッフも「誤嚥するからダメ。」の一点張り。 そのうち彼は自分の元の住所を何百回、何千回も早口で呟くようになった。帰りたいんだ。
仕事中、しかし、昼休み。 何でもない雑談をしている時に『そういう時は、どうやって死のうか?って考える。』と彼女は言った。 よくネガティブな話をして人を引っ張る人もいるのだが、そういう感じでもなく、ある日普通に「煉炭が良いかな?薬が良いかな?とか考え出したんで、さすがにやばいなと思って病院へ行ったんですよ。でも、薬じゃなかなか治りませんね。分かってたんですけど。」と話す。 あまりに自然な雰囲気のせいか、私も何故だか冷静に「知能が高い人って何にでも速攻で対処しようとするじゃん
その昔、カウンセリング事務所を開いている頃、白い野良猫が毎日遊びに来ていて、そのうちに住み着いてしまった。マンションの3階だったのにも関わらずだ。 で、その猫がある日、いつのもように外から帰って来たのは良いが、片方の手を・・・いや、前足を痛そうに持ち上げている。 どうしたんだ?!と思って確認すると、自分の爪が伸びすぎて肉球に刺さっている状態だった。 野良さんではあったが、痛そうな姿があまりに可哀そうで、すぐに動物病院を検索してはタクシーでブーン! 田舎で猫を飼っていた頃
一か月ほど前、白猫ブランカの顎の下に黒い点があった。 ??? 顎の下、口元のすぐ近くだから自分では汚れが落としにくいのかも知れない。そう思って蒸しタオルで拭いても取れない。 それからしばらくすると1㎝ほどの大きさの黒い染みになっていたので驚愕。何?これ。 毎日よく食べるし、野生さながらの大運動会を繰り広げていて非常に元気そうなのだが、この黒い染みが気になって毎日確認していたが消えることはなかった。 皮膚がんだろうか? うちのマンションの3軒隣の一階に「動物病院、四
唐突だけど、人が食べ物を咀嚼して飲み込むまでには複雑な過程がある。 その上、嚥下した後にそれを消化吸収して要らないものを排出するところまで語るとすると世が開けるし、そんなことをする必要もない。 何故ならば、何度かその人の食事介助をしてみると理屈ではなく分かることだから。 専門職の人や何かの本を書こうとする人は、そのあたりのことが分からない人が多い。 「これが食べれる人なんだから、あれも食べれるはず。」と理屈でしか考えられないからだ。 管理栄養士さんが豪華なおやつを沢山フ
一年前の今頃は、派遣ナースとして今の施設で働いていた。丁度2ヵ月目に入った頃だろうか。 当時の看護職のトップとナンバー2の人は、他の部署と毎日揉めていた。滅茶苦茶なことばかりを言っていたわけでもなかったが、あまりに毎日揉めているので、簡単な仕事すら何一つ片付かないという日々だった。 そんな環境でも私には関係ないのである。毎日黙々とバイタルを取ってご利用者さんたちのことを覚え、やるべきことをやっていた。周りが騒がしくとも、例えどんなに無駄話や罵詈雑言を喚いている人たちがいて