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しとしと雨で寒かったルーマニア・のんびりぶらぶらのブルガリア

ハンドメイド作家のPlava Stabloこと青木弘之です。

2020年3月も終わりに差し掛かり、もう一年の四分の一が過ぎようとしています。世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大していて、海外旅行も当分はお預け。家でおとなしくしている今日この頃です。

2016年のちょうど今頃、私は8日間の日程でバルカン半島の国ルーマニアとブルガリアを旅していました。3年間通った鍼灸学校を卒業した直後で、当時は4月から鍼灸あん摩マッサージ指圧師として就職活動を始めようと考えていて、短い休み期間を利用して出かけたのです。

ドーハ経由のカタール航空に乗り、ルーマニアの首都ブカレストの空港に着いた時から、雨模様の天気でした。ブカレストの市街に入ると、旧共産圏の国らしい重厚な建物が建ち並んでいて、雨が降っていることもあってか、とても寒々しい、暗い雰囲気の街だなあ…という印象を受けました。

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ルーマニアと言えば、オリンピック体操競技で10点満点を出したコマネチ、長年独裁政権を続け、民衆革命の末、最後は処刑されたチャウシェスク、それとドラキュラ…というイメージぐらいしかなく、特に私の世代だと、ニュースで流れたチャウシェスクの処刑映像の印象が強いので、一層暗い印象を受けてしまったのかもしれません。

もちろん、彼が主導して建設させた巨大建造物「国民の館」も内部見学しました。

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ルーマニアでは、結局首都のブカレストのみの滞在で、ほとんど毎日雨だったこともあり、街歩きも思うようにできず、限られた場所しか見ることができませんでした。

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まだこの当時は、本格的に海外旅豆本を作ろうと息巻いていたわけでもなく、あちこち歩き回ることに熱心でもなかった気がします。

それでも、ルーマニアの布探しはきちんとしました。ブカレストの繁華街を歩き、ショッピングセンターに入っている生地屋さんを見つけたのですが、お店のおばさんがルーマニア語しか話せず、コミュニケーションをとるのに苦労しました。

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結局、英語の分かる若い女性を介して通訳してもらい、おばさんがルーマニア製の布地を選び出してくれて、無事購入することが出来ました。

機会があれば、近隣のモルドバ訪問も兼ねて、ルーマニアには再訪したいと思っています。

この旅では、ブカレストから列車で移動し、国境の街ルセからブルガリアに入りました。そこからバスでヴェリコ・タルノヴォという街を経由し、首都ソフィアに着きました。

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ソフィアでは天気も良くなって、あちこち街中を歩き回りました。なんとなく、人々も明るい感じがしました。トルコと国境を接していることもあり、モスクも見かけたりして、なかなかエキゾチックな街でした。

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ソフィアから日帰りで、ブルガリア第二の都市であるプロヴディフにも訪れました。プロヴディフには遺跡があり、旧市街もコンパクトにまとまっていて、見どころも多かったです。

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ブルガリアといえば、反射的にヨーグルトが連想されるのですが、いざ滞在してみると、あまりヨーグルトは口にしませんでした…

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ブルガリアの布探しも、ソフィアの繁華街にある生地屋さんで、お店の方に訊いて探しました。こちらは幸いに英語が少し話せたので、ブルガリアで作られたという布地を教えてもらえました。

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ブルガリアも、地方に興味深い街が多いので、また訪れてみたい国です。

「旅から生まれた豆本」ルーマニア編とブルガリア編がございますので、どうぞよろしくお願いいたします。





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