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ママが自分らしく生きれる社会をめざして主婦から起業

■ はじめに

 NPO法人ホッピング理事長をはじめ、二児のママ、保育士、幼稚園教諭、キャリアコンサルタント、自分史活用アドバイザーなど…数多くの肩書をお持ちの貫名茜(上田茜)さんにお話をお伺いすることができました。

 この記事を読んでいただければ、どんな立場や状況であっても1歩踏み出せば明日は変えられる、ということがわかるのではないでしょうか?

■ 団体を設立されたきっかけとは?


 当時(25)一児の母親として育児をしていましたが、行政の育児支援イベントに参加するも何か違和感を覚えていました。イベントが無料で開催されていることに疑問を抱き、調べてみると行政事業であることがわかりました。「こんな母親たちが受け身なイベントではなく、母親主体で母親目線の面白いイベントを開催したい」という思いをひそかに抱いていました。

 時を同じくして、ママ友の多くが輝かしいキャリアを持ちながらも、子育てに埋もれて生かせていない現状を知りました。当時、育児と仕事に挟まれ悩んでも、相談できるような場所はありませんでした。そこで考えた構想は“子育てから社会復帰までひとつの場所で相談ができる高層ビル”でした。そのビルの一階には子育て広場があり、二階にはママ友が話し合える場所やカフェがあり、もっと上の階にはママが再就職に関する相談やスキルアップできる場所がある・・・そんな施設にあこがれを抱いていました。


 時の内閣総理大臣「鳩山由紀夫氏」は社会起業家をより多く生み出すため、社会起業家支援をしていました。私の抱える悩み、ママ達の悩みは社会課題なのではないか?と考え、「社会的企業創業支援ファンド」に応募した結果…採択されたので、それから活動を本格化させました。 

 メンターである人に「まずはたくさんの共感者を集めなさい」と言われ、それまで一言も起業について話したことのなかったママ友や周りの人から共感者を見つけていきました。そしてたくさんの仲間が集まり、ファンドの支援金200万円と貯金の200万円を創業費として、ただの主婦から起業をしました


■ どんな社会をめざしていますか?

 多様な制限により家庭にとどまっている人を地域へ送り出す。地域で送り出した人を社会へ送り出す。自分のペースでソフトランディングしていけるように、これはママだけにとどまらず、いろんな人にかかわってくると思います。自分らしくいきいきしている人を増やすことが目標です。また、“いきいき”の定義は人によって違うので定義付けなくていいと考えています。

■ やりがいを感じ、うれしかったのはどのような時ですか?

 こどもに働いているところを見せることができ、こどもに「理事長は偉いさん」だと認識されていることが嬉しいです。やりがいは常にあります。自分で考えた企画をすぐに実行でき、ホッピングに関わるみんなと取り組んでいることが嬉しいと思うこと。

■ ご自身を客観的にみるとどのような方ですか?

嫌なことを言われてもすぐ忘れることができます!

前しかみえない超ポジティブです!

お金のイメージは持っているのですが、会計管理は苦手です…。

■ これからの世の中に一言!

 変だと疑問に思うことが大切なのではないでしょうか?また、これからは“モノ商品消費”ではなく“コト消費”という、無形サービスのニーズをくみ取り作ることが求められてくるのではないかと思います!

■ インタビューをさせていただいた学生の感想

 取材させていただいたときは妊娠されていたのですが、そんな中でも取材を受けて下さり本当にありがとうございました。
 一番印象に残っている場面は、名刺を三枚いただいた時でした。「これからは肩書がいくつもあるのが普通の世の中になる」というお話を聞いて、一つのことに縛られない考え方を持ちたいと強く思いました。

■ 今回取材をさせていただいた方

NPO法人ホッピング

理事  貫名 茜(上田 茜)様


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