アップル・トゥ・アップル比較(Apple to Apple)

(プロマネ亭コラム#22)
 リンゴの品評会をしているのにおいいしそうなパイナップルを持ってきて、こっちの方がいいなんて言っている訳の分からない人もたまにはいます。米国では比較対象にならないものを比較することについて、Apple to Appleの比較をしようという警句があります。
 同じように競合製品の比較分析において、A社の高級機種とB社の中級機種を比較しても意味はありません。競合製品の比較をするためには同じ価格帯同士の機能比較をすることで自社製品の競争力の優劣を判定することができます。これは当り前のことのようですが、ベースとなる条件が異なっているものを比較分析する過ちは意外と多いものです。また、他人の目をあざむくために恣意的に違うもの同士を比較するような人には要注意です。


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