DJ.プラグマティクス

The Jazztechnoiseとして主にネット上で音楽活動をしています。 このNo…

DJ.プラグマティクス

The Jazztechnoiseとして主にネット上で音楽活動をしています。 このNoteでは都市部と田舎の二拠点生活の模様や、お薦めの映画、音楽、本などについて書いていきます。 有料マガジン『私家版『複存論:メタバース時代の存在論』絶賛?発売中!(500円)

マガジン

  • 私家版『複存論:メタバース時代の存在論』

    主に2022年に書いたSF、アニメ、アバター(Vチューバー)、VR、メタバースについての論考をまとめました。古くなってきた部分もあるので改めて書き直すつもりですが、その前に「私家版」として販売いたします。

  • アマゾンプライムお薦めビデオ③(101ー)

    アマゾンプライムビデオのおすすめ映画を紹介するシリーズの第3弾です。過去の第1弾、第2弾と合わせてお楽しみください。

  • SF名作を読もう!

    SF小説の名作と言われるものを紹介しています。

  • メタバース関連雑記帳

    Cluster, Styly, VRchat,Virtualcastなどメタバース関連についての考えを書いていきます。

  • 二拠点生活日誌

    関西地方の某都市と、東北地方の田舎町での二拠点生活について書いていきます。 基本は関西で仕事をし、月に何度か田舎に帰るという形です。

最近の記事

アマゾンプライムお薦めビデオ③ 142:眉村ちあきという才能が形となった!映画『夢の音』と『眉村ちあきのすべて(仮)』

いまさらではあるが、眉村ちあきは天才である。才能の塊である。その天才の誕生に立ち会えた人、その時代、その瞬間をリアルタイムで体験できた人は幸せであるが、そうではない人も、今はサブスクという形でそれを、その時代、その瞬間を追体験できる。例えば私もさすがにビートルズをリアルタイムで経験した世代ではないが、いまでは、サブスクという形で映像や音源を通してそれを、その時を、その時代を追体験できるのである。 眉村ちあきがぐあっと世に出てきたのは2017年ぐらいであろう。アイドルを名乗り

    • SF名作を読もう!(24) SFというよりはミステリー。未来の問題ではなく今この時代の問題を捉えた傑作!安野貴博著『サーキット・スイッチャー』

      このマガジンでは基本的にSFの名作を紹介しているのだが、今回紹介する作品はまだその枠には該当しないであろうし、恐らく今後も該当しないであろう。もし、将来的に「名作」と呼ばれるとすればそれは「ミステリー」としての名作の方になるかもしれない。しかし、それでも紹介したいのは、この小説は近未来を描きながら、まさに今この時代の問題・課題を描いているからである。2022年にハヤカワSFコンテスト優秀賞を受賞した安野貴博氏の『サーキット・スイッチャー』である。 この安野氏、本業はソフトウ

      • アマゾンプライムお薦めビデオ③ 141:映画の文法としての「会話の公準」とそこからの逸脱:ベルトリッチ監督の傑作!『暗殺の森』

        この映画には無駄がない。すべてのシーン、すべての動きに意味がある、というか人はそれを見て意味を考えざるを得ない。そんな人間が人間であることの特性を最大限に引き出させてくれる作品、それがこのベルナルド・ベルトリッチ監督の『暗殺の森』である。 唐突ではあるが、ここで「会話の公準」(協調の原則)というものを紹介したい。言語学者のポール・グライスが提案したものだが、人は会話をするとき、次の4つのことを前提というか暗黙の了解としているというものである。 ①量の公準:話し手は求められ

        • 音楽特化型VRプラットフォーム「sono」への期待

          私がフォローさせていただいているmimyさんがやっている、というかやろうとしている「VR音楽プラットフォーム」である「sono」が、その実現に向けて着々と動いているようです。 とにかく期待しかありません。もちろん既にVRchatやClusterで音楽イベントは行われていますし、そこでもチップ的なものを送ることはできますが、基本的に今それらのプラットフォームに集まっている人たちは音楽好きというよりも、そこでのつながり、交流が好きな人達でしょう。それがSNS型のVRプラットフォ

        アマゾンプライムお薦めビデオ③ 142:眉村ちあきという才能が形となった!映画『夢の音』と『眉村ちあきのすべて(仮)』

        • SF名作を読もう!(24) SFというよりはミステリー。未来の問題ではなく今この時代の問題を捉えた傑作!安野貴博著『サーキット・スイッチャー』

        • アマゾンプライムお薦めビデオ③ 141:映画の文法としての「会話の公準」とそこからの逸脱:ベルトリッチ監督の傑作!『暗殺の森』

        • 音楽特化型VRプラットフォーム「sono」への期待

        マガジン

        • 私家版『複存論:メタバース時代の存在論』
          70本
          ¥500
        • アマゾンプライムお薦めビデオ③(101ー)
          43本
        • SF名作を読もう!
          24本
        • メタバース関連雑記帳
          52本
        • 二拠点生活日誌
          72本
        • メタバースにおける存在論(仮題)
          5本

        記事

          アマゾンプライムお薦めビデオ③ 140:塚本晋也監督作品かと思って観てみたら清水祟監督作品だった。でもそれでも良かった!『稀人(まれびと)』

          ビデオ版の『呪怨』『呪怨2』を見た時の衝撃は今でも忘れられない。いわゆる「Jホラー」という言葉が世に出てきた時であったが、「Jホラー」とは一言で言えば、「ショック」ではなく、むしろ「不穏さ」を描くジャンルのホラーである。ある意味では「ショック」のほうが、映像化は簡単である。そうではなく「不穏さ」をいかに映像化するか、それが「Jホラー」と呼ばれた作品群が挑戦したことであった。そしてその第一人者が当時はまだまだ若手の清水祟監督であった。 この作品はその『呪怨』の映画版2作を大成

          アマゾンプライムお薦めビデオ③ 140:塚本晋也監督作品かと思って観てみたら清水祟監督作品だった。でもそれでも良かった!『稀人(まれびと)』

          アマゾンプライムお薦めビデオ③ 139:とにかくぶっ飛んでいる。というかぶっ飛びたかったらこれを観ろ!『ヘルドライバー』

          個人的な話になるがここ数日のどの痛みがひどく、しかし検査をしてもコロナでもインフルエンザでもなく、熱もない。ただ、薬を処方してもらったので、それを飲んではボーとしてしまう(薬が強かったからだろう)、という日々が続いていた。ここは一発元気の出るバカ映画(いい意味で!)を!と思い観てみたのが以前から気にはなっていた『ヘルドライバー』であった。そしてそれは正解であった。 まあ、残酷表現はあり、裸もありで、人にはお勧めできないが(といいながらしっかりお薦めしているが)、とにかくこの

          アマゾンプライムお薦めビデオ③ 139:とにかくぶっ飛んでいる。というかぶっ飛びたかったらこれを観ろ!『ヘルドライバー』

          SF名作を読もう!(23) 名作は生まれた時点で既に名作!間宮改衣著『ここはすべての夜明け前』

          基本的にこのマガジンではSF小説の歴史に残る名作を紹介しているが、今回するのはまだ発売されて間もないが、既に名作として後世に残ることがはっきりしている作品である。昨年の早川SFコンテストで特別賞を受賞し、この3月に発刊された、間宮改衣著『ここはすべての夜明け前』である。 前回、フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を紹介した際、そのテーマは『人間とは何か?』であるとし、その一つの回答として「人間性を持つものは人間である」と述べた。そして同時に「「人

          SF名作を読もう!(23) 名作は生まれた時点で既に名作!間宮改衣著『ここはすべての夜明け前』

          62. ジャッキー・マクリーン、この人が参加していれば間違いない!:ソロ名義でのアルバム『Jackie's Bag』(1960)『Demon's Dance』(1970)及び、リー・モーガンの傑作アルバム『Charisma』(1969)

          今回は久々に正統派ジャズのアルバムを何枚か紹介したい。「正統派ジャズ」といっても何が「正統派」なのかは人によってそれぞれだが、名サックスプレーヤーであるジャッキー・マクリーンが参加している一連の作品は、そのすべてが私にとっては「正統派ジャズ」である。よく人に「ジャズって難しいんでしょ?」とか「何がお薦めなの?何から聴けばいいの?」と聞かれるが、その度に「演奏メンバーの中にジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)という名前が入っていたら、外れはないよ」と答えることに

          62. ジャッキー・マクリーン、この人が参加していれば間違いない!:ソロ名義でのアルバム『Jackie's Bag』(1960)『Demon's Dance』(1970)及び、リー・モーガンの傑作アルバム『Charisma』(1969)

          SF名作を読もう!(22)「人間とは何か」を考えざるを得ないフィリップ・K・ディックの力作!『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』

          さて、今回紹介するSF名作はこちら!一応映画『ブレードランナー』の「原作」ということになっている、フィリップ・K・ディックの名作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』です。 「一応「原作」」という言い方をしたのは、映画はあくまでこの小説の設定の一部を借りているだけで、中身は別物だからです。そして映画ももちろんいいですが、こちらの小説もまたいい。ここで述べられているテーマを一言でいうと、「人間とは何か」です(そのテーマ自体は映画も受け継いでいますが)。そしてその答えも一言で言

          SF名作を読もう!(22)「人間とは何か」を考えざるを得ないフィリップ・K・ディックの力作!『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』

          多肉の外出し(と春の野花)

          冬の間室内に取り込んでいた多肉を外に出しました。ついでに水と肥料も加えておきました。 写真でもお分かりのとおり、管理が悪かったせいで、2プランター分はこの冬の間に失ってしまいました(後ろの方にある土だけのものがそれです)。原因はカビですが、土が悪かったのだと思います。もう少し気温が上がったら(夏になったら)、一度土をすべて取り出して、天日でしっかり乾燥させてみます。 一方、部屋の方はこのようにすっきりしました。 今回の記事はこれだけですが、ちょっと寂しいのでおまけに敷地

          多肉の外出し(と春の野花)

          グランドカバー実験 その2

          前回、3月頭にグランドカバーとしてダイカンドラの種子を蒔いた報告を書きましたが、その後1か月経過しましたが、結論から言うと、芽は一切出ていませんでした。 一方、緑肥として畑に蒔いていたシロツメクサは小さいながらもこのように芽がでてきています。分かりずらいでしょうが、茶色の地面の中の緑の点々がそれです。 これは期待できそう、ということで、今度は前庭にもグランドカバーとしてシロツメクサの種子を蒔いてみることにしました。 まずはアメリカンレーキで表面を軽く耕して、 そこにシ

          グランドカバー実験 その2

          今後の活動計画(2024年4月時点)

          さて、このマガジンでは年初に今年やりたいことを挙げ、その後、具体的な活動計画を発表しましたが、その後、多少その活動計画が変更というかシフトしました。4月=新年度ということもあり、改めてそれを発表したいと思います。 基本的にはメタバースというかVR空間であるDOORやSTYLYにあるライブハウス等での作品発表と、Twitch、Youtubeでの動画配信という活動には変わりないのですが、当初想定していたTwitchでの長時間配信は止め、代わりに、週1ペースでそこに1時間程度の新

          今後の活動計画(2024年4月時点)

          アマゾンプライムお薦めビデオ③ 138:ある意味日本映画史に残る(というか残すべき)最高傑作なのでは!クラシックにしてモダンにしてポストモダン!『銀座カンカン娘』

          個人的には『ちゅらさん』『カーネーション』『あまちゃん』に並ぶNHK朝ドラの傑作であった『ブギウギ』であるが(しかし、全話しっかりと見ていたわけではないので、このドラマについては改めて見直してから書くこととしたい)、その影響もあってのことだろう、笠置シズ子氏が出演している映画『銀座カンカン娘』もアマゾンプライムビデオで公開されている。 映画に音が付いたとき、即ち「トーキー」となったとき、誰もが思い浮かべるのは、音楽、歌との組み合わせだろう。その意味で天才歌手笠置シズ子氏は映

          アマゾンプライムお薦めビデオ③ 138:ある意味日本映画史に残る(というか残すべき)最高傑作なのでは!クラシックにしてモダンにしてポストモダン!『銀座カンカン娘』

          神戸 元町。貌(かお)のいいビル達。

          先日は、神戸湾クルーズの感想を書きましたが、その後、神戸湾から、元町、中華街を経由して、三宮に戻りました。 このあたり、実に貌(かお)のいい、昔ながらの建物が今でも残っていますし、中には敢えてこのスタイルで震災後に立て直したところもあるようです。 いくつか写真を撮ったので今回は同じ趣味(=レトロビルマニア)の方々に向けて(そんなにいないかもしれませんが)それを載せます。ちなみに、ここで言う「レロトビル」とは歴史的価値を持つほどには至っていないが、このまま残していって欲しい

          神戸 元町。貌(かお)のいいビル達。

          今更ですが、神戸湾クルーズに乗ってみました。

          ちょっと神戸に用事があったのですが、急遽空き時間ができてしまい、「何しよう」、と思ったところ、ちょうど港の近くだったので、いつか乗ろうと思っていた観光用のクルーズ船に乗ってみることにしました。時間にして45分ほどの周遊コースで、海から見る神戸はまた一味違います。ちなみにお値段は大人1500円です。 意外かもしれませんが、神戸はかつてのラグビーの名門社会人チーム「神戸製鋼」があったように、実は重工業の街でもあったりもします(ちなみに、今でも「神戸製鋼」の流れを引き継ぐラグビー

          今更ですが、神戸湾クルーズに乗ってみました。

          「Webcam motion capture」が更にアップデートしました!

          「Webcam motion capture」が更にアップデートしました!。 今回のアップデートではなんと全身キャプチャーに対応!つまりフルトラッキングができるようになりました。 ただ、Webカメラで全身を移すには、広角カメラでも2メートル程度の距離は必要。日本の狭い住宅事情では、そこがつらいところですね。 でも指の動きなど細かいところもさらに改善されているので、もちろん上半身のみでも、十分です。全体的にも動きが更に滑らかになりました。 ということで、こんなVJビデオ

          「Webcam motion capture」が更にアップデートしました!