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新社会人へ。辛さを乗り切るために

イントロダクション


学生時代と社会人生活は全く違います。
おそらく本日入社式の方がほとんどで、本格的な勤務は明日からの方がほとんどかと思います。
しかし、その次の日からの勤務。
わたしは何の心構えもできておらず、しかも希望していた部署でもなくて、ものすごいショックで体調を崩しました。
しかし休めません。
耐えながらいきなりOJTに突入しました。
泣きたくなりました。でも泣いてもどうしようもないので耐えました。

こういう人は少なくありません。バイトとも違う。たとえば今まで「社員さん」に任せてきた面倒ごと。それが全部自分の仕事です。
そこで、この記事では、私の経験をもとに、学生時代と社会人生活の主な違いを紹介します。社会人生活を始めるにあたって、心構えや準備に役立てていただければ幸いです。

1.時間管理の違い


まず拘束時間の意味合いが全く異なります。学生時代は授業の時間割が中心で、受け身でした。しかし社会人は通常、決められた勤務時間内に仕事をこなす必要があります。ノルマ、と言い換えてもよいでしょう。時間内に決められた仕事以上の結果を求められるのです。

また、学生時代は比較的自由な時間が多かったと思います。例えば昼休み。何もかも忘れて気の合った友達とワイワイ楽しんでいたと思います。しかし社会人は仕事が優先されます。相性が合わない上司に仕事がらみの話をされながらランチ、休みの時間も仕事に拘束されます。しかしこれが「社会人の昼休み」です。仕事後は、親睦のためと銘打った「仕事上の飲み会」が待っています。

2.時間管理の責任


学生時代は主に自分の時間管理に責任を持てば良かったわけです。しかし社会人は時間管理に責任が伴います。ノルマの達成や取引先との約束などです。時間内に終わらせなければならない。学生時代の、延び延びにしたレポートの提出などとは違うのです。

学生時代は試験や学期など比較的短いスパンでの時間管理が中心だったと思いますが、社会人は年単位で動くこともあります。たとえば長期的なプロジェクトや年間計画です。単位が足りなくなりかけて、慌てて授業に出席するようなことにはできないのです。

3.人間関係の違い


まず、学生時代は付き合う人のレベルや親密度で人間関係を自分でコントロールすることができました。しかし社会人は嫌いな人、苦手な人ともコミュニケーションをとらなくてはなりません。いくら合わなくても、同じ仕事をしている「仲間」なのです。

良好な職場の人間関係を築くためのコツとしては、積極的なコミュニケーションです。他にもコツがあるとは思いますが、筆者としてはそれで乗り切りました。もちろん非常にストレスがかかります。しかし「そうしなければ職場という最小コミュニティの中ですら立場がなくなる」のです。

4.学びの違い


学生時代、どんな気持ちで資格を取りましたか。
「就職や進学に『有利』だから…と、そんな曖昧なゴールを設定していたと思います。しかし、社会人となっては全く意味合いが異なってきます。
「社会人として成長し続けるための自己啓発のための資格」となります。資格が増えればできる仕事が増えます。給与も上がることが多いでしょう。資格がゴールではなく、スタートになるのです。
では資格を取ろう、ぜひ取ろうと勇む新社会人の方、ちょっとお待ちを。どんな資格が自分に向いているのか、また仕事にどう生かせるかを熟考してとる資格を絞ってください。でないと、時間と労力の無駄になってしまいます。

5.ストレス管理の違い

学生の時にも、当然ストレスはあります。しかし、社会人になって感じるストレスはその比ではありません。ストレスによる業務スピードの低下や勤怠に至るまで、すべて「給与」につながっていきます。
給与とはすなわちお金です。お金は命に直結します。ならば、いかにしてストレスを軽減させるか。これも社会人の仕事の一つです。

・効果的なストレス管理方法「10分瞑想」

筆者がお勧めしたいのは「10分瞑想」です。
10分なら続けられそう、そう思う方もいらっしゃると思います。
たとえば女性なら、パックをしている時間などです。
やり方をご紹介しますね。
静かで落ち着いた場所を見つける まず、静かで落ち着いた場所を見つけましょう。部屋の中でも、公園でも、自分がリラックスできる場所なら大丈夫です。

  1. 姿勢を整える 床に座るか、椅子に座ります。背筋を伸ばし、肩の力を抜いて、リラックスした姿勢を取ります。手は膝の上に置くか、軽く組みます。

  2. 目を閉じる ゆっくりと目を閉じ、外からの刺激を遮断します。

  3. 呼吸に意識を向ける 自然な呼吸に意識を向けます。息を吸うときも吐くときも、鼻から出入りする空気の流れを感じましょう。

  4. 雑念にとらわれない 瞑想中に雑念が浮かんでも、それに気を取られずに、ゆっくりと呼吸に意識を戻します。雑念は自然に通り過ぎていくものだと捉えましょう。

  5. ゆっくりと目を開ける 10分ほど経ったら、ゆっくりと目を開けます。急に動き出さず、しばらくその場で静かに座っていましょう。

毎日続けることで、集中力が高まり、ストレスへの耐性がつきます。また仕事の時に集中して取り組みやすくなります。朝起きてすぐや、仕事の合間、寝る前など、自分の生活リズムに合わせて取り入れてみてください。
自室でやるなら、キャンドルセラピーやアロマテラピーを取り入れるのもとても良いですね。通販で安く手に入り、かつ男性にも抵抗がないのは柑橘類、たとえば甘めの香りで安らげる、スイートオレンジやマンダリンの精油です。ティッシュペーパーに数滴たらして、枕元に置いて寝るのも気持ちいいですよ。

まとめ


学生時代が懐かしい…などと思う新入社員も少なくありません。エイプリルフールの長期休暇のあと、どうしても出社できなくなり退職してしまう現象を「五月病」などと呼んでいた時代もありました。

厚い皮に覆われていた幼虫やさなぎから、社会人として羽化して羽ばたくときのまだ肌寒い気温はつらいと思います。ですが、この肌に直接あたるようになった空気こそが、本当の世界なのです。
この「本当の世界」に、長い幼虫時代を経て、鳥に食べられることなくさなぎになり、立派に羽化して飛び立つことができたのは、素晴らしいことでもあります。

最初は何もかも戸惑いの連続かもしれません。しかし悪いことばかりではなかったと、そう思える日がきっときます。
明日から皆さんが迎える社会人としての本当の第一歩に、心からのエールを送ります!


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