メンバーの個人活動紹介 Vol.5 ~初プロボノ体験記~

はじめまして。
ソーシャル・プロジェクトマネジメント研究会の長野です。

皆さん、『プロボノ』ってご存じですか?
ラテン語で「公共善のために」を意味する"pro bono publico" の略語で、自身の職務スキルや知識を活かしたボランティア活動のことです。
この記事では、プロボノに初参画した経緯とそこで得たものについてお話ししたいと思います。

1.きっかけ

「会社という組織の枠組みの中で細々とキャリアを重ねてきたけれども、子育てもひと段落したことだし、これからは社会と向き合おう。まずはその道の先輩方に囲まれて、勉強から始めよう。」
研究会に入会したきっかけはそんな感じだったと思います。

研究会では、研究会員のつながりを通じて大小さまざまな団体の活動への参加機会があります。
その一つに、東北プロボノプロジェクトがありました。
社会課題に取り組む東北の事業者を支援するという、たった1.5ヶ月の超短期オンラインプロジェクトです。
この期間であれば可能かもしれないとサイトを覗いたところ、気になるプロジェクトに出会いました。

山形県の老舗企業西谷が、災害で被災した方々の不安や悩みを踏まえて「防災ボックス」という商品を作りました。これを山形、東北だけでなく、地震の多発している首都圏にも届けたいというのです。
必ず大地震は来ると言われながら、首都圏で暮らし続ける私にとって、防災はまさに自分の問題。
事業者の商品コンセプトにも深く共感でき、これは参加せねばと、プロボノ活動がはじまりました。

2.活動

業界も年齢も職歴も、全く異なる5人のメンバーが集まりました。
一致しているのは、事業者に共感し、目標達成のために知恵を絞ろうとしていることだけです。

プロジェクトに提示されたお題は二つ。

① 防災ボックスの首都圏におけるニーズ調査
② イベント開催による、事業者の想いの伝達と防災意識の醸成


さて、それは具体的に、誰に対して何をどうすることなのか???
事業者の方がとても明るく、積極的な方だったこともあり、チームの話し合いは最初から最後まで和気あいあいと進みました。

仕事で遂行するプロジェクトと違うのは、全員自発的に集まったメンバーであり、ボランティアだということ。この活動にかけられる時間もタイミングもみんなバラバラなので、お互いを信じて、作業は個人にドンと任せるしかありません。最初のうちは戸惑いもありましたが、やるべきことがはっきりしてくると、各々が自走し始める感じがとても印象的でした。

結果的に、アンケートやデスクトップリサーチを駆使した市場調査と、親子参加OKの子育て世代向けオンライン防災イベントを賑やかに開催し、事業者から感謝の言葉をいただきました。

3.振り返り

参加して良かったこと
「専門性など何もないし、人に教えられるようなことも特にない」と思っていたけれど、実際活動を始めてみると、過去に経験したことの中に使える知識は詰まってました。仕事だけでなく、日常生活やかつて勉強したことの中にもありました。
プロボノに参加することで、自分の興味や特性・スキルというものを再発見させてもらったと思います。

参加して大変だったこと
各自のSNSでどんどん拡散しましょう!!と言われて、SNSを持っていない私は時代遅れ感を再認識。。。あと、夜や週末に作業をすることになるので、同居する家族の理解は大事です。

4.さいごに

企業の垣根を越えて社会貢献に携わってみたい方、知らない自分を発見したい方、忘れていた自分を再発見したい方。。。

このブログを読んだことが、きっとご縁です。
あれこれ考えるより、まずはやってみましょう!

以上

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