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暑すぎた

今日は一際暑すぎた。気温云々ではなくて湿気が凄すぎる。

今の職場は行って働いて帰って来ると毎日約一万歩くらい。そして朝は、駅から施設まで延々と地味な上り坂が続く。辿り着いた頃には『風呂あがりですか?シャンプー後ですか?』と言うくらい汗びしょびしょ。これじゃあ、まるで訪問入浴時代のようだ。

自分が主任になったので、夕方職場に掃除機をかける。モップ掛けをする。
冷房下でも再び汗びしょびしょになる。
つい7月末までの派遣時代にも『きったねーなー・・・』と思っていたが、掃除すると嫌味に取られるかな?と思って我慢していたのだが、いい加減耐えられなくなった。

H先輩は『ここ、ホウキを買って貰うだけで半年かかったんだよ。それに前の主任がモノを溜め込む性質だったから・・・』と言って半年が過ぎていた。

往診日で忙しかったが、その山を越えてすべてのルーティーンが終わった後に掃除をし出す私は恐怖だったらしく他の二人も多少手伝ってはくれた。何せ、これ以上待てないということで掃除機もモップも自腹で買ったので余計に恐怖だったらしい。いや、物凄い安物だけど。

『買って下さい、買って下さい。』と頭を下げて注文書ではなくて、お伺い書という名前がついている伝票に記入して、それでも買ってくれないという様子を観ていてしびれを切らしたのだが、経理もドン引きなさっていた。
しかし、そんな権限やコミュニケーションのあり方に参加したくない。

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夜間音コールというものが実際には稼働していない。おそらくは看護師の我儘で。
それは良いのだけど、いちおう特養なのでマニュアルが必要なのだと某課長から電話がかかって来たので10分で作って『はい。』と持って行った。実際には使われないマニュアルらしいが、本当に使えるように作った。

これも恐怖だったらしいのだけど、前のところで色々作っていたので簡単。あと、仕事を溜め込みたくないのだ。暑いので。

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老人ホームの看護師は楽だと思われても仕方がない。それくらい他課から仕事の内容が見えにくい。

そこで医務室日誌を7月31日からつけ出した。ずっと昔にも日誌は存在していたらしいのだが、その内容を観たら、こんなんだったら書かなくて良いよという内容だった。

そこで毎日午後一に昼カンファをやることにして、その様子も記すことにした。もちろん、その日に皆でやった仕事のことも。

そんな小さなことだったが、園長が二日目、三日目と読んで下さるうちに『これ、いい!凄くいい。他の課にも回して印鑑貰うようにして良い?』と喜んで下さった。
それを聴いていた他のナースも、最初は『何、仕事増やしてくれちゃってるの?』という調子だったが、『わ、私も書きます。』と言ってくれるようになった。

心配ごとは、依然として数多くあるものの、今日もまた少し進んだ。

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