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異文化を学びたい人必見!フランスのエンジニアにインタビュー②

こんばんは!PLEN Roboticsの秋山です。

今回は前回の続き、より詳しくマロにインタビュー内容をまとめました!第一弾がまだの方はこちらを先に読んでみてね!


Q: フランスの大学の種類について教えてください!


まず、私立と公立の2種類があります。日本のようなキリスト教系の大学はありません。公立と私立の大きな違いは、値段です。コースは同じでしょうが、キャンパスは私立の方が狭いかもしれません。
フランスの学生はだいたい費用と、あとやりたい分野によって学校を選びますね。私立の方が専門的なことが多いですが、公立でも安くて専門的な学校もあります。私立大学の方が学費が高いので、私立大学の方が良い場合が多いですが、国公立大学にもトップレベルの大学はありますよ!

Q: 今後の進路についてお聞かせください。

PLEN Roboticsの後は、フランスに戻って4ヶ月間授業を受け、その後、今通っている学校と提携している人気のあるビジネススクールに1年間通う予定ですね。
1年行って、もう1回インターンをして卒業するというのは、自分にとってすごくいい機会だと思うんです。合計で2年で卒業する予定です。

今のところ、暗号通貨についていろいろと学び始めていて、とても面白いと思っているので、もしかしたらソフトウェアエンジニアでもある私は、この分野に進みたいのかも...?画像処理の勉強をしているので、それに関連する職種に行く可能性もありますし、もしかしたらビジネスに関連する職種に行く可能性もありますが、どうでしょう!自分でもわかりません(笑)
私は世界を発見して、新しい生き方を見たいと思っているので、特に住みたい場所はないのですが、もしかしたらフランスに落ち着くかもしれませんね。

Q: マロはたくさんの国を探検してきたと言ってましたね。一番好きなのはどこですか、また、経験した中で一番面白かったことは何ですか?

最後に行った国だからか、覚えていることが多いからか、メキシコです。20日間滞在しました。15日間ガイドを付けて、有名な場所や町はすべて回りました!信じられないくらい、景色がきれいでしたよ!!

Q:印象に残っている場所や出来事はありますか?
セノーテ!(笑)この辺りはとても平らで、昔の時代には海しかなかったんです。潮が引くと、大地に大きな穴が開いて、今は水が残っているんです。泳ぐことができて、とてもきれいでした。
印象に残っているのは、道路がとても変で、牛が走っていることです。私はガイドと一緒にミニバスの中で寝て過ごしました。門を入ると、果物を持っている子供たちがいて、売っていました。村に入ると、子供たちが車のところに来て、時々ドアを開けて果物を見せようとするので、スピードを落とさないと事故る。あるとき、車の中で寝ていたら、目が覚めて、フルーツに囲まれていたんです。ちょっとカオスでしたね(笑)

Q: フランス人はよく街頭でデモをすると聞きます。これは本当ですか?

国際的に知られているとは知りませんでした! ちょっと残念ですが、これは本当です。フランス人は法律に納得がいかないとデモをします。特に、本当に大きかったのは、不平等に抗議する「黄色いベスト」というデモでした。

Q:フランス人が抗議するのは、その問題に対する情熱からでしょうか、それとも単に自分の意見を聞いてほしいからでしょうか?

フランス人はおそらく、その問題に対する情熱と自分の意見を聞いてほしいという気持ちの両方から、よく抗議行動を起こすのだと思います。

Q: デモに参加したことがありますか?

私自身は、あまり影響を受けていないと思うので、デモに参加したことはありません。時々、彼らが何に抗議しているのか質問することはありますが、時にはとても危険なこともあるんです。
リッカーと呼ばれる、ただ暴れたいだけの人たちがいるんです!でも、今度見かけたら行ってみようかな(笑)

Q: あなたにとって、なくてはならないものを3つ教えてください!

1:携帯電話
スマホはSNSを見たりといろいろなことに使うし、スマホがないと生きていけないからです。スマホは、コミュニケーションや学習、娯楽に必要ですね。

2:家族
家族への思いは、年齢を重ねるごとに、どんどん発見してきたように思います。2年前、親元を離れて一人暮らしを始めた頃からですかね。今は、親と話をすることの大切さを感じています。特に10代以降になると、親の大切さ、親の知恵から学ぶことの多さに気付きます。どの子も同じだと思いますが、引っ越してからは、なんだか今までとは違う関係で、大人の会話も増えました。
あと、私には18歳の弟がいます。趣味が似ていることもありますが、あまり会話はしませんね…。あと友達も家族だと思っています。

3:愛

愛という概念は結構重要なんだなって思っています。家族への愛情はもちろんですが、人への愛情、他のものへの愛情も大切にしています。特に、プロジェクトに対する愛、自分に対する愛、自分のライフスタイルに対する愛ですかね。
私は楽観主義者だと思ってて、自分なりの選択をして、自分なりの方法で状況に対処するように気をつけています。結果は自分の力ではどうにもなりませんが、大切なのは、自分がベストを尽くしたかどうかです。だから、自分自身と自分の選択に誇りを持つことはとても大切なことだと思います。


弊社公式Instagramにも登場しています(笑)

Q: 世界でいちばん身近な人は誰ですか?


私の犬!(笑)いや、僕の彼女かな。彼女とは3年以上一緒にいて、日本にいてもいつも話をしているんです。

Q: パンデミックによって、あなたの人生に最も影響を与えたのはなんですか?

人間関係ですね。誰にも会えないのはやっぱりつらいです。旅行ができないのも困りました!元々、日本に1年滞在する予定でしたが、今は6カ月しか滞在できません。
パンデミックのとき、フランスにいたときは、PLENのロボティクスで週に10時間しか働けなかったので、他にできる仕事を探そうとしたんです。本当に良い経験だったので、国境問題で予定通りに日本に入国できなかったけれど、その時間を無駄にしないよう、有意義に過ごしました。
パンデミックがあるからこそ、部屋に閉じこもっているより、一瞬一瞬を楽しんで、外に出て旅をした方がいいと思っています。

Q:以前、趣味はゴルフとおっしゃっていましたね。もう少し詳しく教えてください。

2歳のときに初めてプラスチックのゴルフクラブを買ってもらいました。ゴルフを始めたきっかけは、ゴルフをする父の影響です。本格的にゴルフを始めたのは7歳くらいからですかね。10歳のときにゴルフクラブに所属し、同年代の7人でチームを作ってコンペを開催したり、いい思い出がありますね。
ゴルフといえば、いい思い出いい出来事、恋、あと仲間を思い出します。今は、住んでいる街も大学も違うので、みんなバラバラですが、それでも時間を作って話したり、会ったりしています。実は私、新社会人のゴルフチームに所属しているんです。いい関係を築けていますよ!

Q:ご自身の性格にゴルフが影響していると思うところはありますか?

ゴルフでは、とても我慢強く、自分を信じなければならないので、どんな状況でも平静でいられるのかもしれません。ゴルフの場合、最初の5ホールが悪くても、落ち着いて、なぜそれを変える必要があるのかを考え、どうすれば立ち直れるかを考える必要があるんです。これは、私の人生でも心がけていることですね。

Q: フランスと日本の違いは何ですか?

日本はフランスに比べ、スーパーでも人の気持ちが伝わる気がします。フランスでの人の判断というのは、街に出るとみんな自分を判断しているし、自分も人を判断していることがあり、なぜこんなことをするのだろうと疑問に思うこともあります。日本では、もっと好きなことをやって、好きな格好をして、好きなことをやるという感じです。
フランス人は文句ばかり言っているという固定概念は本当だと思います(笑)日本では文句を言わず、その状況を受け入れる。時には受け入れ難いことがあっても、日本人は理由がなくても状況を受け入れることができますが、それが変化のなさにつながっているのかもしれません。

Q: フランスと日本の技術の違いは?

フランスに比べ、日本の方が技術力があり、向上していると思います。それはフランス人が古いフランスを愛しているからかもしれませんし、フランスの歴史があるからかもしれません。私は、新しい技術や未来を見るのが好きなので、日本が好きですね。

Q: なぜ日本でのインターンシップに応募したのですか?

文化や仕事の仕方などを学ぶためです!仕事に関して、日本の人はたくさん働き、座って1つの時間に集中するのが好きだと思いますが、フランスでは、タバコや飲み物のために何度も休憩を取ります。私は少しずつ仕事をするよりも、1回に集中するのが好きなんです。だから、これは自分にとってよかったと思います。


マロ、インタビューにご協力いただきありがとうございました!

以前、ピエールさんにもインタビューさせていただきましたが、お二人は似ているようで、違うような気がします。愛に対する価値観の共有が、私にはとてもヨーロッパ的なものに思えましたね(笑)私は日本で育って、「愛」の大切さについてあまり聞いたことも考えたこともなかったので新鮮でしたね。

インターン生の一人として、いろいろな国の人の考えを知ることができるのは非常に良い機会でした!
これからも続けていきます!

スキやフォローお待ちしております。Bye~!

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