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なんとなくソ連の面影残るリトアニア

ハンドメイド作家のPlava Stabloこと、青木弘之です。

2016年6月にバルト三国を旅行した際のお話しの最後はリトアニアです。ラトビア滞在を終え、首都リガからバスでリトアニアの首都ヴィリニュスに向かいました。

※ラトビアの訪問については、以下の記事にまとめてあります。

ヴィリニュスのバスターミナルに着いて、ホテルまでは徒歩で移動しました。結構距離があったのですが、日頃から、ヨーロッパ旅行ではタクシーは使わないことと(料金が高そうだから)、バス路線が今一つよく分からなかったので、とぼとぼ歩くことにしました。

ホテルにチェックインし、まだ日も高かったので、ヴィリニュスの街の繁華街にでてみることにしました。

街を歩いていて感じたのは、エストニアのタリンやラトビアのリガに比べて、悪く言えば地味、良く言えば落ち着いた雰囲気でした。

建物は、見た目がいかにも共産国、といった感じだし、トロリーバスもボロいし…

ただ、中心部の大聖堂のあたりまで来ると、観光客も増え、通りも賑やかになってきました。

一つ裏道に入ると、それはそれで雰囲気のある風景になります。

リトアニアでは、首都ヴィリニュスに連泊したのですが、列車を使い、日帰りでカウナスまで行ってきました。

カウナスと言えば、第二次世界大戦中のユダヤ人に対する「命のビザ」で知られる、杉原千畝が領事を務めていたところで、領事館は現在資料館として見学できます。

カウナスの街自体も、私が興味を持っている、画家で作曲家のチュルリョーニスの美術館もあったりして、のんびり街歩きにはいい場所でした。

リトアニアの布探しですが、何といってもリネンで有名なので、すぐに見つかるだろうと、まずはリトアニア製の商品を取り扱うショップに入ってみました。残念ながら、このお店には生地は置いてなかったのですが、生地屋の場所は教えてもらえたので、行ってみることにしました。

場所は教えてもらったというものの、一本道を行けども見つからず、つい横道にそれて歩いてしまい、迷った挙句にやっと生地屋を見つけました。

見るからに大量の種類の生地が置いてあって、店員さんに尋ねて、すんなりリトアニア製の生地を購入することができました。詳しく聞いてみると、100%リネンのものもあれば、綿と混毛のものもあるようでした。

エストニア、ラトビアと、現地製の生地の選択肢がほとんどないに等しかったので、豊富に並んでいるリトアニア製の生地を見て、1mずつですが、ついつい大量に購入してしまいました。価格もかなりお手頃でした。

「旅から生まれた豆本」リトアニア編の表紙に使用している布は、リトアニア製の100%リネンのものです。

リトアニアは、バルト三国のなかでは一番物価が安く感じられました。治安もいいので、街歩きに向いていると思います。各都市間の公共交通機関も整備されているようなので、移動もしやすいです。リトアニア観光と合わせて、近隣国のポーランドやベラルーシを訪ねてみるのも面白いかと思います。

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