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婚活にも影響のある「世代間トラウマ」とは


こんばんは~
皆さんいかがお過ごしでしょうか。

最近は体力の低下によりもう、新生児かというくらい長い睡眠をとっています。
季節の変わり目、皆さんもご自愛くださいね。


さて今日は「世代間トラウマ」についてです。

言葉のままの意味ですが、どういったもので、また婚活にはどのような影響があるのかを詳しく解説していきます。


世代間トラウマ:親から子への影響

今の多くの若者だけでなく3、40代の人々が、自らの親が毒親であることや毒親の可能性があることについて悩んでいます。
ただこれは単なる毒親の存在だけでなく、世代間トラウマの影響も考慮すべきだそうです。

私たちの親または祖父母の世代は、家父長制の時代
この時代では、性別による役割分担やジェンダーロールが強く、女性は「よき娘」「よき妻」「よき母」としての役割が重んじられました。
いまもこの考えが深く根付いている地域やご家庭もあることでしょう。
そのため、母親や祖母世代が子供に対して重要視しているのは、個人の幸せよりも、性別に応じた役割や振る舞いです。

これは、家族内の価値観や行動パターンが世代を超えて伝わる「世代間トラウマ」の一例にすぎません。
世代間トラウマとは、ある世代が経験したトラウマが次の世代に影響を及ぼす現象であり、その結果、不安やうつ病、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの症状が見られることがあります。

心理学者のニコール・レペラ博士によれば、家族内のトラウマはしばしば無視され、「当たり前」や「普通」として受け入れられていますが、これらのトラウマは子供たちにも影響を与え、彼らが成長して自己認識を深める際に問題を引き起こす可能性があるそうです。

繰り返される「世代間トラウマ」どうすれば?

世代間トラウマの兆候は、自己価値の低さや不安感、疎外感、うつ、感情の麻痺などがあります。これらの感情に悩まされている場合は、専門家のサポートを受けることも重要です。

世代間トラウマを克服するためには、自己認識を深めることが不可欠です。具体的には、自己観察、家族のパターンの認識、トリガーの認識と呼吸法の学習、境界線の引き方の練習、個人の興味や趣味の発見、そしてインナーチャイルドとの対話が挙げられます。

更年期世代の親たちは、前世代のジェンダーロールや家父長制の影響を受けている可能性が高く、それが子供たちに影響を及ぼす可能性があります。しかし、この事実を認識し、自らのトラウマを癒すことが重要です。また、子供たちにも同じトラウマが引き継がれないようにするために、自己認識と治療のプロセスを進めることが必要です。

世代間トラウマは無視されがちな問題ですが、その影響は深刻です。自己認識と専門家のサポートを通じて、このトラウマを克服し、健康的な家族関係を築くことができるでしょう。


どうしても家族間においての不和は多かれ少なかれ生じるもの。

すこし堅い話になってしまいましたが、世代間トラウマに悩む方の役に立てばうれしいです🐈

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