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口当たりが良くて機能性も兼ね備えた、嬉しいマスクを届けたい…。そんな気持ちで編みました。

夜風がお肌に心地よい、とても過ごしやすい季節になりましたね。朝晩の冷えに腹巻きを使っていますとのお声もお店で頂戴し、とても喜んでおります。こんばんは。プラスニドです。


いつの間にか必需品となったマスク

今日はすっかり生活必需品となってしまったマスクのお話です。2020年マスクはあっという間に品薄となり、国からは家庭や企業に2枚、小さなマスクが送られてくるまでに騒動が大きくなりましたね…。

この間、さまざまなマスクが販売され、色々と買って試した方、非常に多いと思います。その中でも不織布マスクでお肌が荒れに荒れてガサガサになっているとお悩みの方、多くありませんか。


気付けばマスクでお肌が荒れていた…

布とは名ばかりで非常に荒く、お肌の荒れに大きく貢献してしまう厄介なものなのですが、このご時世マスクをしておかなければいけないので仕方ない…と我慢なさってたと思います。


私たちは「オーガニックコットンでマスクを編む」、までは思いつきましたが、「コットンマスク」では「不織布マスク」と比べて効果が薄いとされてきました。(国は布マスクを送ってきたのに変な話ではあります…。)


不織布をずっとお肌に当て続けるのはとてもお肌に悪い…オーガニックコットンマスクならお肌に当たっても非常に心地よくお肌が荒れることもない…でも不織布マスクより効果がない……堂々巡りでどちらかに決める事は非常に難しい選択でした…。


オーガニックコットンなのに、「不織布マスクと同等の性能」を目指して。

ただの布マスクだと機能性が弱いという弱点克服に挑みました。



職人さんとの打ち合わせ時、しっかりした厚みを2枚重ねてはどうかとの案が出て作ってみたもののやはり「通気性が良すぎる」ことから却下!でも肌さわりは当然、オーガニックコットンなので最高なんです。


なんとか、この肌触りを残したまま、不織布マスクと同等に花粉やウイルスを通しにくい性能を持たせられないか、悩みに悩みました。


もちろん、不織布を口とマスクの間に入れていただくことも考えましたが、喋りにくい…すぐにズレてしまう…製品化はとても難しいものでした。多くの女性は化粧水や美容液にこだわり、お肌のお手入れには気を遣っています。だからこそ、「お肌に当たるマスクの質にもこだわるべき」という考えから、製品化への気持ちがさらに強くなりました。


そしてポケットの完成へ…。

不織布を挟めるようにすることで、肌さわりと機能性の両立が可能に。


マスク部分を2枚重ねにすることで、「もっちり感」が生まれました。裏面には防臭素材を使用し細かい部分にこだわりました。

そしてこの2枚を綺麗に縫い付け、不織布を挟めるポケットへと昇華。するとお肌に当たった際の感触は良いまま、さらに口とお鼻周りにはしっかり不織布が重なる…一石二鳥、とても良いマスクが出来上がりました。プラスニドではこの形を製品化することにしました。


耳に当たる部分も縫い目なし、柔らかく。

自身でマスクをしている時、耳の部分がヒリヒリと痛くなることに対して嫌悪感を抱いていました。そこも一気に縫い目なしで切り抜き、チクチク感をなくし、オーガニックコットンの肌あたりを感じていただく設計にしました。とても自信がある部分でもあります。


色はフードテキスタイルで染める!

廃棄するお花や食材で染めました。

オーガニックコットンはとても綺麗な生成り色なのですが、その1色だけではワクワク感が足りないなと感じていました。ただでさえこのご時世で心が沈みがちでしたから。そんな時、とても良い染料を見つけたのです。それは「フードテキスタイル。」廃棄予定の食材やお花を染料として再利用した染料なんですよ。コーヒーやルイボスティー、さくらなど、とても色鮮やかな5色を加え、全部で6色に。


このご時世、ただマスクが売れるから…売れるだろう…といった安易な考えでマスクを編んだのではなく、化粧水や美容液にこだわりをを無駄にしない肌当たりの良いマスクを、不織布マスクと同じ性能でお届けしたい!少しでもワクワクする気持ちでお出かけしてほしい!という気持ちを込めて編み上げました。

不織布マスクと比べるともちろん高価です。毎回洗って少しづつお顔にフィットする感覚もお楽しみただき、素敵な毎日をお過ごしいただければ幸いです。




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