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幾万種の神器

先輩ナースのH先輩が施設を正そうと奮闘している頃、大怪我をなさった。

利き手の指の骨折だ。

そしてその後、コロナにかかった。いや、正直毎日色んなことがあり飛ぶように過ぎて行った4ヶ月なので骨折が先だったかコロナが先だったかよく覚えていないというのが正直なところ。
とにかく全治するまで一か月ほどを要したのだ。

その同時期に他の正社員ナースさんが同じく指を捻挫。これも全治一か月ほどかかった。

私はというとH先輩が指の怪我をする前日に足の爪が剥がれて、これは単に新しいハイヒールが合わなくて出血しただけなのだが、イメージ的には『医務室のメンバー、怪我が多いね。』ということになる。

私は半日で治ったが、その後、吐き気と頭痛で欠勤した正社員のナースさんあり。

そんな最中、何が恐ろしかったか?と言うと例の宗教を押し付けて来たナースが『私を仲間はずれにするからじゃない?』と言うので驚愕。
仲間はずれにしたという事実はないのだが、自分以外の人と話している人たちを見ると嫉妬する病気の人なので仕方がない。しかし、ほくそ笑むところが気持ち悪い。

皆さん残らず受診したわけだが、病院の先生が『お宅のナースさんたち最近怪我が多いけど、やっぱ、あんたは平気だね。』と笑う。

いやいや!私も足の小指の爪剥がれた!昨日!と、訳の分からない怪我人ぶりっこをしたものの『どれ、見せてごらん。』と言われて黙る。半日で完治してしまっていたから。

しかし、それからしばらくして、ほくそ笑んでいた宗教ナースさんが『首を痛めて起きれない』と訴えて一週間以上も休んだ。なんだ、それ。
高血圧も悪化して本当に大変だったらしい。
呪い返しってホントにあるんだなあ・・・と再確認していたところ、H先輩が『Ohzaさん、私にお守り作って。何か、魔よけのブレスレットとか!』と言う。

これが一番ビックリした。H先輩がもしかして私の前職業とか知っているのではないか?と。
しかし、訊いてみるとそうではなかった。『ただ何となく、そう思った。』とのことだ。
(こういったことが、行く先々である。)

3日後、私はあらかじめH先輩に生年月日を訊いておいて特製ブレスを作った。

妄信してはいけないけれど、人の念というものは確かに出来事を起こし、それから身を守ったり、エネルギーの方向を変える方法はある。

それからまた少し時が経ち、全員が平和に仕事をしている。
嫌なエネルギーを向けてくる人が居なくなったというわけではない。

ただ、H先輩が、それを受けない強さを獲得したのだと思う。

これはたまたま天然石という物質を使った例だけど、本当のところ、物質を使わずしても心の向きと言うのは変えることが出来る。

ただ、女性が持つ綺麗なコンパクト、天然石、カッティングされた宝石、単なるメイクやファッション、それらは心の向きを変える楽しい玩具であることには違いない。

全ては心だけど、それを可視化できるのは、とても楽しいことだ。
どんな出来事や持ち物、心、可視化できる道具、それら全てを楽しく使って欲しいとな思う今日この頃。

『効いた!』のではなくて、あなたが効かせたのだから。

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