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派遣業から日本の未来を変える

皆さんは「派遣」という言葉にどんなイメージがありますか?良い印象を抱いた人は少ないのではないでしょうか。そんなネガティブな印象を持つ派遣業にこそ、日本の未来を変えるチカラがある。新しい視点があることを山内さんは教えてくださいました。


■どのようなお仕事をされていますか?


数少ない派遣業界専門の経営コンサルタントをしています。

■仕事をする理由とはなんですか?


前提として、「自分らしく、自由に働きたい」という考え方があります。
前職が軌道に乗ってきたとき、ふとこれからの日本を考えるようになり、「子供の住む将来の日本がこのままではやばい!」と感じました。日本の未来がやばいと感じた理由は様々ですが、1番の理由は生産人口が減るにもかかわらず人間は医療の発達によって死ななくなり、高齢で生きていく人が増えるため働ける人への負担が増加することでした。そんな将来図を何とかしたいという思いが強くあります。

■近いうちに訪れる日本の姿


東京や大阪などの大都市では5年で無人タクシーが走っていると思います。長距離ドライバーもそのうち必要でなくなるのではないでしょうか。
単純作業で働いている人は自動化が進むと当然仕事を失ってしまいます。パソコンの“ダブルクリック”もわからないような人たちは、一からスキルを習得する必要が出てきます。そんな彼らを救うことができるのは派遣会社しかないと思います。

■日本の教育はまるでベルトコンベア


日本の「学校から就職」までの道はまるで社会のベルトコンベアのようだと考えています。良品だけ残して不良品はラインアウトする社会。
ベルトコンベアから落とされた人の中にはアスペルガーやADHDと呼ばれる発達障害のひとたちがいます。社員になってもいろいろな原因ですぐやめてしまう。そういう人が派遣やフリーターになっている場合が多いです。でも彼らは特別な力を秘めていることが多いです。
一般的な視点と違ったり、一つの事を徹底して拘って調べたり、同じ事を繰り返したり。 
ベルトコンベアの良品な人たちは1を3にする事はできても0を1にすることは得意じゃないですが、不良品とされた人たちの中には0から1を生み出す可能性がある人が一定数いると思っています。
1000人に1人は社長になる人材が、5000~1万人に1人は次世代の孫正義になる人材がいるのではないかと本気で考えています。

■派遣会社の役割


派遣法という法律があり、そこには派遣会社が派遣社員にキャリアコンサルティングを実施する義務があります。また、1年で8時間以上、3年以上の期間にわたり、無料で教育を受けられ、かつ教育を受けると給与を貰える制度が派遣にはあります。これも派遣会社には義務なのです。なので、派遣社員の人がスキルアップをしていく制度や方法がしっかりそろっているんです。

■派遣はネガティブな言葉じゃない!


昔、「派遣切り」や「派遣村」などの言葉が流行し、派遣=ネガティブな印象がついてしまいました。私のミッションは「派遣」の良い部分を世の中に広めることです。そうすることで、スキルのない労働者や社会のベルトコンベアから落とされたような人を救いたいと思っています。そうする事で未来の日本の生産性が上がり、よりいい国になると思っているからです。


現在はコンサルタントとしてバリバリ活躍されている山内さんですが、大学卒業後は様々な理由から「ひきこもり・ニート」として過ごされていたとお聞きし、素直に驚きました。
ひきこもり・ニートについてのお話を聞いていると、「物事は考え方次第で“強力な武器”になる」いうことを強く感じました。中でも“人生をRPGゲーム”に例えておっしゃった次の内容はとても印象的でした。「世の中には約95%の戦士が存在している。その多くは剣を振ることでスムーズにゲームが進む。しかし魔法使いや弓使いは、剣を振ってもゲームは進まない。敵が死なずに前に進まなくなる。何が言いたいかというと、自分の特性に合った武器やスキルで敵と戦うことがとても大切なことなんです。」

山内さんの引きニート時代について気になった方は、下記リンクから「人生なんてロープレだぜ!」の記事をご覧ください!

今回、取材をさせていただいた方
■氏名:山内 栄人さま
■企業:株式会社人材ビジネス経営研究所
■役職:代表取締役兼 代表経営コンサルタント


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