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【PPM分析】その事業、まだ続けて大丈夫?見直すきっかけにどうぞ

皆さま、こんにちは!
ついに半袖の洋服を着始めたインターン生、かほです🍉
なんだかお久しぶり??
ま、そんなことはさておき、今回は新規事業を作っていく上で欠かせないPPM分析アンゾフの成長マトリクスについて学んでいきましょう!

〇PPM分析

そもそもPPM分析とはポートフォリオマネジメント分析の略で、1970年代にボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が提唱したようです。

PPM分析を行うと自社の製品やサービスを4つのタイプに分類でき、その後の物事の優先順位や資源配分を決める上で役立つこと間違いなしです!

・方法

①十字架を描く
②縦軸に市場成長率、横軸に市場占有率(マーケットシェア)を取る↓
③分類した項目ごとに見ていく

PPM分析


思っていたより、簡単ではありませんか??

マーケティングの手法というと複雑なイメージがありますが、一つ一つを見ていくと学生の私でも理解できるような理論になっています!

では、次に4つのタイプに分類された製品やサービスを見ていきましょう。

①花形(市場成長率高・市場占有率高)

こちらに分類される商品やサービスは花形商品として扱われます。
ただ、市場全体も成長しているため、競争も激しいです。
つまり追加の投資が必要な状態ですね。
例えば、定期購買型のサブスクサービスなどが該当します。

②金のなる木(市場成長率低・市場占有率高)

この金のなる木に分類された製品やサービスは、競争も少ないので安定して利益が出やすい状態といえます。
例えばiPhoneなどの携帯電話が該当します。

③負け犬(市場成長率低・市場占有率低)

次に負け犬に分類された製品やサービス、成長もなければシェアもない、やめた方がいい状態と言えるでしょう。
現代では使われなくなったガラケーやデジカメが負け犬タイプです。

④問題児(市場成長率高・市場占有率低)

最後のタイプ、問題児です。
追加投資は必要だが、スターや金のなる木になる可能性を秘めています
eスポーツなどが該当します。

前半を振り返ってみると、PPM分析は自社の製品やサービスを4つのタイプに分類し、それぞれにあった経営判断をしようといった内容でした。

ただ、市場成長率とシェアだけで見るのはシンプル過ぎます!
あくまでも他のいろいろな要素を考える必要があるからです。
例えば、商品やサービス間のシナジー効果(タッグを組むとより高い効果が生まれること)、コスト面、環境への配慮などが見落とされています。

今は金のなる木のように成熟しているように見えていても、その後の経営判断によっては魅力的な商品もダメになってしまうということがありえます。

そこで、既存事業が成熟した時にどういう新規事業を作っていくかを検討するフレームワークであるアンゾフの成長マトリクスについても学んでいきましょう!

〇アンゾフの成長マトリクス

・方法

①十字架を描く
②縦軸に市場(既存市場か新規事業か)、横軸に商品(新規商品か既存商品か)を取る↓
③分類した項目ごとに見ていく

アンゾフの成長マトリクス

PPM分析とやり方は同じですね。
ではそれぞれの商品や市場に合わせたアプローチ方法を学んでいきましょう。

①新商品開発(既存事業、新規商品)

既存の市場に次々と商品を出していくことが大切です。
カップラーメンが一例ですね。

②狭義の多角化(新規市場、新規商品)

新市場に新商品を出していきましょう。
リスクが高いけれど、ベンチャーやスタートアップが取り組んでいます。

また、多角化は以下4つの型に分けることができます。
・水平型 アパレルメーカーのセカンドライン
・垂直型 川下川上に事業を広げること(小売店がプライベートブランドを作り製造も行うこと)
・集中型 既存の商品や技術を核にして、既存商品に近いもので新市場を開拓すること(酒造メーカーが消毒用アルコールも作ること)
・集成型 既存事業と関係ない新しい商品で、新しい市場に挑戦すること(eコマース企業が携帯電話販売を行うこと)

狭義の多角化 4つの型


③新市場開拓(新規事業、既存商品)

既存の商品を新しい市場に出すことが成功する上でのカギとなります。
例えば、アメリカで売れたポップコーンを日本でも販売するとか🍿

④市場浸透(既存市場、既存商品)

既存商品で既存商品に挑戦するならば、同じ顧客の購買回数を増やすことが効果的です。
例えば、朝マック!
朝ハッシュポテト(朝限定)、お昼テリヤキバーガー🤤

アンゾフの成長マトリクスは、技術が強いなら新商品を開発、顧客接点に強みがあるなら新市場開発など私たちの強みを見極めて何をすべきかを効果的に考えるツールの一つです。


〇まとめ

PPM分析・アンゾフの成長マトリクスは共に簡単で端的に市場や製品、サービスを分析するツールとして知られています。

ただ、どちらにもコスト面の視点が入っていないという欠点も見受けられます。

何事もそうですが、一方からの視点だけではなく他のツールとも組み合わせて多面的な分析することが必要です。

また、1度のみならず、時間が経過するごとに何度も見直してみてください。

時代と共に新たな改善点が見えてくることもありますからね。

というわけで、今回は事業の分析を行う方法としてPPM分析・アンゾフの成長マトリクスについて学びました!

実行してみたよ~という方はぜひコメント欄へ☺

他にも多くのマーケティング理論をyoutubeにて紹介しています↓
ぜひご覧ください♪


それではまた来週bye~

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