Intel N100が強い「CHUWI GemiBook Xpro」が地味に良い
最近友人が購入してくれたPC(私が強引におすすめした)のCHUWI GemiBook Xproのレビューをしてみました。
ざっくりと結論から言えば、Amazonで3万円台で買えてしまうPCの中では十分使い物になる製品でした。
CPU Intel N100の性能が結構高い
今までの経験上で新品3万円のノートPCで使い物になるもの(ストレスなく動作してくれる製品)はほぼ無い。と感じていました。
ところが、今回のAlder Lake(第12世代Intel)CPUであるN100というCeleronやPentiumの後継CPUは一味違いました。
ベンチマークスコア(CINEBENCH R23)ではシングル800くらい、マルチで3000くらいを記録。
このスペック的には第8世代Intel Core i5のノートPC用くらいの性能です。つまりは5年くらい前のミドルスペッククラスと同レベル。
正直、これくらいの性能があれば事務的な作業には必要十分すぎるレベルです。6WのTDPも地味に凄い低消費電力。
当然、最新のCore i3やi5などと比べれば半分以下の性能ではあるものの、価格を考えれば十分。(最新Coreシリーズでは10万円コース)
重い画像や動画編集などに利用しなければ、全然問題なくストレスフリーで作業できます。
メモリ8GB、SSD256GB
Windows 11ではメモリ利用率が上がっているとはいえ、8GBあればとりあえずはOK。そしてSATA接続だけどSSD256GBも十分かなー。
CPU性能とメモリ、ストレージ容量などのバランス的にはほんとに適当なPCとしてちょうど良いんですね。
ディスプレイや筐体も普通にいい感じ
ディスプレイは14.1インチ、フルHD解像度(1920×1080)のIPS液晶を搭載してくれているのも実用的です。
視野角や色域も、ものすごい良いわけではないですが十分かなーという感じで、180°ディスプレイが倒れるのも地味に良い。
PCのスタイルは超薄型というわけではないけれど、2cm以内で収めていて野暮ったくはなくてデザインもいい感じ。
全体は金属的な表面処理をしてくれているけれど、おそらくプラスチック製ですね。
それでもやはり価格を考えれば満足できるデザインや質感で、CHUWIのロゴも主張しすぎない。
問題点はキーボードがUS配列なこと
恐らく、人によって致命的な欠点となるのはキーボードの配列でしょう。
現状で日本語(JIS)配列は販売されておらず、英語(US)配列のみとなっています。
日本語配列で完全に慣れておられる場合や、ほかのPCがすべて日本語配列な場合などはNGかもしれません。
US配列については、EnterやBackspaceのサイズや記号キーの位置が異なることなどはまだ許せる範囲でしょう。
ただ、日本語⇔英語への切り替えが「Alt+`(ESCの下のキー)」であることが面倒です。
私は「CapsLock」にこれを割り当てるためにPowerToysというアプリを利用しました。(友人のPCにインストールしてレクチャーしました)
日本語⇔英語切り替えや、そのほかさらに詳しくは私のブログ記事にも書いているので参照していただければと思います。
CHUWI GemiBook Xproは、キーボードの配列を除けばライトな用途や、サブ機としての利用などにぴったりなPCで非常にコスパも高い製品でした。
私の勧めで購入し、ついでにレビューまでさせてくれた友人に感謝しています。(案件などでは全くありません)
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