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Clusterで音楽ライブを開催してみて考えたこと(宣伝も兼ねて)

基本的に毎週日曜の午後1時からCluster上のこちらのワールドで自作曲によるライブというかレイブ/クラブイベントを開催しています。(追記:2022年10月現在、こちらのイベントは休止中で代わりに不定期にライブイベントを開催しています)

6回ほどやってみて、だいぶコツと課題が分かってきたので、ちょっとここで自分なりに反省したことをまとめてみます。なお、会場での音の出し方については、こちらに書いてあります。

実際にやってみて感じたのは、やはりワンオペでやる場合は、準備と段取りが大切だということですね。
特に私の場合はPCのDTMソフトから音を出しているので(すでに仕込んである音楽に当日の演奏を重ねるという形です)、HMDをかぶっていると基本的にはHMDの隙間を通しての手元の部分しか見えません。またしゃべりを入れようとすると、音にかき消されてしまいますし、当然HMDをかぶって演奏しているときはキーボードでコメントも打てません。当初は映像の切り替えにも手間取りましたが、ただ、これについては「画面共有」機能ができたので、基本的に映像はランダム再生で流しっぱなしにすることで対応できました。ただ、いくら野外レイブ風にしているとは言えども、やはりスクリーンでの映像と音楽だけに頼らないで、実際にアバターで出演して演奏しないと来てくれている人も盛り上がらないこともまた分かりました。アバターでの演奏をやめて映像だけにするとぱったりと人足が途絶えてしまいます。私の場合、下のリンクにあるように、ある意味特殊な音楽ですので、ライブ感がないと「なにこれ?」となってしまうのかもしれません。演奏中のしゃべりやコメントができないこととも合わせ、このイベントはこういうものですよ、というのを事前にお知らせしておく必要があるな、と感じました。

後は、会場も回数を重ねる毎に修正していきました。自分も含め楽しんでもらうのが一番なので、とにかく音が鳴り、映像が流れている空間で踊ったり、飛び跳ねたり、乗り物に乗ったりと楽しんでもらう形にしました(というか回を重ねる毎にそうなっていきました)。ただ、乗り物の一つであるヘリコプターですが、空中に止まっている状態で降りてしまうと、そのまま空中に取り残されてしまう、他の人が乗ろうと思っても乗れない、という問題がありました。それについては以下の記事をもとに改良し、人が降りたら元の位置に戻る仕掛けを作ることができましたが、しかし、着地、または飛び降りでも降りてくれればいいのですが、乗り物に乗った状態からログアウトしてしまうとやはり空中に残されたままとなってしまいます。このあたりはやはり使った後で少なくても着地して降りてもらうようお願いするしかなさそうです。

とまあ、課題も多いですが、とにかくやっていて楽しいということが一番ですし、事実楽しいです。ある意味自己満足ではありますが、それがやっている理由です。だれもが表現者になれることがいわゆるメタバースの最大の魅力ですから。おかげさまで参加者や常連の方もだんだん増えてきました。また、盛り上がる(人があつまる)時とそうでない時の波も、なんとなく分かってきました。Oculus2の充電の持ち時間が約2時間ということもあり、今後は、会場から30分ほどは音楽と映像だけにした後で、アバターが出て行っての演奏を行い、その後(バッテリーが切れた後)、30分間は会場を開放しておく、というような流れとしたいと思います。

ということで、基本的に日曜の午後の時間帯(1時開場)で開催していますので、ご都合のつく方は是非覗いてみてください。また、いずれはこの会場を使ってフェスのような形でのイベントの開催も目指しています。ということで、この手の音楽に興味のある方、実際にやっている方はご連絡いただければありがたいです。Cluster及びメタバース未経験の方でも、音楽データさえあれば大丈夫です。


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