Fire HD 8は普通に使えるタブレット
個人的には、iPadがタブレット最強だと思ってiPad Air 3やiPad Pro(11インチ M1)を普段使ってい ます。
そこにFire HD 8(第12世代)を買い足して検証してみました。現在の価格は1万5,000円弱です。
Fire HDには7、8、10とあり、8と10にはPlusというちょっとハイスペックバージョンがラインナップされています。
今回は一番中間的なポジションの8インチ、通常版のFire HD 8を購入レビューしてみました。
結果的にはタブレットして、Fire HD 8は十分に使えることがわかりました。
十分使えるとは
正直、性能の比較をすると最廉価のiPadと比較してもFire HD 8は4分の1程度しか処理性能はありません。
なので、実際に両方を同時に使うと速度差は歴然としていて、iPadで作業したほうがいいのは間違いないです。
しかし、タブレットとしての利用方法としてコンテンツ消費、例えば読書や動画視聴に関して言えばiPadでもFire HDでも大差ありません。
もちろん細かな違いとしてFire HD 8にはGoogle Playが入らないためYouTubeの公式アプリがなかったりします。
そのおかげで再生や検索はできるのですが、公式アプリのように再生中にほかの動画を検索することなどはできなかったりします。
とはいえ、比べさえしなければFire HD 8でもストレスになることはほとんどないです。
一応ブラウジングやZoomなども動作し、キーボードとマウスでの作業は問題なくできます。
Amazon系のアプリ(Kindleやプライムビデオなど)は、価格の割にしっかりしたステレオスピーカーの力もあって快適です。
私は使わないですが、Alexaを利用しておられる場合はShowモードを使って「EchoShow」のような使い方もできます。
このようにコンテンツ消費マシンと割り切ったとき、Fire HD 8は十分使える製品でした。
確かにiPadと比べるといろいろ劣りはしますが、明確な差別化がされるのは次の点だけ(極端に言えば)かもしれません。
iPadの強みはApple Pencilと豊富なアプリ
iPadのようにApplePencilを使ってデザインや創作をしたりする作業はFire HDタブレットでは不可能です。
このペン入力の強さがiPadの魅力の一つであって、Amazon Fire HDやPCなどと差が出るポイントです。
それに加えて、Apple純正アプリやiPadOSに最適化されたアプリの量と質も強みです。
書類へのペン入力やデザイン、その他優秀なアプリケーションなど利用用途が明確ならiPadは強力な選択肢です。
もし、そうではなく「タブレットって便利そうだな」くらいの感覚ならiPadの3分の1程度の価格で手に入るFire HDタブレットは結構最適解です。
ちょっと雑な言い回しになってしまいますがFire HDは、タブレット初心者のお試し的にはちょうどいい端末と言えそうです。
購入時の注意点
Amazonに課金しているか
Fire HDタブレットの真価を発揮するのは「Amazonプライム」やその他の課金を行っているかにかなりかかってきます。
Amazonに課金していれば、使い勝手は良いなと感じますし、不満は出にくいでしょう。
また、最近改悪された「Amazon Music」も、なぜかFire HD 8では普通にプレイリストを再生出来て、早送りなども今のところ制限なく可能です。
(※そもそも完全ランダム再生になったAmazon Musicアプリの使いにくさはどうかしていますが)
逆にAmazonにそれほど傾倒していない場合は、一応動くけど使えるアプリがほとんどない湛増…という印象になるかもです。
どうしても使いたいアプリがあるか?
以上のことを踏まえると購入前には必ず、Amazonアプリストアをチェックしてからが良いです!
特に使いたいアプリは検索をかけて、実際にFire HDで動いているかを確認するのがいいと思います。
結論
基本的には良いタブレットです。価格が上がってしまったのがちょっと厳しいところですが、未だにコスパは高いですね。
安いとはいえ1万円を超える買い物なので、下調べをしてから手を出すのが無難ですね。
そして、最近のスマホほどの処理速度は求めないことが大切になります。
実機を使った詳細レビュー(主に細かいデメリット等)を私のブログの方で行っています。
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