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雨の日の石垣島の歩き方

どうも、タジです。

今回は2018年、海ちゃんが3歳のお盆休みに行った石垣島の旅行記になります。

その前の年には本島の那覇市に行ったのですが、その時買っていたガイドブックを見ていた海ちゃんが「これに乗りたい!」と水牛車を指差したので、離島が目的地になりました。笑
(※水牛車は体験できるのは竹富島です)

我が家の教育方針は実学。そして旅育です。
「まずやってみよう!」「まず行ってみよう!」の精神を大事にしています。

ところが、とても楽しみにしていた石垣島だったのですが天気に恵まれませんでした。

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これは石垣島に到着した初日に表示したお天気アプリのスクリーンショットですが、見事に旅行期間中ずっと雨。

立て続けに発生した台風の影響で天気予報はまったくアテにならず、曇り予報でも雨、雨予報でも曇り。

ときには30mmの大雨予報でも雨が降らなかったりと、綿密に立てた計画はことごとく狂わされました。

それでも臨機応変にプランを変更し、悪天候の割には石垣島を満喫することができた方ではないでしょうか。

今回はそんな雨の日の石垣島の歩き方をご紹介します。
これからの夏休みシーズン、旅行を検討されている方の参考になれば幸いです。

出発日

ホテルミヤヒラ

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ホテルは竹富島行きのフェリーターミナルに最も近いところにあるホテルミヤヒラ

石垣空港からのバスがターミナルまで出ていたので、雨でもあまり濡れることなくホテルに着くことができました。

また、中心街にあるので買い物に最適なユーグレナモールや730COURT、食事処へ歩いて行けて便利でした。

無料の駐車場があるのもありがたいですが、20台しか停められないので激戦。

私は運良く停めることができましたが、特にフロントに報告する必要もないので、宿泊者以外も停めてるんじゃないでしょうかね?

客室はリニューアルしたばかりだったので、とてもキレイでした。
ただし壁は薄く、廊下での話し声が普通に聞き取れるほど。

私の確認不足でベッドがセミダブル1台しかなく、寝相の悪い海ちゃんはベッドガードがない足元側から落ちて泣いていました。

大浴場には洗い場が6人分くらいと浴槽が1つ。
私的には十分でしたが、普段銭湯に行っている海ちゃんは「小さい!」「水風呂がない!」と怒っていました。

ちなみに大浴場に置いてあるシャンプーやリンスでは髪がギシギシになるので気をつけてください。
客室に置いてあるアメニティの方が調子良かったので、私たちはそれを大浴場へ持っていきましたが、不安な人はご自身にあったものを持参して来た方が良いでしょう。

朝食については、毎日メニューが変わるのであきずにお腹いっぱい食べられます。
メニューも豊富。ご当地グルメもたくさんあるので大満足です。

また、キッズスペースもあるので私たちはその付近に席を取り、食事を終えた海ちゃんを遊ばせていました。
ただし冷房が直で当たるところだったので寒かったです。

夜にはミニコンサートをやっていたので、お風呂上がりに鑑賞しました。

まるさ美崎店

初日の夜は、ホテルから徒歩1分の距離にある「まるさ美崎店」に行きました。

ちょうど土砂降りのタイミングだったので、近くて良かったです。

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まずは「12時間の移動お疲れ様でした!」ってことで、オリオンビールで乾杯。
妻は沖縄っぽいサワーを頼みましたが名前を忘れました。

お酒は夫婦でそれぞれ1杯のみ。
それでもお互い顔が真っ赤になるほど、お酒が飲めません。

食事はどれも美味しく、滞在中利用した他の店に比べて価格も安かったので、コスパは良いと思いました。

お会計は3人で6,868円。

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特にこの石垣牛のにぎりは美味しかった。

2日目

マエサトビーチ

この日は雨予報(しかも大雨警報)だったのですが降っておらず判断が難しかったので、室内でも楽しめるANAインターコンチネンタルのプールに行くことにしました。

しかしホテルに着いたら他のお客さんが続々とビーチの方に向かって歩いていくではありませんか。
そこで、私たちも予定を変更してマエサトビーチへ。

ちなみにプールは有料ですが海は無料。
ホテルの駐車場も無料です。

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こんな感じで厚い雲におおわれていましたが、今すぐに雨が降りそうというわけでもなく結構ギャンブルでした。

マエサトビーチでは様々なレンタル用品がありましたが、何も借りず浮き輪に空気だけ入れてもらうことに。(無料)

海はもちろんキレイ。監視員も多いので子連れには安心です。

ただし管理区域はそこまで広いわけではないので、天気が良い日で人が多いと狭く感じるかもしれませんね。

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子ども+海=海藻

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小さな貝をひろってプレゼントしてくれる海ちゃん。

有料のウォーターパークもあり楽しそうでしたが、彼女は海に入って海藻や貝を集めているだけで十分楽しいみたいです。

結局、風は強かったですが雨は降らず、ほんの一瞬でも太陽が見えた時間もあったので十分楽しむことができました。

本当に石垣の天気は予測不能です。

来夏世(くなつゆ)

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マエサトビーチの後は、人気の八重山そば屋さんへ。

予約はできませんが、マエサトビーチから真っ直ぐ向かって11:40に着いたら少し待っただけで中に入れました。前に2組ほど待っていた程度です。

ちなみに駐車場はお店の前に少しだけありますが裏手に契約駐車場があり、私が停めたときには他にも空きがありました。

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海ちゃんは夢の中へ。
海で疲れたのでしょう。

幸いにして座敷に案内してもらえたので、ゆっくりと寝かせてあげることができました。
見た感じ座敷はこの1室しかなかったような気がします。

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メニューはシンプルなので迷いません。
安かったので、私は八重山そば(大)を単品で妻は八重山そばセットを注文しました。

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結構ボリュームがあり、お腹いっぱい。

妻は店員さんにラップをもらい、セットメニューのジューシーで海ちゃん用におにぎりを作っていました。

安い、うまい、店員さんの態度も良しで大満足でした。

光楽園(ひかりらくえん)

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「来夏世」の後は妻がリサーチしたスイーツ屋さんへ。

2人ともフラッペを買い、海ちゃん用にコップをもらって3人でシェアしました。

室内の他にテラス席もあり、雨は降っていなかったので私たちはそちらへ。
他のお客さんはみんな室内で食べていました。

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晴れていれば最高のロケーションだったのですが、あいにくの天気に海ちゃんもちょっと不満気。

晴れているうちに離島に行こうと思っていたのでテイクアウトしたかったのですが「できない」と言われてしまいました。

たしかにこの容器ならテイクアウトはされたくないですよね。
ジュースの方は多分できると思います。

私の食べたパイナップルのフラッペは甘くて最高に美味しかったです。
石垣のパインの甘さは別格ですね。

妻はグァバのフラッペに練乳をかけて食べていました。
一口もらいましたがこちらも甘くて美味しかった。

「光楽園」は見通しのよい直線道路の途中に急にあらわれますので、行かれる方は私のように通り過ぎないように気をつけてください。

水牛車(竹富観光センター)

「光楽園」の後は午後から曇り予報だったのでフェリーで竹富島に行きました。
到着すると既に送迎バスが停まっていて、すぐに竹富観光センターへ移動。

観光センターの中は待合室兼お土産屋さんになっていて大混雑。

早々に水牛車の受付を済ませて、待つこと10分ほどで案内されました。

結局、曇り予報はまったく当たらず終始ザーザー雨でしたが、水牛車は屋根がかかっているので濡れませんでした。

レンタサイクルの人たちはカッパを着ていましたが、かわいそうでしたね。

水牛車には呼ばれた順に前から詰めて乗車していくのですが、私たちはあいにくの最後。
自分たちが乗っている水牛よりも後ろから追ってくる水牛ばかり見ていました。笑

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プレッシャーがすごかった。

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「水牛に乗りたい」と言っていた海ちゃんはというと、乗っている最中はこんな感じですまし顔。

割と「あれやりたい、これやりたい」「あれ欲しい、これ欲しい」という願いを叶えてあげても、期待するほどよろこびません。

クリスマスの時なんてずっと欲しいと言っていたプレゼントをあげて、よろこぶ様子をビデオに収めようとしたのですが、頼んでいた通販が届いたくらいの冷静なリアクションにガッカリしたのを覚えています。笑

でも今回もそうですが、後になって「牛さん楽しかったね」と言ってくれるので、良しとします。(ツンデレか!)

グルっと島内を回って終盤、ガイドの方が三線をひきながら歌ってくれたのですが、これがとても情緒的で良かったです。

観光センターに到着すると、水牛の前で写真撮影をしてくれます。
大きい写真は購入になりますが、小さな写真は記念品として無料でプレゼント。傘をさしている写真がイマイチだったので、購入はしませんでした。

他のお客さんの撮影が終わった後に、自分たちで撮影しようとしましたが、「危ないから近づかないで」と言われたし、雨が強く降っていたのであきらめました。

竹富島は残念ながら、水牛車だけを体験して終了。
やっぱり晴れた時に島内をレンタサイクルで周りたかったですね。

舟蔵の里

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2日目の夕食は三線と舞踊のライブが聞ける「舟蔵の里」へ。
ザーザー雨のせいで、お店の前には大きな水たまりができていました。

ご飯はどれも美味しかったですが「まるさ」よりは高いです。

それと料理が運ばれてくるのが遅いので、追加注文は控え最初にたくさん頼んでおいた方が良いでしょう。

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このお店では海ぶどうに酢味噌がついてきたのですが、付けて食べたらおいしかったです。

ちょうど食べ終わった頃に始まったライブ。

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ダンスが大好きな海ちゃんはノリノリで踊っていました。

私たちも『オリオンビール』の歌で他のお客さんと乾杯して楽しかったです。
海ちゃんは青森に帰ってきてからも歌を口ずさむほど気に入ったようでした。

レンタカーで来たので2人ともノンアルコール。

お会計は3人で6,858円でした。

3日目

石垣島鍾乳洞

3日目は朝からカヌーツアーの予定でしたが、この日も雨で残念ながらキャンセル。
そこで雨でも楽しめる定番スポットの鍾乳洞に行ってきました。

やはり雨がザーザーで外観は撮れず。

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中はこんな感じでライトアップされていてキレイでした。

ただし、洞窟の中だから雨でも大丈夫だろうと思いきや結構上から水滴が落ちてきます。

傘をさすほどではないですが服は濡れます。帽子はあった方が良いでしょう。
ちなみに私はリュックにカバーもかけました。

また、大きな水たまりもあるので靴だとびしょびしょになります。
雨量にもよると思いますが。

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鍾乳石には色んな形があり、ところどころ看板で紹介がありました。

下からニョキっと伸びている鍾乳石がお地蔵さんに見えたようで、海ちゃんが拝んでいたのが面白かったです。笑

ここでも途中で写真撮影があります。
表情も良かったし、この暗さでキレイに集合写真を撮るのは自分たちでは難しかったので今回は購入しました。

距離もあり階段もあるので出口に着くころには海ちゃんはダウン。
妻はずっとコウモリが出ないかとおびえていましたが、最後まで姿はあらわしませんでした。

やいま村

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ここも雨の日の定番スポットと言われています。
「やいま村 クーポン」で検索すれば、入場料の割引きクーポンが出てきます。

しかし、中に入ると雨が非常に強くなってきました。

てっきり濡れずに楽しめると思っていたのですが、屋根のない外を歩きそうな雰囲気だったので、入り口から入ってすぐ右手の出口から出るはめに。

滞在時間は1分程度。笑

入場券があれば再入場が可能だったので天気が回復したら出直すことにし、午後に予定していた買い物を先に済ませることにしました。

さよこの店

この日の夕食の時間が早いので、昼食は「さよこの店」のサータアンダギーで軽く済ませることになりました。
これも妻がリサーチした、口コミで評判が良いお店。

ちなみに撮影NGなので写真はありません。

着いたのが11時半ころで、駐車場が1、2台分しかないのですが、運良く停めることができたので中で食べることにしました。

さまざまな味のサータアンダギーが決まった時間で焼き上がるのですが、私たちが着いたときには「バナナ味」のみ販売。

その後も続々と焼き上がり、私は「ニガナ」と「プレーン」もいただきました。

「ニガナ」は漢字で「苦菜」と書きます。
外見は他と変わりませんが中は緑色。しかし味はまったく苦くなく、とても美味しかったです。

価格はどれも1個60円とリーズナブルで、とても満足でした。

ユーグレナモール

石垣で最も有名なショッピングモール。
アーケードがかかっているため雨の日でも濡れずに買い物をすることができます。

「さよこの店」から向かう道中で海ちゃんが寝たので、妻をユーグレナモールに置いて私たちはホテルに帰りました。

よってユーグレナモールの感想は特にありませんが、妻は定番商品が一番安かったと言っていました。

やはり石垣旅行ではかかせないスポットでしょう。

川平湾

妻の買い物を終えた頃には雨がほぼ止んだので、海ちゃんが起きてすぐに「やいま村」に向かいました。

しかしその道中、北の方角に青空が広がっているのが見えたのです。

今回の旅行でほとんど見ることがなかった青空に興奮し、急きょ予定を変更して妻が最も行きたがっていた川平湾に行ってみることになりました。

果たして川平湾は晴れているのか?それとも無駄足に終わってしまうのか?

一か八かの予定変更でしたが、私たちを迎えてくれたのは、

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この天気と絶景!

晴れほど日差しが強くなく、曇りほど暗くない、写真を撮るにはベストでした。

そして海がキレイ!
ものすごくキレイです!

去年行った本島の古宇利島もキレイでしたが、あちらはエメラルドグリーンのような鮮やかな色でした。

一方、川平湾は透明度の高いキレイさでうっとりとしてしまいます。

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これには水が大好きな海ちゃんも大興奮。

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どうぞ、どうぞ、着替えならありますから好きなだけ入ってください。

と言いたかったところですが、夕食の時間が早かったので30分ほどの滞在で後にしました。

海ちゃんは帰りたくないとグズりまくり大変でしたが、短い間でもこのキレイな海に入れたことは本当に良い思い出になりました。

そして、結局時間がなく「やいま村」には立ち寄りませんでした。

炭火焼肉 やまもと

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この日の夕食は、有名な石垣牛の焼肉屋さん「やまもと」です。

人気すぎて2ヶ月ほど前に予約の電話をしたのですが、開店直後の17時と遅い時間しか空いていないと言われ、遅いと人気のお肉は完売するらしいので17時にしました。

私たちは開店15分前に着いたのですが、駐車場で待っていたらお店の方が声をかけてくださり時間前に入店させていただきました。

壁には野球選手のサインがたくさん。
きっとキャンプで訪れて、よく利用されるのでしょうね。

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2枚目の写真がネギタン、3枚目の写真が焼きシャブですが、どちらも人気で完売になる商品。
玉ねぎを巻いてポン酢で食べるのですが、感動的な美味しさでした。

お会計は3人で13,820円。

値は張りましたが今回の旅行は天気が悪かったので、せめて美味しい物をと思いお腹いっぱい食べました。

こんな美味しいお肉は初めて食べたので、また石垣を訪れる機会があれば絶対に来たいです。

とても人気があるお店なので、とにかく早めに予約をしましょう。

おわりに

去年(2017年)のデータを調べたら、石垣島の年間日照時間は私の住んでいる青森県の町よりも短かいということを知って驚きました。

どうやら「離島=天気が良い」というのは、勝手な思い込みだったようです。
また、それだけ石垣旅行で天気に恵まれない人も多いということでしょうね。

でも、雨だからと落ち込んでいてはいけません。
何よりも大事なのは、雨でもポジティブに楽しむことです。

私たちは晴れていたらできたであろうことがイメージできるので、天気が悪いと「あれもしたかった、これもしたかった」とネガティブに考えがち。
しかし、海ちゃんは最終日「帰りたくない!」と何度も言うほど天気の悪い石垣を楽しんでいました。

彼女にとっては何もかもが新鮮で刺激的で楽しかったに違いありません。

その純粋な感性こそ、私たちが子どもに見習う部分なのでしょうね。

ちなみに、帰りに乗る飛行機を見て海ちゃんが、
「大好きなミニーちゃんの飛行機だ!」
と大よろこびしていましたが、実はそれジンベイザメだったんだよ。笑

それでは。

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