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22. ジャンル不問のVR音楽イベント『METAJACK OPENMIC』

このマガジンでは、いつもは好きなアーティストやアルバムを取り上げているのですが、今回は番外編的に、私も参加している音楽イベント『METAJACK OPENMIC』をご紹介します。

このイベント、「Cluster」というVRサービス内で基本的に月2ペースで行われています。「オープンマイク」という名前の通り、一人2曲、10分までという条件で、参加希望者は自由なパフォーマンスができます。もちろん、時間の都合上、事前登録が必要ですが、特にオーディションなどもありません。音楽が好きな方ならだれでも、また音楽でなくても詩の朗読などでも参加できるそうです。

さらに全出演者の演奏が終わった後には「飛び入り」の枠もあります。ここは一人1曲ですが、まさに飛び入りでの(もちろん、当日中にコメント欄を使って参加希望の意思を伝える必要がありますが)演奏もあります。

私はこれまで3回出演し、出演前に観客として参加したのを含めると5回は見ていますが、回を追うごとにレベルアップというか、幅が出てきて面白いイベントになってきています。VRワールド、特にCluster内でも、さまざまな音楽イベントがあり、中には安定した面白さを誇っているものもありますが、この『METAJACK OPENMIC』には、なんというか「勢い」があります。最新の回では、ロックあり、ポップあり、渋谷系あり、ビジュアル系あり、ボカロ系あり、インスト系あり、さらには音頭系あり、ととんでもないことになっていましたが、大盛り上がりでした。

なお、ここでいう「レベルアップ」とは決して「うまい」という意味ではありません。うまさは二の次で、とにかく自分の好きなことを好きな形で表現することが大切です。中にはもちろん初心者もいますが、その人たちをみんなで育てていこうという空気がこの場にはあります。そしてその場を作っているのは主催者?のYoshirockさんはじめ、「店員」と呼ばれるその周囲の人たちです。人見知りの私としてはその輪の中にはまだ入っていけないのですが、それでもある意味仲間だと思っています。いい音楽はいい空間といい仲間が作る、メタバースの世界でもそれは変わらない、その思いを痛感しました。

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