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フォニックスを学んだ息子たち

彼らは幼稚園で年少時からフォニックスを学び、その効果に目を見張るものがありました。なぜ日本の公立学校でフォニックスを積極的に取り入れないのか、その理由について考えることも少なくありません。
今日は小1の息子と小3の息子の学習成果についてお伝えしたいと思います。彼らがフォニックスを学んだ後、どのような変化が見られたのか、そしてそれが彼らの英語力に与えた影響についてご紹介します。

*息子たちが通った幼稚園の過去記事です。




フォニックスとは

フォニックスとは英語の音声と文字の関係を学ぶ方法です。具体的には、英語の単語や文章を音の組み合わせ(音節)や音素(音の最小単位)に分解し、それぞれの音に対応する文字(アルファベット)を学ぶことを指します。

フォニックスを学ぶことによって、子供たちは英単語を音で解読し、正しい発音やスペルを身につけることができると言われています。例えば、「cat」という単語をフォニックス的に学ぶと、/k/ /æ/ /t/ という3つの音素に分解し、それぞれに対応する「c」「a」「t」という文字を組み合わせることで、正しい発音とスペルを理解できます。

知らない言葉も自在に読み解く

忘れられない出来事の一つが、長男が年長に進んだ頃のことです。ある日私が何気なく近くにある「Panasonic」のロゴを指差し、「これなんて書いてあるの?」と尋ねました。私は驚きました。なんと長男はその文字を読み取っていたのです。しかもネイティブスピーカーのような発音で。私が普通に「パナソニック」と発音するのとははっきりと異なるものでした。もちろんその時長男が「Panasonic」というメーカー名を知っているはずはありません。この経験はフォニックスを学んだことが、長男の英語力にどのような影響を与えたのかを示してくれる証拠でした。

単語のスペルは音で解く

英語のワークブックで単語の穴埋め問題を解くときです。そのワークブックもフォニックス用に作成されているのか、音素で分解されたパーツを組み合わせて解くという問題になっています。また、ヒントには単語を表す絵が描かれています。小1になった次男を観察していると、彼は驚くべきことに単語を自ら分解し正しい発音をして問題を解いているのです。単語をひたすら書いて覚えてきた私にとって、これはまさに驚きの連続です。

この現象は、私たちが耳で「ねこ」と聞こえれば「ね/こ」とひらがなで書けるのと同じ原理なのでしょうか?息子たちがフォニックスを学ぶことで、言葉のスペルが音で解けるようになっているのかもしれません。彼らは単語を音のパーツに分解し、それぞれの音を正確に表現することで正しいスペルを見つけ出しているのです。

フォニックスの学習は、単語を音素の組み合わせとして理解し、スペルを解読する力を育むことにつながっているようです。息子たちの自然な学習プロセスに驚嘆しながら、私もフォニックスの力が言語習得に与える影響を改めて感じるのです。

小3になって

残念ながら、子供たちは忘れるスピードも速いものです。小学校に進学してからも週3回、幼稚園に英語学習のため通っていたのですが、日本語の比重が増えるにつれて長男はフォニックスの一部を忘れかけてきました。追い討ちをかけるように小2からはローマ字学習も始まり、それが彼らに少なからず影響を与えているのではないかと、私は個人的に考えています。
そして今現在インターに通う息子たち、長男についてはもう一度しっかりフォニックスを習わせようかと検討中です。

フォニックスは、初めて英語を学ぶ子供たちにとって重要な基礎スキルです。それを習得することで読解力やスペル能力が向上し、より自信を持って英語を使うことができるようになります。またフォニックスの学習は、英語の単語や文章を自分で解読できる力を養うため、学習の基盤となる重要な要素と言えます。

それではまた!

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