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【SWOT分析】マーケティング初心者向けの"古典的フレームワーク"の良し悪しを解説!

皆さんこんにちは☀️PLEN Roboticsのインターン生、鈴木です!

さて本日はマーケティング戦略を立案する上で欠かせない「SWOT分析」について勉強していきましょう!

↓こちらの解説も合わせてどうぞ。

◯まずSWOT分析とは

SWOT分析とは、自社の外部環境と内部環境を分析し、マーケティング戦略を策定するためのフレームワークのこと。

かなり有名であると同時に古くから使われてきているため、古典的なフレームワークだと言えます。
またイベントへの申込みや補助金申請の際には自社のSWOT分析を求められることもあります。

SWOTそれぞれはStrength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の4つの要素を表しています。

強みは活かし、弱みは克服しなければなりません。
また機会は利用し、脅威からは逃れなければなりません。

それでは具体的に見ていきましょう。

Strength(強み)

ここでは自社の強み、つまり「競合他社と差別化できている点」「現在商品が売れている理由」などを挙げてみるといいでしょう。大切なのは、顧客・消費者目線で考えることです。そうでないと、生産者による独りよがりな分析になりかねません。

また「強み」には、自社の持つ知的財産や技術、人材なども含まれます。

Weakness(弱み)

続いて自社の弱み、つまり「競合他社には合って自社にはない点」「自社が苦手としている点」を挙げてみると良いでしょう。

具体的な例として、予算不足や知識不足など。

Opportunity(機会)

続いて「機会」としては、自社にとって「ビジネスチャンスとなりうる市場の変化やトレンド」、また「競合他社の動き」などが挙げられます。

ここで大事なのは、自社を取りまく外部環境をしっかりと分析することです。

Threat(脅威)

最後に「脅威」では、自社にとって「悪影響となりうる市場の変化」「競合他社の動向」を考えます。

◯SWOT分析の具体例

SWOTそれぞれの内容が分かったところで、それでは具体的な例を挙げて見ていきましょう。

今回は「小田原市」をSWOTを分析してみます。

※基本的にSWOT分析は「会社の目標」を果たすために使われますが、今回は神奈川県にある小田原市でやってみます。

小田原市のSWOT

Strength(強み):お城がある、みかん・アジ・かまぼこ・梅などの食べ物が美味しくて有名、人口が多いため消費力が高い

Weakness(弱み):東京都心までは距離がある、駅周辺は客引きやたむろする若者がいて怖いと感じる人もいる

Opportunity(機会):観光戦略ビジョンができ、政策の後押しになっている

Threat(脅威):近くに箱根があるため流入を逃しやすい

以上が小田原市のSWOT分析でした。


ちょっと待ってください!
こんなに簡単に分析を終えてしまっていいのでしょうか?

そうです、これじゃシンプル過ぎますよね。
現実のビジネスの世界は、もっと複雑な要因が混ざり合っていますよね。
さらに自分が脅威や機会だと認識しているものが、実は違うかもしれませんし..。

ということで生まれたSWOT分析の発展形が「ファイブフォース分析」です!

◯ファイブフォース分析

ファイブフォース(5フォース)分析とは、自社に対する5つの脅威を分析することで自社の競争優位性を図ることを目的としています。

5つのフォース(脅威)は

  • 業界内での競争

  • 供給企業(サプライヤー)の交渉力

  • 買い手(顧客)の交渉力

  • 業界への新規参入者

  • 代替品の脅威 を表しています。

◯SWOT分析とファイブフォース分析の違い

SWOT分析では自社の状況を把握するために「内部環境」と「外部環境」プラス要因とマイナス要因といった4つの要素を元に考えましたよね。ですがファイブフォース分析では自社を取りまく「脅威」に焦点を当てて分析します。

どちらか一方だけを使うのではなく、2つを組み合わせることでより深く自社の分析、マーケティング戦略の策定に役立つでしょう。

◯ふか~く考える(ロジカルシンキング)

またどちらの分析を行うにしても、深く考えることは大切です。
例えば、先程の小田原市のSWOTを振り返ってみると、、

小田原市のStrength(強み)として「アジが美味しい」と書きましたが、これは小田原市に限った話ではありません。もちろん大分の別府にも美味しい関アジがありますし、熱海でもアジは取れます。後者に関しては、小田原と同じ海で取れたアジでしょう。(笑)

深く考えないと、このように独りよがりで意味のない分析になってしまいかねません。ここで重要なのが思考法のひとつである「ロジカルシンキング」なんですが、これは次回に勉強しましょう。

◯まとめ

今日はここまで!SWOT分析(とおまけのファイブフォース分析)について学べましたか?

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